入魂のショパン! 予習スペシャル2!
16/04/11
今夜もお聴きいただきありがとうございます。
今週も、5月4日に東京オペラシティ・コンサートホールで行う横山さんのリサイタル
「入魂のショパン2016」の予習スペシャル!をお送りしました。
このリサイタルの第1部と2部は、ピアノ協奏曲などオーケストラと共演するために書かれた作品を、
ピアノ・ソロ・バージョンでつづけて5曲演奏する予定です。
そして、第3部から第5部は、
作品番号6番から25番までほぼ番号順に演奏します。
それらの作品が作られたのはショパンの20代前半、
たった5年ほどでどのように円熟したのか、演奏とお話もまじえてお届けします。
今夜は、今回、後半に演奏される3曲を、2014年の「入魂のショパン」からお聴きいただきました。
毎年TOKYOFMが録音している貴重なライブ音源です!
M1 ショパン 《4つのマズルカ op.6》より第1曲
M 2 ショパン 《華麗なる変奏曲 変ロ長調 op.12》
M 3 ショパン 《バラード 第1番 ト短調op.23》
演奏、横山幸雄(ピアノ)
いずれも、2014年5月3日「入魂のショパン2014」、東京オペラシティ・コンサートホールでのライブ録音。
ショパンは、1830年20歳になり、祖国ポーランドを離れて、ウィーン経由でパリに向かいます。
「4つのマズルカ Op.6」は、パリでの生活もなかなか安定しない1832年までに完成。
このころは、10代のころからの作品をブラッシュアップしたものも多いそうです。
「華麗なる変奏曲 変ロ長調 op.12」は、1833年の作品。
ようやくパリに慣れてきたころで、パリの華やかさが感じられます。
「バラード 第1番 ト短調op.23」は、1831年から1835年、もっとも長い時間推敲した作品と言われます。
ショパンは、ワルシャワを離れて、ウィーンでワルシャワ蜂起の知らせをうけました。
そのころ着手したと言われます。音楽史上、最初のバラードと位置付けられます。
5月4日「入魂のショパン2016」 プログラムは・・・
<第3部> 午後4時開演予定
4つのマズルカ Op.6
5つのマズルカ Op.7
3つのノクターン Op.9
12のエチュード Op.10
<第4部> 午後6時開演予定
華麗なる変奏曲 変ロ長調 Op.12
3つのノクターン Op.15
序奏とロンド 変ホ長調 Op.16
4つのマズルカ Op.17
ワルツ第1番 変ホ長調 Op.18「華麗なる大円舞曲」
序奏とボレロ ハ長調 Op.19
スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22
<第5部> 19:40開演予定
バラード第1番 ト短調 Op.23
4つのマズルカ Op.24
12のエチュード Op.25
終演は21時30分ごろ、会場は東京オペラシティ・コンサートホールです。
ぜひお越しください!