LiSA × ユニゾンLOCKS!(前編)
田淵先輩との初対談!!

SCHOOL OF LOCK!


LiSA「さあ、今夜のLiSA LOCKS!ですが、お知らせした通り、この方とお届けしたいと一緒に思います!」

田淵「こんばんは、UNISON SQUARE GARDEN田淵智也です!よろしくお願いしまーす!」

SCHOOL OF LOCK!


LiSA「いぇ〜、きた〜!やっと来た〜!」

田淵「いいですね〜!」

LiSA「召喚した先輩!」

田淵初めてじゃないですか?喋るの

LiSA「そうだよね?一緒に何かに出て、みんなに向かって喋るってことはあっても」

田淵「一回だけあったね、公開収録みたいなやつ」

LiSA「ね、2人でこうやって喋るって初めてですよね」

田淵「雑誌の対談も…無いねぇ。嫌われてたのかな…?」

LiSA「なんで?(笑)」

田淵「あいつには曲だけ書かせときゃいいんだ、みたいな」

LiSA「違うよ!大事な時に取っとこうと思ってたら出しどころが無かったんだよ!」

田淵「あ〜そういうことですね。そういうので聞きたいことありますよ、私」

SCHOOL OF LOCK!


LiSA「いや怖い怖い怖い!今日ちょっと何が起きるか分かんないけど…。先輩、田淵さんには、デビューミニアルバムの頃から、たくさん楽曲提供をしていただいてますね」

田淵「あ〜もうちょこちょこですけど、はい」

LiSA「だって私の曲の一覧見ると、3分の1、先輩の曲だもんね」

田淵「いやいやとんでもないですよ」

LiSA「ライブとかでセットリスト組むと、後半の畳み掛けゾーン、田淵→田淵→田淵じゃん!みたいな」

田淵「畳み掛けゾーンね(笑)そうね、元気のいい曲多いかもしれないね。僕がそういうの好きなんでね」

LiSA「本当に楽しく歌わせていただいてます!」

田淵「ありがとうございまーす」

SCHOOL OF LOCK!


LiSA「楽曲提供の前から、デビュー前のライブにも観に来てくれて」

田淵「“Girls Dead Monster”ですね!アニメの中のバンドのボーカル、歌う人だけの役をLiSAちゃんがやってたんだけど、そのライブに一度行かせてもらいましたね」

LiSA「あれが2010年だから、もう7年前」

田淵「おお、もうそんなに!2011年にLiSAっていう名義でアーティストデビューして、そこからだね」

LiSA「そんな長くお世話になっていますが、今年だけでもシングル『Catch the Moment』の作曲、アルバム『LiTTLE DEViL PARADE』から『Brave Freak Out』の作詞、『そしてパレードは続く』の詞曲、新曲『だってアタシのヒーロー。』のカップリング『Sailor Spark Operation!』の作詞と、色々とお世話になっております!」

田淵「すごいね。最近作詞でお声がけをいただくことがちょこちょこあるんだけど、LiSAちゃんは2曲目か。ありがたい話だね。新しい僕の人生の一歩なのかなと思うくらい、外からお話をもらうことがあって。何で呼ぼうと思ったんですかね?」

LiSA「作詞?曲をずっと一緒に作らせてもらっていて、作詞も共作させてもらったりとか、先輩の歌詞をもらって、ここもうちょっとこうしたいなって提案をさせてもらう時とかに、アイデアがすごくたくさんある人なんだなって思ったんですよ。さらに曲自体の良さを生かす言葉を使う力が素晴らしいなと思って、歌う時に楽しく歌えるの」

田淵「ああ、ほんとですか。恐縮ですね」

LiSA「だから曲をもっともっと美味しくしてもらうためには、先輩シェフに出さなきゃみたいな」

田淵「歌ってて楽しい言葉ってのはユニゾンでもよくあって、てかそれを主にやっているんだと思うので、外で書く時にも、僕に求められているのはそこなんだろなと思って。僕は物語を作って歌詞を書くタイプではそんなにないので、たぶんそういうことをやればいいんだろうなと思ってやってるんでしょうね」

LiSA「でも物語を組まないって言いますけど、私がライブで歌ってて、「うわ、先輩このためにここ書いたんだろうな」って思う瞬間めちゃくちゃある」

田淵「ま、一応、世界設定みたいなのはあるけどね。それが伝わってればラッキーだなと思って」

LiSALiSAとして活動していく中で、こういう立ち位置で歌っていかなきゃいけないんだなって思わせてくれたのが、やっぱり先輩だったんで

田淵「お、ありがとうございまーす!」

SCHOOL OF LOCK!


