遂に、[ SCHOOL OF LOCK!~サカナLOCKS! presentsサカナクションと合唱ライオット Supported by カンロ ボイスケアのど飴 ]に応募された合唱音源の中からグランプリを決定します!
『合唱ライオット』は参加表明をしてくれた生徒に、ボイスケアのど飴を送って、飴でのどをケアしてもらいつつ、サカナクションの楽曲で合唱した音源を送ってもらうという授業でした。グランプリを獲得したグループには "プロによるレコーディング" をしてもらう事になっています。
山口「これ、すごいことですよ。プロによるって。何度かこのサカナLOCKS!でも音源を紹介しましたし、生放送教室でも、とーやま校長とあしざわ教頭が紹介してくれましたね。そして、遅れてやってきた音源も含めて、先生とサカナLOCKS!の職員ですべて聞かせていただきました。もう、本当にありがとうございました。先生、涙ちょちょぎれましたよ(笑)。素晴らしい音源ばかりでね。」
「全体的に聴いた印象は、もちろん仲間同士で送ってくれた音源もたくさんあったんですけど、「1人で多重録音しました!」とか、「iPhoneで、友達とふたりで軽く教室で歌ってみました!」みたいなのも結構あって、なるほどな、と。テクノロジーの進化によって、孤独な人たちもこういうものに参加できるようになってきたんだなと。そこで新しいクリエイティブが生まれる時代になってきたんだということを感じました。あと、みんな歌が好きだなと。歌うことが本当に好きなんだということも、この音源を聴いて伝わってきた部分でした。それで、協議した結果、本来はグランプリを1組選ぶことになっていたのですが、1組を選べずに、今回は急遽、"審査員特別賞" と "準グランプリ" そして、"グランプリ" の3組を選ばせていただきました。……結構、悩みました。これは、本当に悩みましたよ。まずね、何を基準にグランプリを決定するか…… "可愛らしさ" とか "技術" とか、いろいろな総合点を含めて考えました。」
それでは、発表します。
「合唱ライオット、審査員特別賞は……
男女混合6人組!
ラジオネーム 濡れ衣!!!」
「おめでとうございます!この音源は、男性4人、女性2人のアカペラグループ。ベースやコーラス、ボイスパーカッションなどのアカペラ要素を合唱に入れていました。これは本格的ですね。アカペラをやり慣れているっていうのもあるし、立命館大学の大学生なんですよね。あと、この曲が良いと思ったのは、女性がすごくリズム感が良いんですよ。音程もしっかりとれていて。メインで歌っている男性が基本になりながらも、サポートとしているコーラスもしっかりしている。これは特別賞に値するのではないかなと。ただ、"合唱" なのでね。これはどちらかと言うとアカペラなのでね。技術は優れているんですけど、合唱っていう部分で、審査員特別賞ということにさせていただきました。」
「続いて合唱ライオット、準グランプリは……
男女混合11人組!
ラジオネーム よーたろー 率いる、サカナカマ!!!」
「おめでとうございます!このよーたろーは、全国からTwitterで合唱音源を集めて、それをミックスして合唱音源として応募してくれました。これが準グランプリになった決め手というのは、やはり、自分の周りに居る人じゃなくて、ソーシャルネットワーク上で仲間を集めて、更に、パート分けを考え合って、集めたものを送ってきてくれたというこの過程。そしてこのクオリティ。これは本当に現代的であり、サカナLOCKS!的観点からもポイントが高いなと思いました。あとね、「Aoi」っていう選曲もなかなか良いなとおもいましたね。みんなで歌った後に僕の声で1人サビに入って行くっていうね。この流れも本当に良くできたなと思っております。」
「さあ、そして……合唱ライオット、グランプリは……
男女混合6人組!
