聴取期限 2022年10月21日(金)PM 10:00まで
音を学ぶ、音学(おんがく)の授業、サカナLOCKS!。
今回は山口一郎先生と、このクラスの副担任・江島啓一先生のふたりで、生徒の皆さんから届いたメッセージを紹介していきます。オープニングは雑談から。
山口「江島なんかさ……俺が江島に対してよく指摘することなんだけど、江島のTシャツとか、すごい臭いじゃん。」
職員「ひどい(笑)。オープニングトークからひどいよ(笑)。」
江島「(笑) ちょ、初っ端からなんすか?」
山口「江島のTシャツから生乾きの匂いがするねとか、俺とモッチがよく言ってるじゃん。」
江島「はいはい。それを言われてからちゃんと気にしてはいるよ。」
山口「あのね……俺この休養中に、模様替え、家事洗濯……すごい研究しているわけ。収納、掃除、洗濯……みたいなのをいろいろ調べていて、すごい良いのを見つけたんですよ、江島選手に。」
江島「何ですか、何ですか。」
山口「加齢臭、生乾きに……」
江島「ちょ、ちょ、ちょ、加齢臭って!」
山口「(笑)」
江島「あ、加齢臭に効く何か良いのがあるんですか。」
職員「江島さん、(加齢臭を)認めちゃだめだよ!(笑)」
山口「ふふふ(笑)。あのね、オキシクリーンって知ってる?」
江島「あー!見たことはあるよ。」
山口「オキシクリーンは、あれ最強だね。俺はブリーチ伯爵って呼ばれるくらいブリーチが大好きな男なんですけど、ブリーチってデメリットがあるじゃん。やりすぎると服が脱色したりとかさ。」
江島「ボロボロになったりとか。」
山口「うん。それに伴って酸素系のオキシクリーン。これ、洗濯する前に、洗濯機にキャップ1杯入れるだけで、バスタオルからTシャツから……結構臭いとれるんですよ。」
江島「洗濯する前に洗濯槽に入れる?」
山口「そう。それで選択を普通に回す。全自動洗濯機でしょ?スイッチぽんと押すだけで臭いすっきりする。」
江島「ほー、良いこと聞きました。」
山口「でも、江島の場合ちょっと臭いが強いと思うから、2杯行ったほうがいい。」
江島「もう……初っ端からずっとひどいな(笑)。」
山口「俺、本当にね……今まで音楽に人生を捧げすぎていたよ。自分のこと何も知らなかった。やっと普通の人になってきているよ。」
江島「今勉強してるんだ?」
山口「"シンデレラフィット"って言葉を覚えたから。知らないだろお前?」
江島「それは分かるんだ。ピタってやつでしょ?」
山口「予想だにしていないことが起きるのよ、収納とか片付けとかしてると。あれ?この収納の棚ってここに入れたら……ぴったり!シンデレラフィットじゃん!!っていうのを1日5回くらい言ってたから。8月(笑)。」
江島「気持ちいい?やっぱり、発見すると。」
山口「うん。え?これがここにぴったりじゃん!!って(笑)。そういう風な日常を過ごしております(笑)。」
山口「はい、それでは授業を始めますから席に着いてください。Twitterを開いている生徒はTwitterを一度閉じなさい。Instagramを開いてる人は、サカナLOCKS!のインスタアカウント(@sakanalocks_official)をフォローしなさい。授業が始まりますよ。サカナクションボーカルの山口一郎です。」
江島「サカナクションの江島啓一です。」
山口「山口一郎、復帰する(した)ということですが、復帰っつったって、まだラジオに復帰しただけで、人生的には復帰していないからね。」
江島「うん。徐々に徐々にって感じでね。」
山口「そう。取り戻している最中だから、一生懸命。」
江島「はい。」
山口「何も知らなかったわ……俺。自分のこと。よく分からないサブスクリプションに2つ入っていたりとかしたからね。」
江島「それは自分で入ったんでしょ?(笑)」
山口「そう(笑)。自分で入ったんだけど、多分、訳分かんなくなっちゃってた。」
江島「忘れてただけだヨ、ソレ!(不思議なイントネーションで)」
山口「忘レテタダケヨ!って、なんでお前いきなり中国っぽくなるんだ(笑)。反応しちゃうから。」
江島「ふふ(笑)。忙しくて、入っていたことをすっかり忘れたまんまにしてたんだよ。」
山口「そう。だから、パニックバイしてるのよ。忙しくて。」
江島「パニックバイって何ですか?」
山口「パニックで買っちゃってるのよ。延長コードが見つからない、買っちゃえ……みたいな。それで延長コードが増えていっちゃうみたいなさ。そういうパニックバイが起きてたんだよね。だから、断捨離もしているしね。」
江島「はい。」
山口「今日は、いろいろとそういったことも話していきながら、生徒の皆さんの書き込みを紹介していきたいと思いマッスル。」
★ おかえりなさい!
