技術×心=作品
長渕LOCKS! 2014.10.18 土曜日
今夜も炎の生活指導室を訪れたとーやま校長。
気を引き締めて指導室にいざ入ろうとすると、中から何やら剛先生の声が…?
校長 ドンドンッ「失礼します!…あれ?剛先生?」
長渕「56……57……58…」
校長「何されてるんですか…?」
長渕「腕立て伏せ」
校長「凄い…ホントにやってるんですね…。あの…喋りにくいんで一度休憩していただいてもいいですか?(笑)」
長渕「そうか。それは悪かったな。で今日は何?」
校長「はい。今日も炎の生活指導をしていただきたいのですが、この学校の生徒は10代だけではないんですよ。ということでまずはカキコミを紹介させてください。」
僕はもう大人になりましたが
高校生の時にひどいいじめに会い
奴の胸に一発突き刺してやろうと思いましたが
でもそれやったら自分はおしまいだーと。
その時、剛さんのオールライトやホールドユアラストチャンス聴いて必死で生きました。
生きてきました。剛さんに助けてもらいました。
でもあの時の自分のふがいなさに悔しい思いです。
だから剛さんも死なないでいつまでも剛兄貴でいてください。
富士山のオールナイトライブ絶対行きます。
名も亡き少年
男/23/福岡県
男/23/福岡県
長渕「名も亡き少年、ありがとう。」
校長「これは魂の叫びですね。」
長渕「そうだね。カキコミの中の『必死で生きました。生きてきました。』って部分が一番心にきたね。」
長渕「このラジオを聞いてる奴らってさ、どちらかと言えば内省的で、なかなか行動に移すことができない奴が多いと思うんだよね。でもこの“名も亡き少年"は何か苦しいことがあった時に、『一発ぶちかましてやろう』って気持ちが先に出て、でもそれをやったらおしまいだって分かってて、我慢したんだな。このカキコミの文脈からも分かるけど、こいつは必至で堪えて生きてきたんだよ。偉いぞ!!名も亡き少年!!」
校長「そうですね。こいつは今も必死で生き続けてますよね。」
長渕「うん。やっぱり人間我慢することって多いんだよ。」
校長「言いたいこともなかなか言えない時ありますもんね。」
長渕「まさにそうなんだよ。理不尽に何かされても、我慢しなくちゃいけないことが多すぎるよね、この世の中。」
校長「確かに、誰もが『間違ってる』って思ってても、声に上げることができないことが多いと思います。」
長渕「そう。俺も10代の頃、何が正義で何が間違ってるかを言ってくれる人間がいなくて『じゃあ俺は何を信じて生きていけばいいんだ!』って悩んだ時期もあったよ。その時には『いっそ死んでしまいたい』って思ってたね。」
校長「この長渕LOCKS!では、しっかり声をあげて、ガチで向き合いましょう!!」
長渕「もちろん!!!俺ははっきり言って『強く生きてきた』とは言えないよ。でもこの58年間の人生で感じたこと、考えたことはあって、その実体験の中で生徒のみんなに『正しい』とか『間違ってる』ってはっきり言っていこうと思う。だから生徒のみんなも俺に対して『正しい』とか『間違ってる』って思ったことをはっきりと言って欲しいね。」
剛先生!!ありがとうございます!!
生徒諸君!周りの目や声に怯えなくていい。自分の思ったことをしっかりと声に出して良いんだぞ!!ここ、炎の生活指導室では生徒のみんなとガチで魂のぶつかり合いをしていく!!思ったこと、感じたことは迷わず正直に【長渕掲示板】に書き込んでくれ!!
それでは本日も魂の授業開講です!!
長渕「今日もまずは点呼からいくぞ!!名前を呼ばれた生徒はラジオの前で大きな声で返事をするように!」
長渕「【 東京都 14歳 男の子 ラジオネーム ガラケイ最高 】!
【 石川県 17歳 男の子 ラジオネーム kyow 】!
【 福島県 16歳 女の子 ラジオネーム ゆうり♪ 】!
【 群馬県 16歳 男の子 ラジオネーム セカンドナイト 】!
【 岡山県 19歳 男の子 ラジオネーム すずどなるど 】!」
校長「全員出席!では剛先生!まだまだカキコミも届いているので、紹介させてください!」
アリーナツアー最前ブロックで参加しました。
剛兄貴の肉体美にめろめろでした。どうやってその肉体を維持してるの?
