5月21日  サカナクション山口一郎 先生来校!!
 『僕の初めての挑戦』

"音で学ぶ・音を学ぶ・音に学ぶ"
SCHOOL OF LOCK! の音学(おんがく)の講師

サカナクション
山口一郎 先生来校!!


新曲『僕と花』を生放送教室に届けてくれます!
この『僕と花』は、サカナクション初のドラマタイアップ曲という、山口先生にとって大きな "初めての挑戦" 。

そこで、今夜の生放送教室の授業テーマは…『僕の初めての挑戦』
最近、君が「思いきって挑んだこと」「今までの自分を変えるために挑戦したこと」「初めてチャレンジしたこと」…などを学校掲示板やメールで書き込んでほしい。
どんな想いで挑んだのか、その気持ちを教えてくれ!

SCHOOL OF LOCK!
とーやま校長「今日の朝起きて…金環日食見たのかいーー!?」

よしだ教頭「みんな学校がありましたから、ほとんどの生徒はちゃんと起きてたんじゃないですか?」

今日は、部分日食や金環日食が全国の色んなところで見えました!
掲示板にも「見ましたー!」って書き込みが沢山っ!!

よしだ教頭も、昨日急いで日食グラスを買って見たんだって!

SCHOOL OF LOCK!
よしだ教頭「東京でも見えましたよ! 曇りだったんですけど、雲の隙間から見えたり…!あの日みんなが同じ太陽を見上げてたわけですよ」

とーやま校長「すごく綺麗だった…だろうね…」

よしだ教頭「…だろうね!?(笑)」

とーやま校長「俺…見てないんだよ…(汗)」

ちゃんと目覚まし時計を7時にセットしたのに、起きたら9時半だった…という、とーやま校長(笑) もったいないーーッ!!

SCHOOL OF LOCK!
よしだ教頭が言っていたとおり、東京でも綺麗な金環日食が見えました〜!
写真は少しボヤけてしまっているけど(汗)、実際はすごく綺麗なリングになったぞ!!

金環日食も部分日食もあっという間だったけど、みんながワクワクした素敵な月曜の朝になったね。

SCHOOL OF LOCK!
今夜のSCHOOL OF LOCK!は、我が校の "音を学ぶ" と書いて音学の講師! サカナクション・山口一郎先生が生放送教室に登場ーーーーッ!!

サカナクション先生は、これまで何度もゲスト講師として生放送教室に来てくれていたけど、この4月からは毎週月曜日の授業を担当!
毎週「宿題」が出るという、我が校で今 一番 "授業っぽい" 授業(笑)をしてくれています!!

サカナクション先生といえば、来週5月30日にニューシングル『僕と花』をリリース!!
この曲は、なんとサカナクション先生初のドラマタイアップソング。

山口先生は、「サカナクション」が「ドラマ」の「主題歌」を「歌う」ということが、非常に大きな挑戦だった…とのこと。

今夜はそのへんのお話も聴いていきたいんだけど…生徒からも『僕の初めての挑戦』というテーマでメッセージを募集します!
"僕の" と書いているけど、もちろん女子もOK!

生徒の君が、「最近思い切って挑んだ挑戦」「今までの自分を変えるためにチャレンジした事」などを教えてほしい。
「どんな気持ちで挑戦したのか?」という意気込みも教えてください!

そして!先週、サカナLOCKS!で出ていた宿題『山口一郎先生へのメッセージ』も待っているぞーー!!

SCHOOL OF LOCK!
生放送教室には…我が校の、音楽の講師!
サカナクション山口一郎先生!!!!!!

山口先生「いつもお世話になっております。サカナクションの山口一郎でございます」

なんだか今日は、大人な挨拶で登場した山口先生!

