聴取期限 2022年10月28日（金）PM 10:00まで
音を学ぶ、音学(おんがく)の授業、サカナLOCKS!。
今回は、療養中に山口一郎先生が自宅で断捨離をした際に出てきた "超"貴重なアイテムを生徒にプレゼント (送りつける) という授業です。
まずは、一郎先生の近況についての雑談から。
山口「ぽつりぽつりとですね、療養中なんですけど、SNSを動かすタイミングをいつにするかっていうことも含めて、ミーティングが始まってきたんですよ。正式に、来月の11月16日の"いい一郎"の日から(動かそうと)。」
職員(カヲル先生)「ふふふ(笑)」
山口「無理がない範囲で。病院の先生には、とにかく無理するなって言われてるんで。セーブしつつではあるんですけど、いろいろと発表するものが出てきているので。僕が療養期間に入る前から決まっていたものが……発売するものであったりとかがいろいろ出てきてるんで、そういうのをどうプロモーションしていくかっていう会議と共に、SNSでそれをどうプロモーションしていこうかみたいな。つまり、療養期間前に溜まっていた宿題をクリアしていくような感じになっていて。」
職員「やってんだ、今。」
山口「カレンダーが埋まってきてるんすよ。で、プライベートなことでいうと、今、東京を脱出する作戦っていうのを考えていて。拠点を東京以外に持とうよという。なんというかこう……音楽ではない頭の使い方。つまり、ローンを組むなら何年で……とか。」
職員「早い早い(笑)。分かんないけど、いきなり賃貸じゃなくて購入なんだってところまで。話が早いな。」
山口「そうそう(笑)。何も家が建ってない土地を見にいくとか(笑)。」
職員「あー、面白いね。」
山口「土地見るって何なんだろうって思ってたけど、こういうことなのね……みたいな。そういうことでスケジュールが埋まっていてですね。群発性頭痛は落ち着いてきたんですよ。治療の甲斐あって。」
職員「あー、よかったねー。」
山口「なので、よりそういう部分に気持ちを向けなければいけないなっていうところにドキドキしているなっていう昨今ですね。」
職員「へー。暖炉作ろうよ、暖炉。」
山口「それマストですね。暖炉とサウナはマストなんで。」
職員「(笑)」
山口「で、僕恐ろしいことをやろうとしているのが……別荘なのか本宅なのか……本宅なんですけど、多分。"本宅完成まで見ない作戦" っていうのを考えていて。もう、何も言わないで作ってもらって、完成しましたっていう日に見にいくっていう。よくサカナクションのプロダクトでもやるんですけど、グッズとかジャケットとかでも。コンセプトだけ伝えて……サカナクションだったら、平林奈緒美さんがアートディレクターで入ってくれているんですけど、平林さんには自分の作品だと思って作ってくださいっていう気持ちでお願いするんですよ。サカナクションのアレンジもそうですよ。僕が原曲を作って、サカナクションってどういう曲なのってメンバーにアレンジしてもらったりしているわけですよね。それと同じ方式を、我が新居にも導入しようとしていて(笑)。」
職員「家にも(笑)。」
山口「コンセプトと外せないポイントだけ伝えてやってもらおうかなと思うんですけど……(完成が) 2年後なんですよね、今建てると。」
職員「今から準備しても最低そのくらいかかるんだ。」
山口「そう。その2年間は東京で今まで通り頑張らなきゃいけないっていう恐怖もありつつ。」
職員「まずちょっと、どこか行こうとしているしている所の近くに賃貸で暮らしてみるっていうのはどうなんですか？」
山口「それももう行動済みで。」
職員「行動済みなんだ(笑)。」
山口「新居は山の中なんで、新居できるまでの仮住まいを海にしようと思って。」
職員「おー！」
山口「来週、内見に行ってくるんです。もう、忙しい忙しい(笑)。忙しいったらありゃしないよ、もう。」
職員「ふふふ(笑)」
山口「ただやっぱり、全くダメな日もあるんですよ。まだ。」