一郎先生,お帰りなさい!!声が聴けてとても嬉しいです!
広島県 18歳 男性
山口「だろ?」
江島「"だろ?"……???(笑)」
山口「そう思う、声が聞けて嬉しいだろう。」
江島「ありがたいじゃない。」
山口「ありがたいよ。18歳の男の子に、声が聞けて嬉しいですって言われるんだよ。」
江島「うん、すごいね。」
山口「いや、嬉しいと思うよ、復帰。枯渇していたと思う。江島の声に毒されてたから、みんな。」
江島「3ヶ月もね?」
山口「3ヶ月も。台本棒読みくんに。」
江島「うん(笑)……今日は初っ端からずっとひどいな、ブリーチ伯爵!(笑)」
山口「(笑)でも、ちゃんと復帰したんで。ちょっとずつだけど、きっちりとみんなの元に帰ってこられるように、準備しながら戻ってきますので楽しみにしていてください。」
★一郎先生お帰りなさい!!!
一郎先生が出演されているTikTokのCMが流れたとき、少し気分が下がっているときでも元気になれます!!ありがとうございます!
北海道 14歳 女性
山口「ということで。CMも今絶賛流れていますよ。俺もSNSへの復帰も今月10月から果たしていきますので。TikTok、Instagram、Twitter。YouTubeもやっていこうかなと思って。」
江島「お、YouTubeやる?」
山口「そう。今日ヒグマ(マネージャー)と話してるんですよ。動かしていこうよっていうことで。YouTubeでは毎週末ライブ映像配信をやっていこうと。」
江島「あーなるほど、なるほど。」
山口「ライブ映像配信をして、ライブの前とか後とかに、俺とか江島がライブの内容を話したりするってことをやっていこうかなって思ってるんでね。今サカナLOCKS!を聴いている、サカナクションのライブに来たことがない生徒も、YouTubeでそういう企画が始まっていくので楽しみにしていただけたらなと。あと、TikTokも動かしていきますよ。」
江島「ちなみに、あのCMの話とか教えていただけません?」
山口「撮影秘話?」
江島「そうそう。TikTokを見て、あれに挑戦しようとして全然できなかったってやつでしょ?」
山口「そうそう。なんかTikTokって、ちょっと若者がやっているものみたいなイメージがあるじゃない。」
江島「あー、おじさんからするとそういうイメージあります。」
山口「実はそんなことなくて。TikTokってある種新しい発見とか喜びを得られるツールなんだよ。俺とか、よく釣りのラインの結び方とかをTikTokで見たりするんだけど。」
江島「あ、そういうのもあるんだ。」
山口「あるし、新しい音楽だったり、新しい文化との出会いとしてのツールとして。TikTokってちょっと誤解されているところがあるなって思ってるんだよね。それを自分がTikTokを使う上で、もちろん楽しく発信するっていうこともやるけど、真面目な……江島、得意でしょ?真面目なコンテンツは。」
江島「はい。」
山口「真面目なコンテンツみたいなのも、TikTokでやっていこうかなって思ってるわけ。」
江島「なるほど。」
山口「だから、我々の任務はそれだよ。江島くん。」
江島「真面目側でいいんですよね?踊ったりしなくていいんですよね?」
山口「そういうイメージを持っている時点で、お前はTikTokを知らないよ。」
江島「違うんですよ、ブリーチ伯爵!あの……一番最初にTikTokに投稿しろって一郎から電話あった時、なんか踊れみたいなことを言っていたじゃないですか。」
山口「"叩いてみた"っていうのをやってみろって言ったんだよ。」
江島「叩いてみたみたいなのでおちゃらけろよみたいな……電話1本で、やっといて、みたいな。」
山口「そうそう。そういうのを今後……もちろん、遊び心を入れつつな。」
江島「ディレクションしてもらわないと何もできないんですよ。」
山口「本当そうだよ。今まで俺がどれだけサカナクションをディレクションしてきたか分かるだろ?」
江島「はい。」
山口「ふふふ(笑)。なので、TikTokもSNSもいろいろと動かしていくのでね。楽しみにしていただけたらと思います。」
★一郎先生おかえりなさい!!!
