SCHOOL OF LOCK! 部活動「新聞部」supported by 朝日新聞SCHOOL OF LOCK! TIMES

SCHOOL OF LOCK! TIMES Vol.04 14th, AUGUST 2014

SCHOOL OF LOCK!の新聞部 Supported by朝日新聞のビッグプロジェクト!「今年の夏はペンを持って甲子園に行こう! 第96回全国高校野球選手権大会リスナー記者募集」このプロジェクトに全国からおよそ700通以上の応募が寄せられた。その中から選ばれた…岩手県に住む高校1年生…さんな&摂待。家から7時間以上かけ憧れの地、甲子園球場に向かったが、開会式、そして、第一試合が行われるはずだった2014年8月9日は雨。朝6時、無情にも2日間の延期が伝えられた。雨にぬれた沈黙の“甲子園球場”を取材した二人。その目は高校球児のそれと同じようにキラキラと光っていた。

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SCHOOL OF LOCK! TIMES Vol.04 14th, AUGUST 2014

さんな 15歳 岩手県 甲子園レポート

54年ぶりの開会式中止、延期。
そんな不運が私たちを襲った第96回全国高校野球選手権大会。
通称、夏の甲子園。しかし、私にとって開会式がなくても、球児たちの熱い試合がなくても、夏の甲子園を堪能することは充分であった。

甲子園球場を訪れると、中止となった開会式を惜しむかのようにたくさんの高校野球ファンがいた。
そこで私達は広瀬すずちゃんやよしだ教頭、SCHOOL OFLOCK! 職員と共に甲子園球場スタジアムツアーに参加。ここでは球場スタッフの説明を聞きながら、普段入ることのできない場所を巡った。まず案内されたのは3塁側の室内練習場。ここで球児は自分たちの試合の一試合前まで練習するそうだ。ピッチングマシーンを置いて打撃練習をするチーム。ランニングなどウォーミングアップに専念するチームなど使い方は様々だ。そして、練習場で一番印象に残ったのは、マウンドだ。グラウンドのマウンドと同じ仕様となっている。夏の甲子園では敗れた際、球場の土を持ち帰る。汗と涙でぐしゃぐゃになりながら、土を拾い集めるのは夏の甲子園の名シーンの1つと言えるだろう。他にも選手の意気揚々とグラウンドに駆けていく姿、勝利して腕を高々と挙げた姿、選手のプレーに沸き上がるスタンド……。練習場の土を見ただけで様々な情景が浮かび上がってきた。数々のドラマの裏には室内練習場も絡んでいるのかもしれない。

次に向かったのは、選手が試合後、インタビューを受ける通路だ。そこは勝負の世界。勝利したチームの指名選手、監督が大々的に取り上げられ、敗北したチームの指名選手、監督は区切られてインタビューを受ける。テレビの前では当たり前のように思っていたが、生で見て、残酷な気がしてならなかった。
最後に向かったのは球場内にあるロイヤルスイートルームの広間。全面ガラス張りのそこから見えたのは一面の甲子園球場。芝生の鮮やかな緑、バックスクリーンの時計台。校旗を上げる3本のポール、深く作られたライト、レフトスタンド。球場をテレビでしか見たことがなかった私は今までに感じたことがないような興奮と感動を覚えた。高校野球をテレビ観戦する度に、「生で見れたら……。」と強く願った聖地・阪神甲子園球場が今、目の前にある。私たち、リスナー記者はすずちゃんやよしだ教頭を驚かせてしまうほどの興奮状態に陥ってしまったのだった。ここでたくさんのドラマが生まれるのだ。次また球場を訪れるときはこの目でドラマを目撃したい。貴重な体験をさせてくれたスタジアムツアーはここで終了。
さんな 15歳 岩手県 甲子園レポート

次にSCHOOL OFLOCK! 一行が向かったのは甲子園球場に併設されている甲子園歴史館。ここでは甲子園のこれまでの歴史を学ぶことができる。入場した瞬間に春夏含めてのこれまでの出場校が記された野球ボールが飾られていた。私たち、リスナー記者が通っている高校の名前もあった。名だたる強豪校に混ざって飾られていたのは誇らしい。他にもセンバツ、夏の甲子園の名場面のVTRや投手、打撃の大会記録、さらに球場で使われるものと同じデザインのベンチも置いてあった。そのベンチに座りながらすずちゃんとよしだ教頭の2人サインボールを書いた。甲子園歴史館を訪れる際は、ぜひ見てほしい。

