10月4日は、10月生まれの作曲家、ポール・デュカ特集!
15/10/04
こんばんは、今週もお聞きいただきありがとうございます。
今週は、10月生まれの作曲家の中から、10月1日生まれのフランスの作曲家、ポール・デュカ(1865-1935)を特集しました。
今年は生誕150年です。
M1 デュカ作曲『魔法使いの弟子』/指揮:シャルル・デュトワ、モントリオール交響楽団
M2 デュカ作曲「ピアノ・ソナタ 変ホ短調」より第4楽章/ピアノ:マルク=アンドレ・アムラン
M3 デュカ作曲、バレエ音楽『ラ・ペリ』/指揮:アルミン・ジョルダン指揮、スイス・ロマンド管弦楽団
デュカの生涯
1865年、パリに生まれる。
1882年、パリ国立音楽院に入学、ピアノ、和声、作曲を学ぶ。
1888年、カンタータ『ヴェレダ』がローマ賞の第二等主席に入選
1889年、パリ国立音楽院をはなれ、1891年まで軍務に就く
1897年、国民音楽協会で作曲家自身の指揮によって『魔法使いの弟子』を初演、大絶賛される
1907年、オペラ『アリアーヌと青ひげ』
1912年、バレエ音楽『ラ・ペリ』
1935年、パリで死去
M2のピアノソナタは、当時のフランスでは、このような伝統的なピアノ・ソナタを敢えて書く作曲家は少なかったこともあり、「ベートーヴェン以降のもっとも美しいピアノ・ソナタ」とまで賞賛されていますが、たいへん難しく、弾くのに勇気がいる作品だそうです。
完璧主義で、破り捨ててしまった作品も多く、M3も、危うく葬り去られるところを友人が救ったのでした。ドビュッシーとは、お互いによき理解者であり続けたそうです。