一郎先生おかえりなさい!この日を待ち焦がれていました。
私は7月のガーデンシアターでのライブが人生初ライブ初サカナクションの予定でした。初ライブはサカナクションにとっておきたかったのですが、他のライブでライブ慣れしてサカナクションのライブに行ける時には爆発するくらい楽しめるようにライブ参戦の練習をしときたいと思います!!!
埼玉県 19歳 女性
山口「これ取っておいた方がいいよね、サカナクションに、初ライブ。」
江島「えー……いや、どっちもあるよ。どっちもある。」
山口「でも、サカナクションにとっておいた方が、衝撃度はすごいよね?」
江島「逆に、他のライブを観てサカナクションとの違いを楽しむっていうのもあるかもしれない。」
山口「それはいつでもできるじゃん。初ライブをサカナクションっていうのは、人生で1回しかないからね。」
江島「あ、確かに。そうだね。初ライブ1回しかないね。」
山口「とっておいてもいいと思うけどね。それは自由だけど。」
江島「いや、とっておいてもいいと思うけど……次いつって言えないのがちょっと心苦しいところではある。」
山口「いっくんくん次第だからね。」
江島「うん。18歳でしょ?ど真ん中じゃん、青春。19歳か。待ってって言って、待って待って……1年も2年もかかっちゃったらね。ライブは、やってるかもしれないけど、チケットがとれなかったとか、近くでやれなかったとか、いろいろタイミングとかもあったりして。」
山口「まあでも、音楽を楽しむっていうことは、ライブを楽しむっていうことが欠かせないから絶対に。ライブに行ってみて、感想とかも書き込んでくれたら嬉しいよね。」
江島「うん。そうですね。」
★サカナローーーックス
一郎先生おかえりなさい!
またミュージシャンしりとりとか厳しめな宿題とか出したりして一緒に遊んでください。
東京都 19歳 男性
山口「お前、ミュージシャンしりとりって知ってる?」
江島「知ってる、知ってる。」
山口「今度、江島出演じゃねーか?ミュージシャンしりとりに参戦。」
江島「……頭が回らないんだよなー。こういう時。」
山口「分かるよ。いるんだよ、強いやつらが……ミュージシャンしりとりには。レジェンドたちと勝負してみるか?」
江島「勝負してみますか。」
山口「例えば、2人でやれば……江島が司会進行役をやれれば、俺も参加できるんだよね、しりとりに。だから、1回俺が手本を見せるから、それを聞いて真似して司会やってくれれば、俺がいかにミュージシャンしりとりに強いかっていうのが示せると思う。」
江島「なるほど。」
山口「まだ俺、ミュージシャンしりとりは司会しかやってないから。本当はすごいんだよ、ミュージシャンしりとり界のプリンスだから。」
江島「プリンス?(笑) あー、そうだったんですね?」
山口「そうそう。プリンスなのに、力を発揮する場がなかったけど、江島がサカナLOCKS!に入り込んできたから、それができそうな気がしてきてる。」
江島「実力を披露してもらえるということで、プリンスの。」
山口「そうです。厳しめな宿題も考えないとな。」
江島「やっていきましょう。」
★先生こんにちは!
小学生の頃にサカナクションを聴き始め、もう社会人になってしまいました。
一郎先生も昔登戸に住んでいたとのこと、とても嬉しく思います。
先生は最近の登戸をご存知でしょうか?!