よしだ教頭「本当に出来る先生感が出てますねぇ」

山口先生「いやいや、今日は上司のお二人の点数を稼いでおかなきゃと思って…」

とーやま校長「いやいやいや!そんな権限僕らにないですよ(笑) いつも『サカナLOCKS!』の授業も、楽しく聴いております!」

山口先生「僕は音楽が大好きですから、その面白さを皆さんに上手に伝えていけたらな…と思って、頑張らせていただいております」

SCHOOL OF LOCK!
毎週月曜日、『サカナLOCKS!』の授業では、ここまで話してもいいの!? という内容が多いのですが…

山口先生「音楽って手で表せないし、目で見えないから、なかなか伝わりにくいと思うんです。そこで僕が話すことで、より音楽の面白さを理解してもらえるかなと思って」

最近ではTwitterなどが広まり、ミュージシャンがどんな音楽を聴いているか、何を考えているのかがわかるようになった。
これはもう隠す必要はないとのことで、生徒にもっともっと知ってもらおうとの思いから、色んなことを話してくれるんだそう…!

とーやま校長「実際、隠さずに話すということで、反応はどうですか?」

山口先生「事務所の社長に怒られますね」

とーやま校長「えっ!?」

山口先生「ちょっと喋りすぎだとか…でもそこは何とかしてますね」

よしだ教頭「うーん!怒られたことも教えてくれるんですね(笑)」

山口先生「言っていくことは大事だと思って…(笑)」

『サカナLOCKS!』を聴いている生徒からの反応は…!?

山口先生「授業が終わってからTwitterや掲示板を見てみると、 "それ知ってたけど、本当にそうなんだ" という反応があると嬉しいですね。確証を得たというか」

とーやま校長「俺達も嬉しいよね! それを知って、今までの曲も "そういうことだったんだ" ってわかるし」

山口先生「サカナクションだけじゃなくて、ミュージシャンの音楽もどういう風に作っているかっていうのが垣間見れると、もっと音楽を好きになってもらえるんじゃないかな、と思いますね」

SCHOOL OF LOCK!
サカナクション先生は、来週、5月30日にニューシングル『僕と花』をリリース!
この曲は、SCHOOL OF LOCK!でも初フルオンエアーさせていただきました!
さらに、サカナクション先生初のドラマタイアップソング!

とーやま校長「ドラマのタイアップソングということで、今までと違う環境での曲作りになったかと思うのですが…」

山口先生「僕が音楽をやり始めて何も知らなかった頃、ドラマの主題歌を作るミュージシャンは敵だったんですよ。そこに対するカウンターでありたいと思って音楽をやってきたし、今もそうだけど、それを飛び越えてみて経験することによって、初めて批評出来るなと思って挑戦しました。
でも、難しかったですね。今までは自分達のための曲だったけど、ドラマの一部になる作品を共有している感覚になりますから…。とんでもない曲を作ってしまったら、依頼してくれたドラマ関係者の人にも申し訳ないことになるし。やってて、1つの良い要素になりました」

ちなみに! ドラマのタイアップ曲を作る事についての授業は、来週の『サカナLOCKS!』で詳しくお届けするらしいぞーー!

とーやま校長「先ほど聞いた話の、さらに深い話!来週の授業で期待しております!!!!」

SCHOOL OF LOCK!
さあ!今夜は生徒から『僕の初めての挑戦』というテーマで、メッセージを募集しておりました!
この生徒はどんな挑戦を…!!??

RN まっすー 山形県 15歳 男

とーやま校長「早速なんだけど、お前が初めて挑戦したいことは!?」

まっすー「彼女とのファーストキスです」

とーやま校長「ちょちょちょちょ…(汗)!!! まずは彼女のことを聞こうか…!彼女と付き合って…?」

まっすー「1年8ヶ月です」

山口先生「長いねぇ!」

とーやま校長「中学時代から付き合って、今までなかったんだ?」

まっすー「なかったんです」

山口先生「溜めたねぇ…!」

よしだ教頭「行動に移れなかったんだよな(笑)」

まっすー「はい、何も出来なくて…(笑)」

中学生の頃は、部活が忙しかったり、周りの目が気になって一歩前に進むことが出来なかったとのこと。
それが今回、なぜ挑戦しようと思ったのか…!

