ON AIR REPORT オンエアレポート

CELVIANO Grand Hybrid で「悲愴ソナタ」を。

15/12/07


本日もお聞きいただきありがとうございます!

今週から番組は、Casio のCELVIANO Grand Hybrid にご提供いただき、
毎月1曲、横山幸雄さんがCELVIANO Grand Hybrid で演奏します。
この番組だけで聴けるプレミアムな演奏をお楽しみに。

記念すべき第一回の今夜は、
ベートーヴェン作曲「ピアノソナタ 第8番 悲愴」より第一楽章をお送りしました。

横山さんにとって、音楽の世界にとって、あまりにも重要な作曲家・ベートーヴェン。
12月はベートーヴェンの生まれた月ですので、初期の作品に注目しました。

M1 ベートーヴェン作曲 《ピアノソナタ 第8番 悲愴》 より第一楽章 
     横山幸雄(CELVIANO Grand Hybrid ベルリン・グランドの音色によるスタジオライブ録音)

M2 ベートーヴェン作曲 《七重奏曲》作品20より第2楽章
     ベルリン・フィルハーモニー八重奏団員

M3 ベートーヴェン作曲 《交響曲第1番ハ長調》作品から第1楽章
     ヘルベルト・ブロムシュテット指揮、サンフランシスコ交響楽団

ベートーヴェンは1770年12月17日生まれ(受洗)。
<悲愴ソナタ>は、1797年から1798年、20代後半に作曲されました。
この当時から耳の不調への不安を抱え、「悲劇的な大きなソナタ」と自ら名付けた作品です。

そして、<七重奏曲 作品20>と、<交響曲第1番 ハ長調 作品21>は、
1799年から1800年にかけて作曲。20代最後のベートーヴェンは、
1800年4月2日、初めて自ら主催する演奏会をウィーン・ブルク劇場で行い、
この2曲もここで初演されました。

当時は、<七重奏曲>のほうが人気を博したそうです。
<交響曲第一番>は、ベートーヴェンの実験性、いたずら心が感じられ、
どちらも、若々しさが感じられるはつらつとした作品です、と横山さんはおっしゃっていました。

来週は、リストの故郷、ハンガリーの音楽に注目します!