Vol.73 「竹水鉄砲合戦」 愛知県
今日の話題は、徳川家康公生誕の地、愛知県の岡崎市で生まれた「竹水鉄砲合戦」です。
竹を使って水鉄砲を作り、ヘルメットの上につけた金魚すくい等で使用されるポイを撃ち合い
ながら、2チームで相手陣地の的を撃ち合うスポーツです。
そもそも、岡崎市内に多くある竹を活かすために考案されたこのスポーツ、
参加者は、材料を揃えて切るところから始めます。
「竹水鉄砲合戦」の考案者であり、普及に取り組む、
NPO法人「全日本竹水鉄砲合戦協会」、浅見志貴雄(あさみ・しきお)さんに伺いました。
「竹水鉄砲合戦の楽しさは、自分で作って競技が出来る、っていうことだと思います。
皆さん、本当に嬉しそうな顔をしていますし、
これから試合だというようなところのワクワク感が魅力だと思っています。」
まずは自分で作る。それから遊ぶ。
だからこそ楽しさも倍増する「竹水鉄砲」なのですが、解決したいのは、実は”環境問題”。
「いまの山は、非常に厳しい現状だと思っています。
竹がですね、スギやヒノキの植林してあるところにどんどんどんどん広がって、
立ち枯れしたりとか、非常に悪い環境になっているということで、
森林についても、あまり価値が見込まれないような時代ですが、
竹水鉄砲合戦を通じて竹の消費が生まれることで、森林がきれいになっていくことを
願っています。」
竹水鉄砲が広がることで、森林の価値を高め、子供たちも楽しめる。
そして、それ見ているお父さんやお母さんも嬉しそうな顔になる・・・。
ハッピーのスパイラルがいつまでも続きますように。