区画整理が始まり、見事に近未来な雰囲気に近づいてきています。
再開発はさみしいですが、それも50年経ったらまた愛着の湧く素敵な街並みに見えるのだろうと思います。ちなみに、河川敷はまだまだ健在です。
神奈川県 24歳 女性
山口「俺、実はちょこちょこ登戸行ってんのよ。」
江島「え?何しに行ってるの?」
山口「川を見に。ふふふ(笑)。」
江島「あー、多摩川を。」
山口「そう。多摩川の様子を見にちょこちょこ行ってるんですよ、実は。」
江島「こんなに近未来な雰囲気になってるんだ、今。知らなかった。」
山口「なってるね。変わってる。今もう、王ちゃんないんだよ。」
江島「え?あの中華料理屋というか、ラーメン屋というか。」
山口「王ちゃんなくなっちゃってるんだよ。そうそう。」
江島「あの、角の喫茶店は?」
山口「あ、ルグランはある。」
江島「ある?ルグランはある。よかった、よかった。」
山口「あそこのスタジオで、[Alexandros]のメンバー……当時は[Champagne]だったけど。[Alexandros]と同じスタジオだったよね。」
江島「ね、いつも隣で練習してたよね。でも、あそこのスタジオはもうないでしょ?」
山口「ちょっと分かんねーなー……ないんじゃないかな、もう。」
江島「あそこはなくなってる。」
山口「あそこで毎日練習してたよな。」
江島「15年前に住んでたってことだよね。」
山口「そうそう。登戸って東京と神奈川の境目じゃん。川を挟んで向こうが東京で、こっちが神奈川でさ。あのノスタルジックな雰囲気が、北海道から出てきた時はちょうどよかったんだよね。」
山口「よく自転車に乗って釣りに行ったよな、みんなで。」
江島「行った。河川敷を自転車で(笑)。」
山口「20分くらい走って、二子玉の方まで行ってね。レコーディング終わった後。ビール飲みながら釣りしに行ったよな。」
江島「それだけ言うとなんかすごい青春だねー。」
山口「だからあれだよ、"ビールを飲んでみようかな" って……「シャンディガフ」って曲は登戸の家の曲だからね、あれは。」
江島「あー……!そうなんだ。」
山口「真っ黒い猫が来てたの分かる?卓球っていう。」
江島「うん、来てた来てた。庭っていうかなんていうか……あそこにね。」
山口「そうそう。よく来てたじゃん。あそこにメスライオンみたいな大きい野良猫が来てたのよ。」
江島「うん。あれがあの歌詞の風景なんだ。」
山口「そう。あの風景。登戸の風景が、実は「シャンディガフ」の景色なんだよね。」
今回の授業も終了の時間になりました。
山口「今回は皆さんの書き込みを紹介してきたわけですけど、どうですか、慣れてきた?ラジオ。」
江島「いやー……楽しめてきたって感じですね、最近は。慣れてはいないっす、しゃべりは苦手なんで。」
山口「まあね。江島は、いじられてなんぼだからな。」
江島「そうなのかな?」
山口「いじられて面白さを発揮してくるタイプじゃん。」
江島「でも、いじられすぎるとやっぱ心のダメージをくらう時もあるんですよ?先生。」
山口「ふはは(笑)」
江島「ふふふ(笑)」
山口「いじられる技術、いじる技術みたいなのも、サカナLOCKS!で磨いていきましょうよ。」
江島「あー、なるほどね。そうかそうか。でも、ラジオに出させてもらえるのはすごい光栄なんで。」
山口「これ、全国放送ですからね、江島くん。これ聞いてるんだよ、全国の人が。タクシーとか……タクシーを運転しながら聞いている人がいるんだよ?」
江島「いるだろうね。」
山口「ラーメン屋さんとかで流れてるんだよ。本当、皆さんご苦労さまです。」
江島「ご苦労さまです。」
山口「サカナクション、ぜひサブスクリプションで聴いてもらえたらありがたいなと思いますよ。」
江島「宣伝も忘れず(笑)。」
山口「今、働きながら聞いている人におすすめの、サカナクションのアルバムを1枚言おう。」
江島「あー、この時間 (金曜の夜) だとね、結構アゲていきたい。」
山口「となると?」
江島「『シンシロ』!」
山口「ということで、今回の授業はここまで。」
江島「(笑)」
来週のサカナLOCKS!では、一郎先生が部屋を断捨離して出てきたものを生徒にプレゼントする授業をお送りする予定です、来週の授業もお楽しみに!
聴取期限 2022年10月21日(金)PM 10:00 まで