岸本斉史原作による舞台「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」が、スタート!東京、福岡、大阪、宮城、さらに、マカオ、マレーシア、シンガポールで行われる話題のライブ・スペクタクルの宮城公演にSCHOOL OF LOCK!の生徒3組6名を招待!「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」をレポーターとして目撃したい!その熱を自分の言葉で伝えたい!という生徒は今すぐ応募してくれ!

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レポートby かも☆
4月23日、私は多賀城市文化センターで公演された『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』を見てきた。去年まで青森県に住んでいたため舞台を人生で一度しか見たことのない私にとっては、舞台は未知の世界であった。
当日、会場のロビーに入るとそこではグッズ販売が行われていて、たくさんの観客とスタッフで賑っていた。グッズの展示が行われていて、実際に物を見てから買うことができるので安心して買うことができた。ちなみに私はパンフレットを買った。パンフレットには出演者のみなさんの今回の役作りの難しさや、この舞台に対する想いや、舞台裏のことまで書いてあるので、ぜひ見に行った際に買ってほしい。

ロビーからホールに入ると最初に目に入って来たのはステージ上のセット。何も無いただのステージであったはずなのに、その日は村の一部と化していた。そして次に目に入ったのはたくさんの音響機器と照明を操る機器だ。初めて見るたくさんの機械に興味をひかれつつ、友人とともに席に着いた。
19時、照明が消え、ついに『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』が始まった。
ナルト、サクラやサスケなど出演者が出てくる度に鳥肌が立った。言葉の一つ一つに魂が込められている。一つ一つのセリフがセリフに聞こえず、彼らが本当に経験してきた事のように胸に迫ってくる。言葉だけでなく、体の動き、顔の表情、全身を使った演技を生で見て、圧倒された。場面ごとに主役がいるが、その主役以外の人達の細かい演技がその場面での主役の演技を引き立たせているのだと思った。そして、その出演者の演技をさらに引き立たせているのは、照明と音響だと思った。各場面での出演者の感情を色で表し、セリフ、動きに合わせて照らしていく。そのことで私の感情も出演者の人と同じ感情に近づく。照明は会場全体の感情を統一してくれていた。音響は会場全体を一つの村に仕上げてくれる。雨が降るシーンが有ったのだが、その時の雨の音が今も頭から離れない。ただの雨の音のはずなのに、出演者の演技、照明と一体となり、とても悲しい雨の音に聞こえた。普段、映像で見る雨の音も悲しさを孕んでいるが、自分は外から眺めているだけという印象があった。しかし、今回は、自分も雨に打たれている感覚に陥り、とても悲しい気持ちになった。これは今まで味わったことのない感覚だった。そして、舞台のイメージはステージ上で演技するイメーであったが、会場全体を使って物語が展開されていったので、さらに引き込まれた。
また、舞台では戦いの場面が幾つもあった。戦いの場面では、動きだけでなく、息遣いまで聞こえてきて本当の戦いを見ている気持ちにさせられ、戦いの場面では常に心臓がバクバクしていた。

今回、舞台を見て、「仲間っていいな」改めてそう思った。仲間がいるから頑張れる。仲間のためだから自分を犠牲にして戦える。そして仲間のために頑張っている人を見て心を動かされる人がいる。私には、本物の仲間といえる人は数えるほどしかいない。その人たちを信頼しているし、信頼されていると思っている。しかし、それ以外の人たちを嫌いというわけではないし、むしろ好いている。しかし、なぜ信頼できないのかと考えると、相手に対して、私自身心を開いてないからだと思う。つまり、真っ直ぐにその友達と向き合っていないからだと思った。ナルトはひたすらに仲間のことを信じ、その仲間と真っ直ぐに向き合い、そして、その仲間から厚い信頼を得ている。私はその真っ直ぐに友人に向き合うナルトに舞台を見ている間に憧れていた。

そして、もう一つナルトに憧れている所がある。それは、周りの目を気にしないことである。私は毎日、他人にどう見られているのかを気にして生きている。目立たないように、なるべく声を発さないように、決まった友達としか話さない毎日だ。人に嫌われたくないからあまり決まった友達以外と話さないし、自分の意見をはっきり言えない。周りから嫌われないようにそのことに必死に生きている。私もナルトのように強い心を持ちたいと思った。

これから私は色んな人に出会うと思う。そんな時、今までの私なら知り合いに引っ付いて歩き、深い友達を作ろうとしてこなかった。しかし、今回の舞台を見て私は変わろうと思った。積極的に話しかけて、すぐにありのままの私で接するということは難しいが、徐々に自分を出せるように、今までの友達だけに依存しないようにしようと思った。そして、嫌われることを恐れずに自分の思うことをなるべく言うようにしたい。もちろん、わがままとかではなく、意見や考えを。「信頼されたいなら、まず信頼しろ。」をモットーにまず相手を信頼するようにしたい。 今回、『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』を見ることができて、本当によかったと思った。自分の中で明らかにいろんなことに対する見方、考え方が変わった。大袈裟だと思う人がたくさんいると思うが、舞台をぜひとも見に行って、同じ感動を味わってほしい。これから凱旋公演のライブビューイングもあるので、遠い人にも見てもらいたい。人によって感じることはそれぞれだと思うが、なにか得るものは必ずあると思う。
今回の舞台を機にまた舞台を見に行って、生の演技をみて、たくさんのことを感じたいと思った。
こんな稚拙な文章を最後まで読んでくれてありがとうございます。
最後に、今回、『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』に関わるすべての人に感謝します。
素敵な舞台を見せてくれてありがとうございます。
また、ナルトたちに会えるのを楽しみに、これから頑張って生きていきたいと思います!




