木は育つまでに時間がかかる。自分は完成した森の姿を見ることができないだろうに、未来の人たちのため、ひたすらどんぐりを埋めていった男の凄さ。小川さんはその行為の尊さを語られていました。森を作るほどの木を植えることは、現代に生きる私たちにとって難しい行動ですが、その大切さを語るこの本を種として、未来に生きる子供の心に植えていく…。これは一つ、今すぐ実行できることではないでしょうか。細い線、やさしい色合い、心温まる雰囲気。お子さんと一緒に絵本版の「木を植えた男」、手にとってみてはいかがでしょう。(アシスタント:藤丸由華) |