まっすー「やっぱり高校生という、新たなレベルになって…」

山口先生「(笑) ここまでの気持ちはすごくピュアですよ!」

SCHOOL OF LOCK!
ゴールデンウィーク最終日。
お互い休みが取れたので、デートすることに!
目一杯楽しんだ後、彼女を家まで送り…

まっすー「とにかく気まずかったんですけど…人生で最大のチャレンジをしました。自分から "キスしていいかな?" みたいな」

山口先生「家の前で?」

まっすー「はい、で "いいよ" って言ってやりました」

とーやま校長「最後ザツ(笑)!それで、どうだった!?」

まっすー「ファーストキスは "レモン味" ってよく聞くけど、自分にとっては "桃味" です(照) 甘かったです…(嬉)」

山口先生「いいなぁ…。彼女もファーストキス?」

まっすー「はい」

山口先生「最高だね」

とーやま校長「この話を元に、曲とか出来るかもしれませんね!」

山口先生「そうですね。でもねー…、ちょっとムカつくかな(笑) ズルいね、こういう経験」

とーやま校長「やっぱりアレですか?学生時代は…?」

山口先生「あんまり興味なかった。年とってから興味出てきたから、タチ悪いですね(笑)」

とーやま校長「挑戦したことで、何か変わった?」

まっすー「キスという高い壁を越えたことによって、一皮剥けたというか、大人になりました」

山口先生「素晴らしいと思います。ファーストキスは絶対に覚えてるからね。最高のエピソードじゃん! ピュアだし真面目だし、頑張ったよ!」

これからも、彼女と仲良くしてくれ!
ファーストキス、おめでとう!!!!!!

SCHOOL OF LOCK!
いつもならここからは『サカナLOCKS!』の時間ですが…今夜は、生放送教室からいつもの授業をお届け!

よしだ教頭「じゃあ今夜は僕たち2人も、一緒に音学の授業に参加しましょう!」

とーやま校長「俺たち、宿題提出してないけど…大丈夫かな?(汗)」

山口先生「えぇー、それでは授業を始めます!」

SCHOOL OF LOCK!
先週「曲順」の授業をやりまして、生徒から届いた宿題を採点しているうちに時間になってしまいました。
今回は、その "模範回答" をお伝えしていきます。

季節は5月末、サカナクションが出演する架空の野外フェス「たそがれロックフェスティバル2012」。
出番は、夕方18時から18時半の、まさに日が落ちる時間帯。持ち時間は30分。
サカナクションの前に登場するバンドは「Base Ball Bear」、後に登場するのが「BUMP OF CHICKEN」です。

そして! 先週、山口先生が言っていた、今回の選曲で選んではいけない "NG曲" は…『years』『ナイトフィッシングイズグッド』『フクロウ』『三日月サンセット』の4曲でした…!!

よしだ教頭「何でそもそも、NG曲を選択肢に入れたのかということですよ」

山口先生「ここは幼稚園じゃないから! 学校だから!!」

よしだ教頭「す、すいません…!(汗)」

とーやま校長「だけど、これ…ひっかけだよな〜」

山口先生「そこ! うるさい!!(笑)」

SCHOOL OF LOCK!
それでは、山口先生の模範回答を発表していきます!
1曲目は、先週の『サカナLOCKS!』の授業でも発表しましたが…この曲!!

『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』

山口先生「なぜこの曲を1曲目にしたかというと、僕たちの中でも一番ヒットした曲、そして一番の直近のシングル曲なので、 "聴いた事がある" という反応を得られるのではないかなと」

とーやま校長「掴みには最適だと…!」

山口先生「そうです!この曲でBUMP OF CHICKENを待ってるお客さんたちのハートを掴み、2曲目に行くわけですが…2曲目で重要なのは、お客さんのスイッチを入れる!」

とーやま校長「 "スイッチを入れる" ! これ、メモしとかないと…!」

お客さんが盛り上がるための "スイッチ" を入れる2曲目とは…?

『セントレイ』

とーやま校長「これは入りますね〜!」

山口先生「『バッハの〜』は、BPMがちょっとだけ遅めなんですね。なので、その後にテンポが速い『セントレイ』という曲が来ると、お客さんのテンションが一気に上がるわけです。しかも重要なのは、セントレイの入り口! "ニンニキニキニキ!!ニンニキニキニキ!!" 」

とーやま校長「ちょっと待ってください(笑) 伊東四朗さんじゃないですよね?(笑) 僕の中では "ピーピッピピーピー" っていうイメージなんですけど…」

山口先生「違います! "ニンニキニキニキ!!ニンニキニキニキ!!" です(笑) これでスイッチを入れておいて…3曲目は "一体感" ですね」

演奏しているサカナクション先生とお客さんが繋がる3曲目は!