レポートby ちま3号
当日の多賀城市民会館は、多くの人で溢れていた。ステージには、大きくてかっこいいセット。中学生の頃、合唱部としてステージで歌ったときとはまるで違う雰囲気が漂っていて、私の胸は不思議なトキメキでいっぱいだった。
舞台を見たあとの私は、驚きと感動でなぜか笑っていた。正直、普段少年マンガはほとんど読まないし、NARUTOのストーリーも完全に知っていたわけではない。
でも、とんでもない迫力のアクション、一気にNARUTOの世界へといざなう音楽、最新の技術を存分に使った圧巻の映像美、出演者の迫真の演技…。そしてなにより、見ている人に素晴らしい勇気をくれるストーリー…。
そのすべてに、私はもちろん、会場にいるすべての人が圧倒された。あのアクションはどれくらい練習したのだろう。どうしてこの音楽はこんなにもドキドキするのだろう。こんなにすごい映像技術を生で見たのは初めてだ。
不器用で感情的で、忍者としてもまだまだ未熟なナルト。それでも、仲間のため、村の将来のため、必死に戦うナルトの姿に、とても感動した。不器用でも一生懸命に。感情的だからこそ誰よりも熱く。ナルトがなんだかんだ言っても周りから愛される理由はきっとここにあるんだと感じた。諦めることを知らないナルトを、自然に応援していた。
「人は守りたいものを見つけたとき強くなれる。」これは、舞台の中で私が最も印象に残ったある登場人物のセリフだ。私はふと、自分の中で守りたいと思うものを考えてみた。家族、友達、宝物、自分の夢…。ナルトのように決してかっこいいものではないけれど、私にも守りたいと思えるものがあったんだと気づかせてもらった。
自分はまだ高校生で、どちらかというとなにかを守ることよりは守られることのほうが多い。でも私なりに考えて、今目の前にあるものを、どんな小さなことでも大切にしていこうと思った。
それから、ナルトがどんな壁にぶつかっても向かうべき方向へ迷うことなく進んでいく姿を見て、これから先待ち受ける困難にも、逃げずに戦おうと思った。 NARUTOを見たあとの世界は、すごくキラキラしている。こんな素晴らしい舞台に出会うことができてよかった。感じたことの全てを忘れることなく、これからも過ごしていきたい。




レポート by るなこ
2015年4月23日 晴天に恵まれた宮城県は多賀城市民会館でこの日、『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』宮城公演初日が行われた。
私は幼いころから原作「NARUTO」のファンで、このNARUTO舞台が決まったときは絶対観に行こうと思い、この日が初見だったのでとても楽しみにしていた。
私は当日、開場の時間より早めに会場に着いた。会場には既に開演を待ちわびている人がたくさんいた。全体的に若い女性のお客さんが多かったが、男性のお客さんも少なくなく、また親子、家族で来場してる方もいた。大人から子供まで年齢性別を問わず、多くの人に興味を持ってもらえる舞台だと実感した。
開演の時間が近づき、胸を高鳴らせながらホールへ入る。ホールは一階席のみで、奥行きが広く、すべての客席に段差がありステージがとても見やすかった。開演前から幕が上がっていて、ステージには原作を彷彿とさせるセットがあり、期待が高まるばかり。期待感と緊張感に包まれる中、『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』宮城公演初日が開演した。
開演し、松岡広大さん演じる主人公・うずまきナルトがステージ上に登場したとき、「本物のナルトだ」と感動し、鳥肌が立った。佐藤流司さん演じるうちはサスケ、伊藤優衣さん演じる春野サクラなど次々と登場するキャストさんみんな原作のキャラクターにぴったりで、本当に原作のマンガの中から飛び出てきたようだった。
私は忍術・アクションを最も楽しみにしていた。どのようにそれらを表現・演出するのかととても楽しみにしていたが、その期待をはるかに超えるかっこいい演出だった。忍術が出てくるたびに驚かされるばかりで、ついつい声を出してしまいそうになった。これは実際に見ないと分からないので、このレポートを読んでいる方にはぜひ自分の目で確かめてほしい。

キャストのみなさんの迫真の演技によってどんどんNARUTOの世界観に引きこまれていった。時に笑い、時に涙し、シリアスな場面では観ている側も辛くなるし、楽しい場面ではとても楽しい気持ちになる。会場全体で喜怒哀楽を共にすることで、ステージ上だけでなく、ステージから客席の一番後ろまでがNARUTOの世界になっているようだった。
ついに訪れたエンディング。カーテンコールではたくさんの手拍子・拍手・歓声が巻き起こった。拍手喝采はホール内の照明が点灯し、舞台の終わりを告げるまで、鳴り止まなかった。
開演から終演までの2時間半、常に感動し、驚かされた。圧巻としか言えない。今まで観てきた舞台の中で一番大好きな作品になった。
この舞台を観て、明日から頑張る活力が湧いた。生きていれば辛いこと、悲しいことがある。そこからどうやって生きていくかは自分次第。私は自分の信じる道をまっすぐ行こうと思った。主人公のナルトのように強くありたい。
私は原作のNARUTOを知らない人も楽しめる舞台だと思った。NARUTOを知ってる人も知らない人も、舞台を観る人も観ない人もぜひ観てほしい作品だと。このレポートを読んで、『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』に興味を持ってもらえれば幸いだ。