LiSA「はい、ということで今回色んなテーマが用意されてまして。早速、今、曲の話したけど、どうする?」

田淵「え?」

LiSA「(笑)」

田淵「でもじゃあそこの延長で、曲作りの話をしたいなと思ってて。LiSAちゃんがね、最近詞を書くようになったじゃん?」

LiSA「最初からだよ」

田淵「最初からなんだけど、一回諦めかけてたよね?」

LiSA「何回か諦めかけてる」

田淵「そうだよね。デビューアルバムの時は、LiSAが全部書くというコンセプトで始まっていたけど、書いてる過程を見てたからかもしれないけど、その時に書いてた歌詞とかは、この人に全部作詞をさせるのは無理なんじゃないかなと思ってはいたところがあって、でも今は本当に立派になりましたよね。どうやって世界設定を作ってるんですか?

LiSA「うーん…。でもLiSAがLiSAであることを理解したんだと思います。」

田淵「はあ、なるほど」

SCHOOL OF LOCK!


LiSA「私が作詞をするのって、田淵さんか古屋(真)さんの基本的にはお2人なんですけど、その時に学ぶことがすごくあって。ここにこういう言葉入れるんだとか、ここのメロディ生かしたいけど何か言葉いいのちょうだい、みたいなのやるじゃん?」

田淵「なるほど、やりますね」

LiSA先輩だったらここ何入れるんだろうとか、私がこう提示した時に古屋さんだったら何て言ってくれるかなっていうのを、1人で考えながらできるようになってきましたね」

田淵「あ〜確かに。僕のことは一回置いといて、古屋さんの影響を受けてるなっていうポイントは何回か見る気がするね。」

LiSA「ほんと!?でも先輩の影響を受けてるなっていうのも、ファンの子は思ってると思うよ!」

田淵「あ、だから自分のことは一回置いといてって言ったんだけど」

LiSA「あ、はい、すみません(笑)」

田淵「いやいやなるほどね」

LiSA「同じ世界観、自分がいいと思った世界観を持っている師匠に2人も出会えた私は本当にラッキーだと思います」

田淵「最近はね、本当にほぼ自分で書いてますもんね。素晴らしいと思いますよ」

LiSA「勉強させてもらってます!」

田淵「とんでもないです。じゃあ次のトーク行きますか?」

LiSA「行っちゃう?」

SCHOOL OF LOCK!


田淵「何か聞くことある?」

LiSA「…え、普段何聴いてるんですか?

田淵「普段!?」

LiSA「(笑)だって何かから影響受けてるからそういう曲が作れるんでしょ?」

田淵「え〜っとね、最近は映画が多いかもな〜。ただ、音楽的にね、何かを聴いた時にパーンってひらめく曲が出てくるみたいなのはね、新しい音楽じゃなくて、自分が元々好きな音楽をもう一回聴いた時かも」

LiSA「ああ分かる!」

田淵「インディーズ時代にすごい好きだったスローカーブっていうバンドがいるんだけど、そのスローカーブの曲を聴いた時に、「うわあ、俺まだこんな曲作れる!」っていうのをいまだに発見することがあって。公言してるバンドだと、the pillowsとかTHE HIGH-LOWSとか、ザ・クロマニヨンズとかなんだけど、好きなものを聴いた時に出てくることが多いね」

LiSA「へ〜なるほど。言葉って、映画ってこの人が言葉にしていないことを歌詞にしようみたいな言葉の連鎖はある気がするんですけど、曲ってどこから出てくるんですか?」

田淵「あ〜でもね、映画観てひらめく場合は、言葉と一緒に出てくる。言葉とメロディが一緒に出てきて、それこそね、エンドロール観てる時にね、そのエンディングテーマじゃなくて別のが来るんだよね」

LiSA「へえ〜〜」

田淵「でもそれは言葉と一緒になってるから、LiSAちゃんが言ったみたいに、足りない言葉にメロディも一緒に出てくる」

LiSA「すげ〜。神すげ〜(笑)」

田淵「とんでもない、とんでもない」

LiSA「次行く?」

田淵「次行こう!」

SCHOOL OF LOCK!


LiSA今さら聞けないけどこの際聞きたい

田淵「はっは〜、そうですか。どうぞ」

LiSA何でどこまでも自転車で行くの?

