VOL.316「京綿菓子」
京都屈指の観光地・嵐山に5年前オープンした、
京綿菓子専門店「zarame」。
「まず、もらって、“なにこれ?”みたいな。
テイクアウトの綿菓子をみたら、
“えー、こんなに大きいの?“ってみんなびっくりするんですよ。
それで、棒付きの綿菓子を渡す瞬間、だれもが笑顔になるんです。」
そう教えてくれたのは、「zarame」の代表、能勢雅子(のせ・まさこ)さん。
「zarame」の綿菓子は、顔がすっぽり隠れるほどの大きさが特徴です。
そして、さまざまあるフレーバーには、
綿八ッ橋、京抹茶ラテ、桜みるくなど、
京都らしい雅なネーミングがつけられています。
綿菓子の砂糖には、独自に開発したザラメを使い、
トッピングは、京都産の抹茶や、丹波産のきな粉など、
国産のオーガニックな素材にこだわっています。
さらに、綿菓子の棒には、京都産の竹を活用。
地域に群生する竹林を維持するために、
必要な間伐材を使って、環境保全への取り組みにも一役買っています。
以前、航空会社に勤めていたという能勢さん。
仕事を通じて、いろんな国の観光地やお土産などを見てきた経験から、
京都の、そして、日本独自の文化を、いつか世界に発信したいと考えていました。
そして辿り着いたのが、
幼少時代、お祭りの縁日で買ってもらっていた綿菓子でした。
「子供も大人も、すごく喜んでくれるんです。
それがお土産でもあって、京都を感じられたり、日本を感じられたり、
おじいちゃんおばあちゃんだったら“懐かしい”とか、
若い子たちにとっては、“こんな綿菓子たべたことない”とか、
そういった驚きと喜びを届けられたらなって思っています。」
お店でテイクアウトはもちろん、
小箱に入った可愛らしいギフトは、オンラインストアから購入して楽しめます。
能勢さんこだわりの綿菓子「zarame」で、
懐かしくて新しい、日本の、京都の文化を感じてみてはいかがですか?