『仮面の街』

山口先生「このサビで、お客さんと一緒に歌うんです!そして実はBPMも速いので、ちょっと高揚した気持ちが引き続くわけです」

とーやま校長「なるほど。たしかに、『セントレイ』のほうが曲調は強いイメージがありますけど、実はずっと体で鳴っていて…!」

山口先生「そうです。焦らしながら連れて行く、そして一緒に歌い…重要なのは4曲目なんですが! "Base Ball Bear" "BUMP OF CHICKEN" と、バンド形態のバンドが続いてますよね?つまり、お客さんはバンドを観に来てるんですよ。そのバンドのフォーマットを、ここで壊す必要があるんですね」

ということで、バンドのフォーマットを壊す4曲目が…!

『DocumentaRy』

とーやま校長「説得力がすごい…!!」

山口先生「僕らのインスト曲です。この曲で僕たちは、5人横並びになってラップトップで演奏するので、楽器を置いてしまいます!そこで、バンドを観に来たお客さんたちの気持ちを切り替えて、ひきつけるわけです」

よしだ教頭「見え方がバンドじゃなくなりますからね」

山口先生「そしてここからが怒涛の流れになります! 楽器を捨てた僕らがまた楽器を持つということは、ものすごくテンションを上げていかないと、お客さんの心を "ガシ掴み" できません」

とーやま校長 & よしだ教頭「 "ガシ" 掴み…!!」

SCHOOL OF LOCK!
そんな、お客さんの心をガシ掴みする5曲目!

『ルーキー』

山口先生「ライブでは、前半で "太鼓" を使ってるんです。フォーマットを崩したところから、まず太鼓というフォーマットを加えて、 "まだフォーマットが崩れてるんじゃないか" と思わせながら、曲中でバンドに戻る。そして、盛り上がってピークが来て… "ここで終わってもいいんじゃないか" というところで、まだまだ終わらせない! というサカナクションの "技法" ですね」

よしだ教頭「 "技法" って言っちゃうんですね(笑)」

ここでまだまだ終わらせない6曲目が…

『アルクアラウンド』

とーやま校長「いや〜ヤバイ!!」

よしだ教頭「このフェス行きたい!(笑)」

山口先生「ここで僕たちの中でも代表曲の『アルクアラウンド』を持ってくる、と。
実は、『ルーキー』よりも『アルクアラウンド』のほうが遅いんですね。なので、ずっと速いテンポで来たのに、ちょっとテンポが落ちると、耳が歌を聴くようになって、『アルクアラウンド』を演奏したことが強調されるんです」

とーやま校長「流れずにズシンと届けられる、と! すごい!!」

山口先生「そして、ここで一気に締める曲! 次のBUMP OF CHICKENにプレッシャーを与えなければならない!(笑)」

とーやま校長「そこ、強調しますか?(笑)」

山口先生「大事なので!(笑)」

締めに相応しいラスト7曲目は!!!!

『アイデンティティ』

とーやま校長「出た!!」

山口先生「お客さんとも歌えるし、曲としても盛り上がる、締めに相応しい曲!」

SCHOOL OF LOCK!
ということで!
山口先生の曲順の模範回答は…

1.『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』
2.『セントレイ』
3.『仮面の街』
4.『DocumentaRy』
5.『ルーキー』
6.『アルクアラウンド』
7.『アイデンティティ』


全7曲MCなしで、合計時間が29分39秒。
これが、山口先生の模範回答です!

ここで、山口先生からこんな注意点が…!

