ON AIR REPORT オンエアレポート

今夜はハンガリー特集!

15/12/14


今夜もお聴きいただきありがとうございました!
今夜は、ハンガリーの作曲家に注目しました!

ハンガリーは、中央ヨーロッパに位置する国で、2012年から正式名称は「Magyarországマジャロルサーグ」といいます。
今夜はハンガリーの作曲家として代表的な三人、フランツ・リストと、バルトーク、コダーイに焦点を当てて、作品をご紹介しました。

M1 リスト 《3つの演奏会用練習曲》から第3曲「ため息」
ピアノ:横山幸雄 、アルバム「La campanella 〜 The Virtuoso Pieces」より

M2 バルトーク《2台のピアノと打楽器のためのソナタ》より第1楽章
ピアノ:カティア・ラベック、マリエル・ラベック、打楽器:シルヴィオ・グァルダ、ジャン=ピエールドゥルーエ

M3 コダーイ《ハンガリー民謡ロンド》
チェロ:ミクローシュ・ペレーニ、ピアノ:デーネシュ・ヴァーリョン

リストは、ハンガリー出身として有名ですが、音楽の教育を受けたのも活動の場もドイツやパリでした。
でも、1875年に祖国にブダペスト王立音楽院(リスト音楽院)を設立したり、
ハンガリーの飢饉のためのチャリティーコンサートで祖国に貢献しています。

その王立音楽院で学んだバルトーク。
この曲を、横山さんは2度演奏したことがあり、とても難しく
入念なリハーサルが必要です、とのことです。

20世紀に入り、バルトークやコダーイがハンガリーをはじめとする各地の民族音楽を収集、研究。
農民たちのあいだで歌い継がれてきた音楽が紹介されるようになります。
バルトークやコダーイも自身の創作源となりました。

18世紀後半から19世紀にハイドン、モーツアルト、ベートーヴェン、ブラームス、リストたちが
「ハンガリー風」として残した作品の数々・・それらは複雑な歴史をもつハンガリーで生まれた
ジプシー(ロマ)の音楽の影響をうけたもので、バルトークやコダーイが研究した民族音楽とは異なるものであることが
彼らの作品をきくと伝わってきますね。