そして、関西を味わおう!ということでSCHOOL OFLOCK! 一行はお好み焼き屋さんを訪れた。和気あいあいとした雰囲気のラジオ収録。憧れのすずちゃん、よしだ教頭とトークできたことは一生の思い出である。みんなで食べたお好み焼きは格別に美味しかった。まさに夢のような時間であった。
今回の公式取材を通してますます高校野球への愛が深まった。開会式、第一試合をみることができなかったのは残念であったが、スタジアムツアー、甲子園歴史館訪問、すずちゃん、よしだ教頭とのGIRLS LOCKS!……、どれも岩手に居てはできない体験であった。次もし行く機会があれば絶対に球児たちの熱をこの目に焼き付けたい。

最後に、私が今思うことは、高校野球の魅力を生徒のみなさんに知ってほしいということだ。
この夏も熱戦が繰り返される。球場に足を運んでもいい、テレビ中継でもいい、君もドラマの目撃者になろう。

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SCHOOL OF LOCK! TIMES Vol.04 14th, AUGUST 2014

摂待 15歳 岩手県 甲子園レポート

待ちに待った甲子園当日…
大雨でまさかの中止となった。聞けば、なんと甲子園の開会式が中止となったのは54年ぶりだという。私はそれを聞いて、なんと不運なんだ。と思ったが、それと同時に、この不運の分、今年の夏の甲子園は去年以上に感動のドラマが生まれるだろうと確信した。

折角甲子園球場まで来て、何もしないで帰ってしまうのは勿体無い!ということで、私達は女優でモデルの広瀬すずちゃんと甲子園のスタジアムツアーに参加した。スタジアムツアーで最初に訪れたのは、選手の室内練習場。TVでチラチラと映ることはあるが、よく見る機会はなかった。練習場に実際入ってみて、やはりTVで見る印象とは異なっていた。天井の高さ、砂場の配置…全てが選手のやり易さを考えた上で作られていた。

次に訪れたのは、試合後の選手がインタビューを受ける通路だ。そこには特別なものはなかったが、私はここでいつも試合後の選手が、嬉しさや、悔しさで涙し、そこで仲間との絆を深めていると思うとなぜか心を打たれた気分になった。

次にロイヤルスイートルームの広間に訪れた。そこから甲子園球場内を見下ろした。見下ろした途端、私にはなんともいえない感情と興奮が湧き上がってきた。球場内の整備されたグランド。ここで何人もの人達がプレーをすることを目指したのか。あるいは、目指しているのか。また、何人もの人達が涙したのか…今回のスタジアムツアーで私は野球の知識を習得できただけでなく、野球についてもっと関心を深めていきたいと心から思えた。
摂待 15歳 岩手県 甲子園レポート

私達はその後、甲子園歴史館へ訪れた。甲子園歴史館の入ってすぐのところに、かつて出場した高校の名前が記されているボールがたくさん飾られていた。私が通っている高校の名前もあり、とても嬉しく、誇らしく思った。さらに奥の方へ入って行くと、過去に生まれた感動の名シーンがたくさん放送されていた。その一つ一つを見ると、野球ってこんなに素晴らしいスポーツなんだ。と改めて思わされた。また、なぜ野球が幅広い年代の人に愛されているのかが理解せざるおえなかった。

甲子園歴史館を出ると、私達はお好み焼き店へお邪魔させてもらった。まさかすずちゃんと一緒にご飯を食べれるなんて夢にも思わなかったので、とても嬉しく、いい意味で胸騒ぎがした。
お好み焼きはとても美味しく頂いた。

今回のような貴重な体験をさせていただき私はスタッフ、または関係者の方々に本当に感謝している。
開会式、第一試合は観戦できなかったが、私は野球の素晴らしさ、努力の偉大さ、そして何より仲間との絆の大切さを様々な面で学ぶことができた。この取材を通して、もっとたくさんの人に野球という何よりも輝かしいスポーツを伝えていきたいと思う。

そして、1人でも多くの人に野球に関心を持ってもらいたい。
SCHOOL OF LOCK! GIRLS LOCKS!

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