山口先生「今回気をつけなければならなかったポイントは、説明の段階で "盛り上げて→落として→盛り上げる" と言っていましたが…30分なので、それは必要ありません!!!!盛り上げきるのがベスト!!」

とーやま校長「いやいや…!最初にそう言ってたので、それを元にみんなやってたんですよ…」

山口先生「ひっかけですね。全てを信じないで、自分の感性を元に考えるのが大事ですね」

とーやま校長「あと… "MCなし" !? MCの話もされてましたよね…? 何で最初に色々とほのめかしたんですか…!」

山口先生「授業ですから!自分で考える能力をつけるための授業なんです!
僕らの前がトークの上手いBase Ball Bearで、僕らの後は音楽のためになるお話をしてくださるBUMP OF CHICKENさんなので、僕らは音で伝えるんだと! 短い時間の中で1曲でも多くやろうということで、MCを排除したわけです」

さて、今回もすごくタメになる授業をしてくれた山口先生。

とーやま校長「今の話を聴いて、これからフェスやツアーがある中で、セットリストが楽しみになりましたよ!」

山口先生「あぁ…そうなんですね…」

とーやま校長「あれっ、どうしたんですか!?」

山口先生「自分でハードル上げちゃったな…と思って…。きっと楽しみにしてる人がいっぱいいるんだろうな…って(汗)」

とーやま校長「自分で言ったことが自分にそのまま返ってきた感じですか?」

山口先生「返ってきてますし、 "あんなに偉そうなことを言って、またこれか" と思われたら…」

そんなことは誰も思いませんよ!!(笑)
これからのライブのセットリストを楽しみにしています!

SCHOOL OF LOCK!
再び、生放送教室での授業!
『僕の初めての挑戦』を聞いていくぞ!

RN マイケル・米 東京都 18歳 男

高校3年生のRN マイケル・米! 初めて挑戦したことは…

マイケル・米「サカナクション先生に憧れて、ローランドのシンセサイザーを買って、今やっています!」

山口先生「おおおー!」

とーやま校長「どうしてシンセサイザーを選んだの?」

マイケル・米「音も良いし、サカナクション先生のライブを観た時、岡崎先生がカッコイイなと思って。さっき解説してた『セントレイ』の出だしのところも…」

山口先生「ニンニキニキニキッッ!!!!!」

とーやま校長「出たっ(笑)!!」

マイケル・米「(笑)」

山口先生「ちなみに、何ていう機材?」

マイケル・米「えーとですね…JUNO-Gですね。初心者にもピッタリと書いてあったので」

山口先生「そうだね。音も丁寧に作れるしね。ちなみにサカナクションの曲ではJUNO使ってないけど」

マイケル・米「あー…! ま あ、まあまあまあ(笑)」

山口先生「大丈夫! 似た音は作れるし、同じにする必要はないから。自分の良いと思った音で弾くのが大事だよ」

マイケル・米「はい!」

SCHOOL OF LOCK!
せっかく山口先生とお話出来る機会! 今思っている悩みや、今後どうしていきたいのか、相談しちゃおう!

マイケル・米「何かこう…まだ使い方とかよくわからないんですけど、音を変える時はどうやるんでしょうか」

山口先生「そうだね…曲によって違うけど、プリセットに音を入れておいてポチッと押すと、その音に変わるみたいな…」

マイケル・米「曲中にボタン1つ押すと、急に変わったり…?」

山口先生「そうそう。プリセットを自分で作ってセーブしておいて、音を変えたい時にボタンを押して変える。まあ説明書見たほうがいいよ」

とーやま校長「ふふ(笑) プリセットっていうのは知ってた?」

マイケル・米「はい。知ってたんですけど、全部英語なんでそこからって感じです」

山口先生「いいぞいいぞ(笑)!いけるいける!」

マイケル・米「あと…BPMとか、サカナクション先生の曲中ですごく変えたりすることはあるんですか?」

山口先生「BPMは曲中に変えることはまずないよ。そのテンポでやることが多いけど、ライブ版とCDとじゃBPMが違う曲はあるかな」

マイケル・米「じゃあ、曲の中ではずっと一緒って感じですか?」

山口先生「うん。キープさせる。何故かと言うと、ディレイっていうエフェクターはわかる? それはデジタルで常にテンポが一定で決まっているから、曲中でリズムが変わるとディレイがズレてくるんだよね。だから変えないようにしてる」

マイケル・米「なるほどなるほど・・・・すんません!」

山口先生「なんで謝るの(笑)!?」

よしだ教頭「誰も怒ってないぞ(笑)」

山口先生「怖かった!?」

マイケル・米「いや、怖くないです」

とーやま校長「普段の山口先生の授業を聴いてたら、この後ビシッと言われるんじゃないかと察知したか(笑)」

よしだ教頭「先手打ったな(笑)」

山口先生「ゴメンゴメン(笑)」

上手くなったら、サカナクション先生の『アルクアラウンド』をコピーしたいと、RN マイケル・米!