職員「あー、そうなんだ。」
山口「あと、薬のせいで過食がすごくて今。」
職員「何食べてんの？」
山口「あのー……お菓子ですよ。」
職員「お菓子？」
山口「もう、今お菓子マスターですよ、僕。大好きなお菓子いっぱい見つけちゃったから。」
職員「(笑)」
山口「最近自分の中で見つけたツボが、イカ天ですね。イカ天うまい！なんでみんなイカ天食べないの。」
職員「イカ天？」
山口「僕が好きなやつはね、生っぽい柔らかいイカのスナックみたいなやつなんですよ。もう……美味しい！美味しい。いろんなのあるわけ。瀬戸内レモンイカ天とかね。めんたいイカ天とかね。プレーンなイカ天とかもあるのよ、ちょっと甘いのよねー……あれ何なの？海苔はさまっちゃってるやつとかあるのよね。もうよりどりみどり！」
職員「本当だ。画像いっぱい出てきたわ、検索したら。」
山口「出てくるでしょ。本当にイカ天祭り。昔あったじゃないですか、いか天って(番組)。」
職員「三宅裕司と相原勇のね。『いかすバンド天国』。」
山口「そうそう。そっからきてると思う。」
職員「どっちが先なんだ？(笑)」
山口「ふふふ(笑)。ミュージシャンはイカ天が好きなんだよ、まず。食べるイカ天が。」
職員「いや、そんなことないよ(笑)。」
山口「そこからきてる説あるなと思って。」
職員「BLANKY JET CITYとかが食べてたらあれだけど、食べてないでしょ。」
山口「食べてたと思う！」
職員「JITTERIN'JINNとか？」
山口「食べてた！」
職員「たまとか？」
山口「たまとか食べてたと思うよ、本当に(笑)。好きだと思う。」
職員「全部いか天に出てたアーティストね。」
山口「あれ美味しいんだわー、あれ。」
職員「そればっか食ってんだ、今。」
山口「でも、元気になったでしょ？これ。」
職員「元気にはなってるよ。」
山口「……これね、江島がいないから元気ってのもあるね。しゃべりやすい。リズムが自分のリズムでいけるから(笑)。」
職員「やめてあげて(笑)。ずっと頑張ってた人なんだから。」
山口「はい、それでは授業を始めますから席に着いてください。Twitterを開いている生徒はTwitterを一度閉じなさい。Instagramを開いてる人は、サカナLOCKS!のインスタアカウント(@sakanalocks_official)をフォローしなさい。授業が始まりますよ。あの……本当に、イカ天が美味しいから、みんなおすすめのイカ天があったら掲示板にくださいよ。食べてみるから。イカ天食べ比べとかやりましょうか。『サカナLOCKS! いかすイカ天天国』(笑)。……いや、昔ね、いか天っていうバンド発掘番組があったんですよね。テレビ番組でね。そこからいろんなミュージシャンが生まれてきたっていうのがあって、そういう経緯がありイカ天の話で盛り上がったわけですけども。」
「サカナクションの山口一郎です。近況は先ほどの雑談でも話した通りですね、だいぶ調子がいい日が増えてきて、活動も増えてきて、SNSも、来月の"いい一郎"の日(11月16日)くらいから動かしていこうかと思っているので。その辺も、一郎が足りなかった人たちも何人かいると思うんですけど、そろそろ一郎登場の予感がしていますので。SNS上でも。楽しみにしていただけたらと思っております。」
「さて今夜は、一郎先生の断捨離企画をお届けしたいと思います！療養期間中に僕はね、断捨離をしておりました。断捨離という名の模様替えですよね。家の中にある家具の配置を変えたり、家具自体を変えたりとかですね。今日もね……ソファを置かない主義だったんですけど、僕、家に。緊張感を保つために。ソファがあるとくつろいじゃうから、家にソファを置きたくないという。常に緊張感を保つためにそういう家具配置をしていたんですけど、なんと、ソファを置いてみたり。しかも、ジャパニーズモダンの。日本のミッドセンチュリーの家具に入れ替えたりして。コンセプトを考え、配置を変えたり。あと、目に見えない所……引き出しとかですね。