神奈川県 17 歳 女の子 ラジオネーム: ケンピコ
校長「最後タメ口なんだよなぁ(笑)」
長渕「(笑)しかもちょっと女を出してるね(笑)」
校長「この『めろめろでした』の部分で出てますね(笑)」
長渕「これは生活指導担当としても、あと30年くらい若ければ…」
校長「やめてください!!」
長渕「すいませんでした(笑)不謹慎でしたね…。校長はこの女性についてどう思いますか?」
校長「嫌い…じゃない(笑)!」
剛先生も校長先生もちゃんとしてください!!生徒のみんな聞いてますよ!!
気を取り直して、カキコミの質問に答えてください!
長渕「えっと、『どうやって肉体を維持してるか』だよね?」
校長「そうです。」
長渕「これはいくつになっても『生涯青春』ってことだな。」
校長「『生涯青春』ですか?」
長渕「そう。俺は、今ラジオを聞いてるみんなの歳の頃から今までずっと『あんな大人になるもんか!』と思って生きてます。でもそうは言っても大人にならなきゃいけない時もある。そんな葛藤をすべて肉体を鍛えるということにぶつけるわけです。そして汗とともに流していますね。」
長渕「そうすることで、全身に“青春の筋肉"ができてくるわけです。」
校長「つまり剛先生の体は“青春"で出来ているんですね!?」
長渕「そういうことです。俺はこれを98歳までやろうと思ってますよ。」
校長「98歳!?出来るんですか!?」
長渕「校長。今『そんなのあり得ない』って思ったでしょ。そのあり得ないことをやるのが“人間力"なんです。」
校長「剛ーーーーーーー!!!!!」
剛先生のアツい生き様に思わず叫んでしまった校長!
生徒諸君も“あり得ない"と思っていることに挑んでいこう!!自分で勝手に限界をつくるんじゃないぞ!!
校長「剛先生!それではそろそろ生徒と直接話をしていきましょう!」
長渕「そうだな!」
今夜はこの生徒と話をしていきます!
僕には今、一生を左右する悩みがあります。
僕は今、地元茨城の高校を卒業して上京し東京で仕事をしながら暮らしています。
そして、悩みというのは今の仕事を辞めてバンド活動をしようとしています。
高校時代からバンド活動をしています。
僕には大きな夢があるんです。
それは大きな舞台で何万人という人を目の前にライブをして
観客一人一人の心に届くライブをやる!です!!
でも、このことを親に言ったら
「現実をみろ」 「夢じゃ飯は食えない」 「馬鹿なの?」といわれました。
これは友達などに相談しても言われました。
そして今付き合っている彼女からは「絶望じゃん」「将来ないね」といわれました。
この台詞はきつかったです。
僕は正直、なにが正しいのか分かりません
今の会社は人間関係も悪く僕自身、いろんな意味で成長できないと思っています。
現実はそんなに甘くないのは十分分かっています
でも、ここで諦めたら絶対後悔するって言うのは分かってるんですけど、
あと一歩が踏み出せません
長渕さん、どうかこんな僕にあと一歩踏み出せる勇気をください。
きょういち
男/19/東京都
男/19/東京都
長渕「これは俺も同じような経験があるのですごくよく分かりますね。校長電話繋いでもらっていいですか?」
校長「わかりました。もしもし!」
きょういち「もしもし!」
長渕「きょういちくん。初めまして。」
きょういち「初めまして!」
長渕「早速なんだけど、ライブとかどの辺でやってるの?」
きょういち「八王子の方でやってます!」
長渕「そっか。ファンは増えたりした?」
きょういち「それが…ファンはあまり増えてません…。」
長渕「そうだよな。簡単には増えないよな。」
きょういち「はい…。」
長渕「バンドはどんな形でやってるの?」
きょういち「3ピースでやってて、僕はベースをやってます。」
長渕「そうか。きょういちのやってる音楽って聞けたりしないかな?」
きょういち「ぜひ聞いてください!!」
校長「音源とかあるってこと?」
きょういち「いえ!今日は弾き語りで歌いたいと思います!」
というわけでなんと!生演奏で曲を披露したいというきょういち!!
これから演奏する曲は『時過ぎし中で』という別れの歌。
きょういちが初めて作った曲で、中学生の時に彼女と別れ、その想いを綴った曲だそうだ。
このエピソードを聞いた剛先生は…?