山口先生「おお! でもそれ難しいよ〜」

マイケル・米「あぁ…(汗)」

山口先生「音色が多いから、結構切り替えが激しくなるかもね。でも、ファーストアルバムの曲とかは、うちのキーボードの岡崎も馴れてなかったから、少ない音色で演奏してるのが多いんだよね。
『三日月サンセット』とかは、ディレイを覚えるのにもいいし、音色もすごく作りやすいものに…あっ! JUNOで最初デモ作ってたよ!」

とーやま校長「やったな! マイケル・米が今持ってるやつじゃん!」

マイケル・米「やった!」

貴重なアドバイスをもらった RN マイケル・米!
上達出来るよう、これからも頑張っていこうぜーー!

SCHOOL OF LOCK!
とーやま校長「めっちゃ良いアドバイスもらってたな…。ちょっと羨ましい!」

山口先生「俺、コワイのかな…」

RN マイケル・米の "すんません!" に、ちょっぴりシュンとする山口先生…(笑)

とーやま校長「それね…若干あると思いますよ」

山口先生「だってね、後輩のバンドとかからも多分怖がられてると思う…。フェスとかでも話しかけられない」

よしだ教頭「なんだろうな…カワイイTシャツとか着ていけばいいんじゃないですかねぇ」

とーやま校長「マルチーズの絵とか描いてるヤツとかね!」

山口先生「…参考になります(笑)」

SCHOOL OF LOCK!
気を取り直して、次の生徒いってみよう!

RN おばか人間 宮城県 17歳 女

RN おばか人間が、初めて挑戦したことは…

おばか人間「進路のことで親に本音を言えたことです」

山口先生「ほぉぉ…」

今までは福祉の勉強をしていたが、本当に福祉がいいのか、ずっと悩んでいた。
最近、やっぱり音楽の仕事に進みたいと決意し、親にメールで "音楽の仕事がしていきたい" と本音を伝えたところ…

おばか人間「 "あなたの本音が聞けて安心しました" っていうメールが返ってきて…」

とーやま校長「めっっっちゃ良い親じゃん!!!!!」

おばか人間「はい(嬉) 今、進路について話し合っています」

とーやま校長「音楽は好き?」

おばか人間「大好きです」

RN おばか人間が目指す、音楽の仕事とは…ライブのPA(音響関係の仕事)!
沢山の人に、ライブ会場で大きな音を届け、感動を与えたい! と思ったとのこと。
それは、サカナクション先生のライブを観て、感動したから…!!!

山口先生「実は今、女性のPAって結構多いんですよ。女の子のほうが向いてるらしいよ」

とーやま校長「それは、細かい仕事だったりするからとか…?」

山口先生「やっぱり…女性の方が、音に対してのこだわりが強いんじゃないかな。頑張ってほしいですね。この前、 "サカナクションが好き" っていって、専門学校に入ってPAの勉強してる男の子が、僕がいつもお願いしてるPA会社のところに研修で来てたんだよね。その子は卒業後に、僕らのPA会社に就職したよ。それで、すごく有名なバンドのPAのアシスタントに入ったりしてる」

おばか人間「本当ですか…!!!」

山口先生「入ることはそんなに難しいことじゃないんですよね。やっぱり入ってからの厳しさとかね…。
下積みだから、自分がついて歩くPAの人とかを、どれくらい信用できるかとか、どれくらい学べるかとか、雑務も色々しなきゃいけないし、男社会で体育会系のところもあるから、すごく苦しいかもしれないけど…やっぱり頑張っていくと、その先に目指した自分の夢を忘れなければ、絶対に良い瞬間が来るはずなんだよね。だから、頑張ってほしいと思います」

とーやま校長「会えるよ…! 山口先生とどこかで!」

山口先生「会える会える! もしPAじゃなくなったとしても、音楽の仕事っていうのは何歳になっても始められる。焦ることはないし、お母さんと話して、自分の将来をちゃんと決めたほうがいいね」

おばか人間「はい…! 分かりました」

とーやま校長「絶対に親もサポートしてくれるはずだから、頑張っていこう!」

おばか人間「頑張ります!」

SCHOOL OF LOCK!
ということで、黒板のお時間です。
今夜は、山口一郎先生にお願いしたいと思います!

