「サカナLOCKS!終了を発表して、生徒からたくさんのメッセージが届きました。」

SCHOOL OF LOCK!


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聴取期限 2023年9月22日(金)PM 10:00まで




音を学ぶ "音学(おんがく)" の授業、サカナLOCKS!。
2012年から11年半、行ってきたサカナLOCKS!ですが、今月9月29日がラストの授業となります。今回はその発表を受けて、生徒の皆さんから、たくさんの書き込みがありましたので紹介していきます。

まずは授業前の、山口一郎先生と職員の雑談から。
昨日9月14日のSCHOOL OF LOCK! 生放送教室に、当日突然のサプライズで生出演してきたことについてのお話です。(※生放送教室サプライズ登場のようすは→コチラ)


山口「いや、生放送で……やっぱりスタジオで生放送っていうのは、楽しい!」

職員(カヲル先生)「楽しかった?昨日突然のサプライズで(生放送教室に参加した)ね。やっぱスピードとかテンションが全然違うでしょ。」

山口「違うし、なんかこう……出てる(出演してる)人がさ、それぞれのキャラがあって間があるじゃん。その間が分かってるとやりやすいよね。COCO教頭はすごい間が良い人だね。間が良い人だなと思った。」

職員「そうね。とーやま委員は?」

山口「とーやま委員は、やっぱり生放送癖がついちゃってるよね。」

職員「ははは(笑)」

山口「SCHOOL OF LOCK!のフォーマット……話を引き込んで、自分の意見を言って、相手に意見を言わせて……みたいな。あの流れみたいなのが、もうとーやま委員には染み付いちゃってるから。収録だろうが生だろうが全部あれだもんね、多分。そうなっちゃってんだよね。だからやっぱりさ、俺もサカナLOCKS!やってきて、サカナLOCKS!癖みたいなのが多分あるじゃん。」

職員「めっちゃあるよ。」

山口「あるでしょ。サカナLOCKS!の自分がサカナクション山口一郎の一面っていうところまで作り上げられたってことだよね、11年半で。」

職員「そう思います。」

山口「ちょけキャラね(笑)。」

職員「ははは(笑)。だから、音楽だけでしか知らないとか、もっと言うと、音楽もちょこっとくらいしか知らなくて、サカナクションってイメージだけで捉えてる人からするとびっくりすると思う。」

山口「びっくりするよね。」

職員「うん。びっくりされてたでしょ、実際『スッキリ!』の現場とか。」

山口「びっくり通り越してたんじゃない?この人、変な人……?って。そういう気を感じてた人いると思うよ。」

職員「ふふふ(笑)。」

山口「だから自分もサカナLOCKS!キャラがちゃんと板についてるっていうことは本当に感謝しなきゃなと思うね。自分の配信でもやっぱりあるもんね、そのサカナLOCKS!キャラクターが。サカナLOCKS!いっくんくんが出ちゃう。」

職員「じゃあもう本人だね、それはもう。キャラというか。残っていくんじゃない?」

山口「そうね。」


山口「でもね、やっぱり……俺1人喋り好きかもね。」

職員「あ、そう。昨日の4人を踏まえた上でってこと?」

山口「そう。4人でああやってわーって喋るよりも、自分で喋る方が……すごい楽しいね。」

職員「ははは!(爆笑) あんなに昨日楽しそうに喋ってたのに。それでもやっぱり1人が好き?」

山口「うん。気になっちゃう。みんながどこに向かってるんだろうっていう。ここはきっちり切り上げたい、この話はここで切り上げたい人、これ引きずりたい人、何か面白いこと言おうとタイミング探ってる人……とか、そういうの全部干渉しなきゃいけないじゃん。自分が何かするときにさ。」

職員「そうね。やっぱ1人の方が。」

山口「あんだけいると。だからすごいなと思う、こもり校長とかCOCO教頭とか。すごいと思う。……いや、とーやまさんがひどすぎたね。」

職員「(笑)」

山口「ああいう場に連れてきちゃ駄目な人だね。結構……やりにくかったわ。」

職員「(爆笑)」

山口「とーやまさんいない方がやりやすかったんじゃないかなと思う。」

職員「という説ね。」

山口「ある、ある。とーやまさんが入るとさ、2〜3度上がるじゃん、温度が。電話の相手とかに入り込んであげたいときも、何か1個入り込めないもんね。……ちょっとゆっくり話したいっすね、辞めた仲間としてね。なんかちょっと溜まってたもんね、とーやま委員はとーやま委員でね。」

SCHOOL OF LOCK!


SCHOOL OF LOCK!