常にシンデレラフィットを探りながら収納して、いらないものを捨てていったり。この間配信でもラジオでも言ってましたけど、電源タップがいっぱいあったりとか、いらないものが重なってあったりしたわけですよ。そういうものを整理整頓して。そうするとやっぱり、頭の中が整理されていって。結構頭の中の配線がぐちゃぐちゃになって、この敗戦は一体何に繋がっていたんだ……頭のどこに繋がっていたんだろう。これってどこに繋がっていたんだろうみたいなのが整理されていくというか。自分がこれをやろうと思ったきっかけはこうだったよなとか、このためにこれをやっていたんだよなみたいなことを整理して、頭の中の整理もできていくというかね。そういうのができて、非常に良い作用が働いているんじゃないかと思っているんですけど。」
「今回は、僕が断捨離をして、いーらないって思った物を生徒の皆さんに押し付けたいと思います！」
「さてさてさてさて……たくさんあるよ？たくさんあるんで、2種類くらい……しかも、サインを入れてプレゼントしようかなと思うんですけど。1個は、やっぱりサカナLOCKS!を聴いてくださっている、SCHOOL OF LOCK!内の、サカナLOCKS!ファンの皆さんに向けてのいらないもの押し付けにしようかなと思っていて。もう1個は、今タクシーを運転している方とか、なんの気無しに今これを聞いちゃってるよとか、サカナクション知らないけど、なんか今聞いてますっていう人も喜ぶもの……喜びそうなものにしておこうかな。っていう、2種類を断捨離したものの中からお譲りしようかなと思っております。」
「……もうね、準備しちゃってるわけ。断捨離で片付いているからね。今日は発表する形なんですけど、ちょっと待ちなさいと。いくら僕がいらなかった物を押し付けるとはいえですね……条件があるんですね。これは、大人の世界だから。条件っていうものが存在しているんですよねー。私が療養期間中に失った物を皆さんに補充してもらいたいなと思っていて。断捨離プレゼントがほしいという生徒は、この宿題を提出してもらいたいと思います！こちら……
『 2022年音楽重大ニュース！ 』
……つって！……久々にきました、"つって"。」
「僕は療養中に世の中のニュースから離れていたんです。本当にもう……ぱったりんこ。ぱったりんこです。冬服も買ってねえ！もう……寒い！いけちゃうんじゃないかな、まだTシャツで……って思うような生活を送っている私に、2022年の音楽的な重大ニュースを皆さんに補充してもらいたい。教えていただきたいと思っております。ちなみに、サカナクション関連のニュースは、私もう分かっているので……分かってないけどね(笑)。正直分かってないんだけど、分かるから後々。自分が動き始めていくから、もぞもぞと。だから、できればそれ以外の音楽ニュースを送ってくれると嬉しいです。」
「例えば……『◯◯◯◯、◯万枚セールス！』とか、『BTS、メンバーが兵役！』とか。……知ってるでしょ、これ。最近のことは知ってるから。そういう、えっていうことだったり、こんなことがあったんだ……とか、一郎先生が好きそうなツボをついた音楽重大ニュースを。分かりやすいのはやめてよ？音楽が好きな、一郎先生がびっくりしそうなツボをついたニュースを、宿題として提出していただきたいと思います。その中から、良い重大ニュースを僕に補充してくださった方には、この2つの断捨離アイテムをお譲りしたいと思います。」
まず、その1！
「サカナLOCKS!を愛してくださっている皆さんには、非常に素晴らしい物じゃないかなと思うんですけど。我々ミュージシャンは、たくさんのサンプルっていう物をいただくんですね。自分の作品も、実は正規品っていうものは手元にないんですよ。"見本品"って後ろにシールが貼ってあるサンプルっていうものがあるんですけど、それをもらうことによって自分で買わなくていいっていう。僕は買っちゃうんだけどね、自分でお店に行って。みんなサンプルっていうものを自分のストックとして持っておくんですけど、断捨離して発見したんです。……以下、これはマネージャーのサバちゃんと僕の会話ね。