山口先生「じゃあ…」

本日のまとめ by 山口先生 (サカナクション)
SCHOOL OF LOCK!
初めてのことに何か挑戦する時って、
今まであるものの、何かが変わってしまうという恐怖があると思うんです。

でも、それを1回壊して、新しいことに挑戦すると、
新しい自分が見えてくると思うんです。

変化することをを恐れずに、色んなことにどんどん挑戦していって、新しい自分を作っていくことが大切なんじゃないかと。

今日、皆さんの話を聞いて思いました。

SCHOOL OF LOCK!
とーやま校長「確かに…変わるのってちょっと怖いし、周りの人に色々言われたりする恐怖もありますけど…」

山口先生「変化してダメだったら、また戻ればいいし。そしたら変わったっていうものを、ちゃんと自分の中に身に付けて戻れるから。それでいいと思う」

とーやま校長「うん、そこからまた別のところに行けばいいしね。そこで見たこととか、感じたこととか、絶対にキミの為になっているワケだし」

山口先生「若い時の経験は、大人になってどんどん生きてくるから。どんどん色んなことをやってみるべきだと僕は思います」

サカナクション先生、最後までありがとうございました!
そして、これからも音楽の授業、よろしくお願いします!!!!!

山口先生「頑張りますっ…!」

とーやま校長「ちょっと若干、生徒のみんながビクビクし始めてるところもあるので(笑) 少しだけこう…ねっ」

よしだ教頭「いや! でも僕は厳しいほうが好きですけどね!」

山口先生「じゃあ…語尾に "ニャン" とかつけたり…」

よしだ教頭「何か内容が変わってきそうだな…(笑)」

とーやま校長「やっぱりさっきのマイケル・米が何も言われる前に "すいません!" って謝ったのがすごい引っかかるんだよなぁ…(笑)」

山口先生「実は、僕も引っかかってるんですよね…」

よしだ教頭「(笑)。やっぱり女子に人気あると思うんですよ。あの先生怖いけど…みたいな感じで!」

山口先生「じゃ厳しくいこうかなぁ」

とーやま校長「今の一言がコワイッ!」

SCHOOL OF LOCK!
それでは、来週月曜日の『サカナLOCKS!』でまた会いましょう! みんなー! 遅刻厳禁でお願いしますよ!!!!! それでは、また明日!


本日の逆電リスナー
RN まっすー 山形県 15歳 男
RN マイケル・米 東京都 18歳 男
RN おばか人間 宮城県 17歳 女


on air list
22:06 朝の光 / □□□
22:23 BABY! BABY! BABY! / 加藤ミリヤ
22:38 僕と花 / サカナクション
22:49 『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』 / サカナクション
23:23 セントレイ / サカナクション
23:37 三日月サンセット / サカナクション
23:46 ルーキー / サカナクション
23:49 僕と花 / サカナクション
23:53 ナイトフィッシングイズグッド / サカナクション


本日のFAX
写真
RN さゆみ 大阪府

写真
RN カッパちゃん 静岡県

写真
RN うしぱんまん 北海道

写真
ラジオネーム教えてね

写真
RN えみか

写真
RN アーリィ

写真
RN dry I

写真
RN dry I

写真
RN コナ

写真
RN おにぎりおでん

写真
RN 梓翠蓮

写真
RN 小悪魔ラスカル

写真
RN ろすとちきん(仮)


サカナのセットリストの今後が楽しみ〜。

校長のとーやま
校長

教頭
山口先生、もっといろいろ教えてください! 楽しかったです!

教頭のよしだ

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