長渕「俺が初めて作った曲はさ、『ポケットの中の百円玉』って曲なんだよ。俺も当時高校生で好きな女の子がいてさ、“あけみちゃん"って子だったんだけど、きょういちがその曲を作った相手の子は何て名前なの?」
きょういち「…あけみです!」
長渕「本当か!?すごい偶然だな(笑)俺はこの曲を書いた当時は、まだ百円札が主流で百円玉が出始めた頃だったんだ。そこで『この百円玉で好きな子を喜ばせるにはどうしたらいいのかな?』って想いを曲に込めたんだ。きょういちの歌は一体どんな曲なのかな?楽しみだよ。」
まさかの偶然に剛先生も大興奮!!そしていよいよきょういちが披露する番だ!
剛先生に直接聞いてもらえるなんて、またとないチャンス!! 頑張れ!きょういち!!
きょういち「それでは歌います!!」
長渕・校長「お願いします!」
〜♪
いよいよ弾き語りを始めたきょういち。緊張のためか少しだけチューニングが怪しいが、想いを込めて作った大切な曲を一生懸命歌う。
これには剛先生も真剣に聞き入っている様子…一体どんなアドバイスをしてくれるのか!?
きょういち「〜♪」
長渕「…きょういち」
きょういち「〜〜♪」
長渕「おい!きょういち!!!いつまで歌ってんだ!!(笑)」
きょういち「〜♪…以上です!」
長渕「(笑)お? 終わったか?」
きょういち「はい!ありがとうございました!」
長渕「歌ってみてどうだった?」
きょういち「気持ち良かったです!!」
長渕「だろうな(笑)気持ちよさそうに歌ってたもんな(笑)」
きょういち「すいません(笑)」
校長「(笑)剛先生…きょういちの演奏いかがでしたか?」
長渕「じゃあ、正直に言わせてもらう。まずチューニングが合ってなかったよな?」
きょういち「…はい」
長渕「チューニングは合わせようぜ。それから想いはすごく伝わってきたよ。ただプロを目指すなら、音程をもう少し安定させた方がいいな。」
きょういち「はい」
長渕「テープとかで録音した後に、冷静な耳でもう一度聞いてみるといいよ。そうしたらどこを直すべきなのかなのかが見えてくるから。」
きょういち「はい。ありがとうございます。」
長渕「俺も福岡のライブハウスに出た頃は客なんか全然入んなくてさ、親にも友達にも反対されたんだけど、それでも夢を捨てきれなかったから人一倍ギターを練習したよ。俺にとってもお前にとってもギターは武器なんだよ。だから人前で歌う時には絶対にチューニングはばっちり合ってないとダメなんだ。プロって言うのはシビアな世界だからさ。」
きょういち「はい!」
長渕「叶わない夢は人間にはないからね?その夢を叶えるために、今自分は何をすればいいのかを考えることが大事だぞ。」
きょういち「ありがとうございます!頑張ります!!」
これには聞いていた校長も思わず納得。
校長「きょういち、今剛先生が精神面でも技術面でもアドバイスしてくれて、今自分が何をするべきなのかに気づけたのは大きな一歩だな。」
きょういち「はい。」
長渕「最後にひとついいかな。紙に『技術×心=作品』って書いてみな。」
きょういち「…書きました。」
長渕「これは[あいだみつを]先生の言葉なんだけどさ、きょういちの技術は10点満点中何点だと思う?」
きょういち「ほぼ0だと思います…。」
長渕「謙虚だな(笑)じゃあ心は?」
きょういち「それは10点です!!」
長渕「そうだな!それじゃ掛け算したらどうなる?」
きょういち「0点…です。」
長渕「うん。でも技術が1点になったら? 5点や10点になったら? それだけ覚えとけよ。」
きょういち「はい!!ありがとうございました!!」
きょういち!お前の夢はまだ始まったばかりだぞ!!
剛先生の言葉をしっかりと受け止めて、いつかライブ会場で会える日を楽しみにしているからな!!
さらに富士合宿にも参加したいというきょういち!まずは剛先生のライブで学んで来てくれ!! 頑張れよ!!!
生徒諸君!!剛先生に直接想いをぶつけられるのは炎の生徒指導室だけ!!
キミたちが本気でぶつかれば、剛先生は本気で悩み、考え、返してくれる!!!
魂の叫びを【長渕掲示板】と【メール】で待ってるぞ!
今日の長渕語・録「叶わない夢なんてない。夢を叶えるために大切なことは、今、自分が夢に向かって何をすればいいのか考えることだ」
M ALL RIGHT / 長渕剛
M 走る / 長渕剛
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INI LOCKS!非公式部活『生物部』
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