メッセージ
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『こころ』から出発し、『こころ』に終着したメロディアスライブラリー。ついにこの日を迎えてしまいました。第一回の放送時には「登場人物みんなどうなったのか結末がない!」と怒っていた私ですが、約16年後の再読では、読者に想像の余地が大きく残されていたことに感動。小川さんも伏線をあえて回収しない漱石の凄さ、勇気に感嘆していました。さて番組終了をお知らせしてからというもの、大量のメッセージが届いて止まりません。どれも心のこもった温かいものばかりで、涙をにじませながら1通1通大切に読ませていただいています。色々な趣味の中でも読書というのはソロ活動的なものなので、この番組がちょっと珍しい“本好き”が気軽に集える場であったのでしょうか。だとしたら大変光栄なことです。私たちも「きっといつかどこかで」と再会を願っていますので、その時までは本を通じて心でつながっていましょう。長きにわたり番組を愛してくださってありがとうございました。それでは、また!
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2023年03月19日
川端康成『禽獣』
2023年03月12日
シェイクスピア『ヴェニスの商人』
2023年03月05日
ラウラ・今井・メッシーナ『天国への電話』
2023年02月26日
スチュアート・ダイベック『荒廃地域』

アーカイブ
『ゴールドベルク変奏曲』より「アリア」/J.S.バッハ作曲、グレン・グールド(ピアノ)
夏目漱石の「草枕」を愛読していたカナダのピアニスト、グレン・グールド。番組では彼の演奏もたびたびお送りしました。
SHAME-君を汚したのは誰/佐野元春
「人間はみな自分で自分を恥じる気持ちに耐えながら生きているのかもしれません」と小川さん。佐野元春さんは、番組にゲストに来てくださったこともある思い出深いアーティストです。
 
今まで紹介した作品
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