山口「はい、授業を始めますから席に着いてください。X(Twitter)を開いてる生徒はXを一度閉じなさい。Instagramを開いている人はサカナLOCKS!のインスタアカウント(@sakanalocks_official)をフォローしなさい。授業が始まりますよ。サカナクション山口一郎でございます。」

「本日は音学室での授業。もう終わりが近づいてきたなっていう緊張感もありつつね。昨日生放送教室行きましたけど、とーやま委員の悪口ばっかり話しちゃってね。ふふふ(笑)。」


「今日は生徒から届いた書き込みを紹介したいと思います。このサカナLOCKS!が9月いっぱいで終了するというお話をさせていただきましたけど、それを聞いた生徒からたくさんの書き込みがありました。……うれちい。その気持ち、うれちいよ。今日は、生徒から届いた声を紹介しましょう。」



「サカナLOCKS!」終了の知らせを受けてから、日々別れが迫るのが寂しく思います。
でも一郎先生の決断は確かだとわかるから、新しい門出と思いたいです。
僕が作曲を始めたのはサカナクションに出会ったのがきっかけでした。
この番組はそれからしばらくして聴くようになり3年以上出席してきました。
この番組で初めて知った音楽、職業、言葉、考え方……。
「サカナLOCKS!」から学んだことを挙げればきりがありません。

ウオウオフィッシュライフ
大阪府/19歳/男性


「ありがたいね。もう11年やってるからね。本当いろいろやりましたよね。ちょっとでも何か届いてくれてる人がいるっていうのは嬉しいですね。」



サカナLOCKS!が終わってしまうことを知りました。
正直、今の思いはさみしい気持ちでいっぱいです。
受験の時も、今もずっとサカナクションは生活の一部になっています。
今年の5月にミュージシャンしりとりに参加させて頂いたとき、一郎先生が画面の向こうにいるのが信じられなくて、嬉しさでいっぱいでした。
夢をかなえることを話したとき、一郎さんが「待ってるぞ!」と言ってくださったのが印象に残っています!
サカナクション、そして一郎先生に出会えたのは私の人生に大きな財産となっています。

人間素直がいちばん!!
広島県/19歳/男性


ミュージシャンしりとりに出てくれたんだね。でも11年半でみんなに届けられたことってどれくらいだったかなって思うと……きっと普通のミュージシャンが行うラジオとはちょっと違うものを届けられたんじゃないかなと。それは思います。ミュージシャンしりとりもそうだけど、プロモーターの回とかね。いろんな音楽の形をみんなに伝えてたんじゃないかなと思っています。実際に現場で会った人ってね……いるのよ、それが。いる、いる。FM802にいる。そうやってラジオ局とか、レコーディング現場とか、あとPA現場とかね。ライブの現場とかでもサカナLOCKS!聞いてますって人結構いました。だから伝わってるんだなっていうのはすごく嬉しいですよね。ただ正確に伝えなきゃいけないなっていう責任感みたいなものもその都度感じましたよね。だってその人の人生に関わることを、自分が知らぬ間にしてるわけだから、そこの責任感みたいなのはすごく感じました。」

SCHOOL OF LOCK!



僕は中学の時からサカナLOCKS!を聴き始めて、初めてメッセージ読んでもらったのが「ファンクラブに求めること」という宿題の時でした。
一郎先生が僕のメッセージ読みながら笑った時、こんな風に好きなミュージャンとやり取りが出来るんだ、と見えている世界に新しい大陸が出来たぐらいの衝撃でした。
ほかには、直接一郎先生とZoomでお話ししたこともありました。
一郎先生から授業で教えてもらったことすごくたくさんあります。
いつでもまたSOLに戻ってきてください。終身名誉先生でいてください。

てるっぽう
東京都/20歳/男性


「そんな制度あんのかな?だったらもう欠番で、毎週金曜日開けといてもらったら。15分間サカナクションだけ流すみたいな、やってくれればいいけど(笑)。ありがたいね、そうやって言ってもらえると。でもコロナを経てから、電話で繋ぐってことよりもZoomで繋ぐっていうことが増えて、新しい武器を手に入れた感じはありましたよね。宅レコで面白いことできんじゃないかみたいな。そこは、後半コロナ禍を経て変化してきたところでしたよね。」



一郎先生の言葉はすごいエネルギーを持っているんです。
サカナLOCKS!のトークや企画が面白いのは言わずもがな「本気を超えて狂気」をはじめとしてサカナLOCKS!で仰った言葉に何度も魂を揺さぶられてきました。唯一無二の、大好きで大切な番組です。
聴き始めたのが中1の頃で今や大学生になり、沢山変化しましたが、サカナLOCKS!を通して学んだことや感じたことは、ずっと変わらず私の宝物です。