ラジオネーム れいんがーる!!!」
「うわー!!きたー!!れいんがーる、おめでとうございます。これはもうね、歌が始まった瞬間の、♪アイデンティティ~から乖離した童謡感(笑)。これが完全なる決め手ですし、アレンジ能力があるっていうところが、グランプリに値するひとつの大きなポイントでした。本当に素晴らしかったのでグランプリにさせていただきました。ということで、れいんがーるたちには、プロによるレコーディングで合唱音源をしっかりと録音したいと思っています。今日の放送、れいんがーるは聴いているのかな?……電話してみましょうか!」
(電話)プルルル……
山口「もしもし!サカナクションの山口一郎です。」
れいんがーる「岩手県 17才、れいんがーるです。」
山口「ラジオ、聴いてた?」
れいんがーる「はい、聴いてました。」
山口「合唱ライオット、グランプリ、おめでとうございます。」
れいんがーる「はい、ありがとうございます。」
山口「これ、アレンジがすごい決め手でしたよ。最初にゆっくりと童謡で始まって行く感じとか。これって誰が考えたの?みんなで考えたの?」
れいんがーる「音程は私が付けて、最初ゆっくり始まるのは、メンバーのみんなで決めました。」
山口「そうなんだ。これ、めちゃめちゃ綺麗だよね。」
れいんがーる「ありがとうございます。」
山口「普段は、みんな合唱をやっているの?」
れいんがーる「はい、合唱をやっています。」
山口「合唱部ってこと?」
れいんがーる「はい、そうですね。」
山口「じゃあ、歌うのが大好きだってことだね。」
れいんがーる「はい、みんな大好きです。」
山口「後で、レコーディングが待っていますから。SCHOOL OF LOCK!の職員といつレコーディングするか、スケジュール相談をすることになりますけど(笑)。僕もね、タイミングが合えば、そのレコーディング風景に顔を出せたらなとおもっているんですけど。」
れいんがーる「本当ですか……!是非、会いたいです。」
山口「うん。東京に6人で遊びにきてね。あ、遊びにきてねっていうか、録音しにきてね(笑)。」
れいんがーる「ふふふ(笑)。行きます。」
山口「どんな音になるのか、先生も楽しみにしていますので。曲はこの「アイデンティティ」で良いんだよね?」
れいんがーる「はい。「アイデンティティ」で。」
山口「どういう風に録ろうかね。このまま録る?それとも伴奏を入れる?」
れいんがーる「あ……そこは……、」
山口「それもちょっと後で相談しよっか(笑)。」
れいんがーる「はい(笑)。」
山口「本当におめでとうございます。」
れいんがーる「ありがとうございます。」
山口「うん、ありがとうございました。じゃあね。」
れいんがーる「はい!」
山口「さて、音楽室からお届けしてきたサカナLOCKS!もそろそろ終わりになってしまいました。なんか、準グランプリの子からTwitterでつぶやきがあったね。」
@夜の踊り子
私ら準優勝! #サカナLOCKS
「ありがとうございます。あとね、準グランプリと、審査員特別賞のみんなには、カンロさんから "詰め合わせセット" をプレゼントします!先生も今いただいたぞ!」
「合唱ライオットに参加してくれた皆さん、本当にありがとうございました。サカナクションの音楽を楽しんでくれた皆さん、本当にありがとうございます。先生実はね、ある締め切りを守れなくて、怒られてへこんでました(笑)。でもね、皆さんの音源を聴いて、勇気が出てきて、また今夜から深く深く潜りたいと思います(笑)。ということで、本日の授業はここまで!」
改めて、れいんがーると参加してくれたみんな、グランプリおめでとう!!
このグランプリを受けて、12月31日のSCHOOL OF LOCK!は、"合唱ライオットスペシャル"を開催する事が決定!(22:00~22:55)
今回グランプリに輝いた、れいんがーるたちの合唱を改めてプロがレコーディングして、その音源をオンエアしていきます。今年の大晦日は、合唱ライオット・ファイナルで新年を迎える準備をしましょう!