サバ『一郎さん、今度発売されるBlu-rayなんですけど、サンプルいくつくらいあったらいいですか？お知り合いにお渡しするのに。』
山口『あー、そうだな……5個くらいあったらいいかな。』
サバ『分かりました。じゃあ、5個用意します！』
……って言って、そのまま家にあるやつ！なんと、もう発売されていない完全生産限定盤！(SAKANAQUARIUM2015-2016 "NF Records launch tour")武道館のスペシャルパッケージバージョンのBlu-rayのサンプルをひとつ。サカナLOCKS!の皆さんにお譲りしたいと思います。」
「ケースがこう……パカーっとサカナクションの三角形に開くようなやつなんですよ。田中裕介監督が初パッケージをやってくれたスペシャルバージョンなんです。それね、手に入らないのよもう。どこにも。それを！しかも、見本品だから持っている人いないと思うよ、関係者以外。それをもらった人がメルカリとかに出したら、そいつ分かっちゃうからね。出しちゃダメよ。それが1。」
そして2個目！
「これはね……手放していいのか分からない。サンプルで発売されなかったTシャツ。"夜を乗りこなすTシャツ"っていうのを作ったんですよ。コロナ禍でね。その時に発売した物じゃなくて、僕がInstagramで配信する時用に……配信するときは反転するじゃないですか。それを逆に見えないように、逆にプリントした物を1枚作ってもらえませんかっていうのを、スタイリスト私物の山本康一郎さんに言ったんですよ。そしたら1枚だけ作ってくれたのね、逆バージョン。……これ、世界に1枚しかない、スタイリスト私物の"夜を乗りこなすTシャツ"。その2点にしかもサインを入れて、皆さんにプレゼントしたいと思います！」
『スタイリスト私物 と ENNOY と sakanaction #夜を乗りこなすT 「祈りと手洗い」バージョン』
— サカナクション (@sakanaction) July 26, 2020
サカナクション公式オンラインストア限定での抽選販売が決定いたしました。
申し込み期間は本日から8月1日(土)23:59まで。
▼アイテム詳細・申し込みはコチラhttps://t.co/vk5pAVtd0B pic.twitter.com/BLchbwD3cI
「……これ、康一郎さんの許可を得てないです。だから、もし康一郎さんが嫌だなって思っていたら、後で僕が怒られます。でも、大丈夫だと思う。それを放出したいと思います。」
「さあ！この2点が欲しい人。僕に音楽重大ニュースを補充してください！」
そろそろ、今回の授業も終了の時間になりました。
「断捨離をするっていうことで、自分の頭の中のレイヤーっていうんですか……今までは、全部がサカナクションのため、サカナクションのためにこれをやるっていう基準だったのが、レイヤーを1回フラットにして、自分がサカナクションのためにこれをやる。自分が音楽を好きな人たちのためにこれをやる。自分がラジオのためにこれをやる……とか、自分を基準に考えるようにしようかなって整理ができたのは、実は大きな頭の中の整理になりました。これは断捨離をしたことによって、こんがらがっていたものが解れたことになるんじゃないかと思います。それによって、新しい活動も増えてくるんじゃないかと思っていますので、サカナクション 山口一郎、徐々に復帰していきますので、皆さん温かい曇りなき眼で見定めていただけたらと思っております。」
ということで、一郎先生からのプレゼントが欲しい生徒は、 [ コチラ ] から宿題を提出してください。掲示板の書き込みでもいいです。一郎先生が気になりそうな、2022年の音楽重大ニュース、お待ちしています。
聴取期限 2022年10月28日（金）PM 10:00 まで