さかなのわた
千葉県/21歳/女性


「この『本気を超えて狂気』って何かっていうのは、僕の先生がいるんですけど……人生にたくさん先生がいるんですが、そのうちの1人が僕に言ってくれた言葉で。周りのみんなはもう全員本気だと。本気じゃないやつの方が少ない。でもみんな本気だから、みんなと同じ本気だと、自分が行きたいところに行けない。だから本気を通り越して狂気にならないと、みんなと違う世界を見られないんじゃないの、みたいなこと言ってくれた先生がいて。そのとき僕は、自分の音楽に対する思いみたいなものでやってきたこととかが、ちょっと人とは違いすぎて、それで本当に大丈夫かどうかって心配だったときなんだよね。それを先生に言われたときに、僕は自分が普通じゃない気持ちで音楽に取り組んでいくことに対して安心感を持てたというか。そうじゃなきゃいけないよねくらいの。腑に落ちたというかね。その自分が先生からしてもらった話をSCHOOL OF LOCK!とかサカナLOCKS!でも話してきたわけですけど。そういった自分の経験をサカナLOCKS!でいろいろ話ができたっていうのもすごい良かったなと思います。今はSNSとかライブ配信とかあるけど、当時はそういうのがなかったから。ここで話してきたこととか……ここで泣いたりもしたしね。曲ができてね、「グッドバイ」のとき。」


2014年1月9日オンエア
「グッドバイ」初オンエア!


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([2014年1月9日の授業] )




「やっぱりサカナLOCKS!で得たものって……もう言葉では言えないね。数も数えられないし。ありがたかったなと。逆に僕の方がたくさんもらったんじゃないかなっていう。ありきたりな言葉になってしまいますけど、そう思いますね。」



番組側からではなく一郎先生自身が僕たち10代の生徒のためを思って、という卒業の理由は最後まで僕らのことを思ってくれることを嬉しく思う反面、卒業はめっちゃ寂しいですしまだまだ一郎先生の音学のお話を聞きたいですし、ドラマでよく見る「君のためを思って別れる」みたいな理由もまだ受け止めきれてません...。
でも絶対一郎先生の思いを今月末の卒業までには受け止めてみせますし、
サカナLOCKS以外での活動ももっと見てみたいと思います。
本当に今までありがとうございました。

やましゅー@
長崎県/16歳/男性


「そうね。発表の時いろいろ話したけど……でもやっぱり、僕も辞めるのが悔しいんですよ。やりたいことがやりきれなくなったからというか……多分どの講師よりもSCHOOL OF LOCK!のことを思って授業やってたっていう自信があったし、自分たちのプロモーションってことよりも、音楽が好きな生徒に対してちゃんと届けたいっていう気持ちが強かったから。ただそのSCHOOL OF LOCK!の中にあるサカナLOCKS!の中だけじゃ表現しきれないっていう……そこにぶつかっちゃったのがやっぱり一番大きかったかなと思うし。だからやりきれなくてごめんなさいって気持ちもあるけど、ただこのチームは自分たちでいろんなものを発見してきた、発明してきたチームだと思うから。……寂しいですけどね。」

「ただ、サカナLOCKS!がなくなったSCHOOL OF LOCK!っていうのがどういうものなのかっていうのも自分で1回実感してみたいよね。客観的にもっと外からSCHOOL OF LOCK!を見てどう思うかとか。いちSCHOOL OF LOCK!ファンの講師として、やめるという決断をしたということでございます。」

SCHOOL OF LOCK!



今回の授業も終了の時間になりました。

「本当に皆さん、たくさんの書き込みありがとうございました。先生なんか嬉しいよ、そういうふうに言ってもらえると。やってきた甲斐があるなと思います。長く続けるっていうことは大変だと思うし、僕が大変だってことは周りの人も大変だったということだと思うんですよ。だから簡単には感想は言えないけど、でもここで終わりじゃないっていう感覚がすごくあるんで。ここからまた始まるっていう……その感覚がすごい強いんでね、それも楽しみに。みんながサカナLOCKS!のことを忘れる前に、新しいことを始められたらなと思ってます。僕の体調もね、良くはないんだけど、何とか制作もスタートしてるし、ツアーの準備とかもしてるし、ちょっとずつ前向きになってきてるんでね。いろいろとご心配もおかけしてますが、これからもサカナクションを見守っていただけたらなと思います。」


SCHOOL OF LOCK!


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