TOKYO FMをはじめとするJFN38局が2010年から開催しているFM FESTIVAL「未来授業~明日の日本人たちへ~」。日本人はどのようにアイデンティティを確立していけばよいのか?歴史学者の北川智子、放送作家・脚本家の小山薫堂、分子生物学者の福岡伸一、解剖学者の養老孟司による特別授業を載録した電子書籍版新書全4巻を刊行します。
「プリズムの複眼視点で歴史を考える」
ベストセラー「ハーバード白熱日本史教室」の著者で、ハーバード大学で3年連続ティーチングアワードを受賞した歴史学者、北川智子先生の日本での特別公開授業(2012年11月2日、TOKYO FMホール)を載録した電子書籍版新書
目次
一時限 歴史を時間割で考える
二時限 日本史と世界史の違い
三時限 日本史と世界史の融合
四時限 プリズムの視点で歴史叙述を考える
歴史の答えはひとつでない
「参加し、体感する」独特のアクティブ・ラーニング手法
「Storytelling」を体感することで生まれる、歴史を学ぶ重要性に説得力
北川智子 プロフィール
歴史学者。2009年から3年間、ハーバード大学で日本史のクラス「Lady Samurai」と「Kyoto」を教え、3年連続でティーチングアワード受賞。
また2012年度「思い出に残る教授」に選出される。
現在は、英国ケンブリッジにあるニーダム研究所を拠点とし、アイザック・ニュートン数理科学研究所のジュニアメンバーとして、数学史を研究している。
著書に、ベストセラー『ハーバード白熱日本史教室』、『世界基準で夢をかなえる私の勉強法』、最新刊『異国のヴィジョン 世界のなかの日本史へ』等。
「くまモンの人気の秘密」はこれだ!
放送作家で脚本家の小山薫堂先生が、自身の出身地の熊本でくまモンを語る
特別公開授業(2012年10月31日、熊本市現代美術館アートロフト)を載録した電子書籍版新書
目次
一時限 「アイデアの種」を見つけよ。
二時限 日常のなかにある「あなたの幸せが私の幸せ」
三時限 くまモンに「和」の心を学ぶ
四時限 タイミングを見極め、人生のオールを漕ぐ
くまモンに和の心を学ぶ
アイデアの種は「もったいない!」から
「あなたの幸せが私の幸せ」
「和ませる」「和らげる」「和える」・・くまモンの3大要素
誰もが持っている「人生のオール」
小山薫堂 プロフィール
放送作家、脚本家、東北芸術工科大学デザイン工学部企画構想学科学科長、同大教授。日本大学芸術学部在学中より放送作家として活動。『カノッサの屈辱』、『料理の鉄人』、『世界遺産』など革新的な番組を多数手がける。2008年に公開された映画『おくりびと』で初めて映画脚本に携わり、第81回アカデミー賞外国語映画賞受賞。活動の場は幅広く、メディア関係以外にも、企業の顧問や地域アドバイザーなどとしても活躍。著書に『考えないヒント』、『もったいない主義』、『人を喜ばせるということ』、『社会を動かす企画術』、『つながる技術』ほか多数。
「あなたは本人であることを証明できますか?」
ベストセラー『動的平衡』の著者、分子生物学者の福岡伸一先生の特別公開授業(2012年10月29日、京都大学芝蘭会館山内ホール)を載録した電子書籍版新書
目次
一時限 あなたは何人で何人種?
二時限 あなたは、ご本人様ですか?
三時限 私という存在を決めるもの。
母校京都大学での特別授業
福岡伸一VS京都の大学生との徹底討論
人種の「種」は生物学的な意味の「種/ではない
自分が自分であるという思い込みは幻想なのか?
10年前の私と今日の私は生物学的には全く別のもの
関係性の中で規定される存在~動的平衡で考える
「私たちのこの世界のなかに不変なものは、実は何もない。だからこそ、何か不変なものを心の拠り所にして、私たちは生きていくわけです。(中略)つまり、いろんなことは変わりうるんだ、変えてもいいんだ、というのはひとつの希望だともいえると思うんですね」
福岡 伸一 プロフィール
生物学者、青山学院大学教授。サントリー学芸賞を受賞したベストセラー『生物と無生物のあいだ』、『動的平衡』など、「生命とは何か」をわか りやすく解説した著作を数多く著している。ほかに『フェルメール 光の王国』、自身の読書歴を綴った『福岡ハカセの本棚』、『生命の逆襲』など。最新刊に『やわらか
な生命』。
「好きなことをやりたかったら、やらなくちゃいけないことを好きになること」
仕事をすること、生きることのヒント満載。解剖学者、養老孟司先生のユーモア溢れる公開授業(2012年11月2日、TOKYO FMホール)を載録した電子書籍版新書
目次
一時限 好きな仕事と、仕事を好きになること。
二時限 意識と行動。
三時限 人間と自然のバランス
四時限 未来を変える選択
質疑応答
仕事を変えるか、自分を変えるかの選択。自分を変えて、仕事を好きだと思い込んだほうがいい
自分の意思で物事を決めたと思い込んでいるが、本当のことは分からない
現代人に欠けている花鳥風月。花鳥風月で広がる世界
人間関係だけに幸せを託すことの危うさ
養老 孟司 プロフィール
解剖学者。東京大学名誉教授。解剖学研究を進める中で、言語表現に関心を持つようになり、活動の場を評論、エッセイの執筆など文学的領域へ広げている。2003年のベストセラー第1位になり、流行語大賞を受賞した『バカの壁』をはじめ、『涼しい脳味噌』、『虫目とアニ眼』、『養老孟司の<逆さメガネ>』他、著書多数。
対応機器
「Amazon Kindle Store」 (対応デバイス:Kindle端末、iPhone、iPad、iPod Touch、android携帯、androidタブレット)
「紀伊國屋書店Kinoppy」(対応デバイス:iPhone、iPad、iPod Touch、android携帯、androidタブレット、Windows PC、Mac)
「honto 電子書籍ストア」 (対応デバイス:iPhone、iPad、iPod Touch、android携帯、androidタブレット、Windows PC)
「楽天koboイーブックストア」 (対応デバイス:kobo Touch、iPhone、iPad、iPod Touch、android携帯、androidタブレット)
※ご利用方法、必要なアプリ、電子書籍用機器のバージョン等は、必ず各電子書店の情報をお確かめの上でご購入ください。
FMフェスティバルとは、全国のJFN加盟全FM局が結集し、全国のFMリスナーがひとつとなる日として、若者リスナーと一緒に1972年より毎年実施してきたFMメディアの祭典です。2010年度からは、未来を担う若者たち生きるヒントを届けたいという思いのもと、『知の未来授業』を開講しています。この『知の未来授業』とは、各専門分野で日本の第一線で活躍し、時代のオピニオンリーダーである“知の先達”が大学生と真剣に向き合い、直接議論を交わしながら行う1回限りの公開授業。2011年2月、2011年10月、2012年11月と、3回目にわたって実施しています。
Webサイト http://www.tfm.co.jp/fes/index.html
Podcast http://www.tfm.co.jp/podcasts/future/