田淵「(笑)」

LiSA「だってさ、私がZepp(東京)でやった時も自転車で来るでしょ?」

田淵「うん、川崎チッタにも行った」

LiSA「でしょ?おかしくない?」

田淵「もっと長距離行ける人は全然いけるから、僕はまだひよっこみたいなもんですよ」

LiSA「いやいやいや」

田淵「電車が好きじゃないのかもしれないね」

LiSA「電車が好きじゃなくても自転車で行かないでしょ」

田淵「いやでも億劫というか、自転車漕いでる方が楽なんだよ」

SCHOOL OF LOCK!


LiSA「帰りに心折れたりしません?来たはいいけど帰るのめんどくさいな、みたいな」

田淵「川崎チッタの時は思った!謎の川を北上し続けてて、俺は今どこにいるんだろうと思って。ネット環境も整ってないから、地図も開けなくて」

LiSA「どうやって道調べるの?あ、青い看板?」

田淵「それもそうだけど、あらかじめ家で調べておく。で、パソコンで全部曲がり角の写真を撮っておいて」

LiSA「すげえ〜(笑)旅人みたいだね」

田淵「いやいや旅人だったらもっと、ネットとかを駆使すると思うんだけどね」

LiSA「あ、山登る人みたいだね。先にルート決めてとか」

田淵「そうかもしれないね」

LiSA「何かありますか?」

田淵「え、今さら聞けないってそんなプライベートなことなの?」

LiSA「全然そうじゃなくていいよ(笑)」

田淵「俺じゃあずっと気になってるんだけどさ、LiSAちゃんが楽曲をオーダーする時って、何で具体的なオーダーがないの?

LiSA「え、どういうこと?」

田淵「基本的に”何かください”なんだよね。しかも、たぶん僕だけじゃなくて、他の人にも同じこと言ってるよね。田淵にこういう曲を作ってほしいっていうオーダーが無いのはずっと気になってて」

LiSA「なるほど」

田淵「何か作ってくださいっていうオーダーで、他の人にも同じオーダーがいってるだろうなっていうのがある中で、じゃあ何作ろうかなって一から新しいものを生み出していくんですけど、こういう曲作りたいから田淵にお願いしますっていうのは考えたことないんですか?」

LiSA「ありますよ。オーダーが何か作品のものだったとして、その世界観があるとして、それを先輩と、誰々と、って送るでしょ。その時に、自分たちがイメージしてるのが、先輩だなっていう。イメージとして。上手く言葉にできないんですけど」


SCHOOL OF LOCK!


田淵「あ、でも作品は分かるの。『魔法科高校の劣等生』の時は、原作を読んで、なるほどってなって作ったのが『Rising Hope』だったんだけど。もっと漠然とさ、今回のアルバムがこうでこうで、このタイミングで田淵の曲がほしくて、具体的にはこういうことなんですよ、みたいなオーダーの仕方はしないの?」

LiSA「その場合ももちろんあると思う。逆に先輩じゃなかったらあると思う。」

田淵「おお」

LiSA「でも先輩は歴の長さと、LiSAというシンガーのことを分かってくれてるという、ちょっとそこに甘えてるのかもしれないけど、その上で、じゃあLiSAに何やってほしいですか、じゃないですけど(笑)なんか新しいのある!?みたいな」

田淵「なんかください!(笑)」

LiSA「なんかちょうだい!みたいな(笑)だからある意味プロデューサーだと思ってるんですよ」

田淵「なるほどなるほど」

SCHOOL OF LOCK!


LiSA「はい、ということで時間となってしまいましたが。盛り上がっちゃった!」

田淵「そうですね!時間大丈夫でしたかね」

LiSA続きは、この後のユニゾンLOCKS!にLiSAがお邪魔してまだまだやります」

田淵「おー出しゃばる!あ、出しゃばるつっても今は俺が出しゃばってんのか。ごめんなさいね」

LiSA「(笑)今日はロングでお届けしたいと思います!」

田淵「お世話になります」

LiSA「ということで23時台もよろしくお願いします!とりあえず22時台の「ばいちっ」を”一緒に”やってもらっていいですか?」

田淵「私!?あ、そうですか、はい。」

LiSA「お願いしまーす!ということで、LiSAと」

田淵「田淵智也でした」

LiSA「せーの」

田淵ばいちっ……なんでやっ

LiSA「(笑)かわいい♥」


ということで続きは本日の [ユニゾンLOCKS!] で!!

SCHOOL OF LOCK!

LiSA LOCKS! 放送後記

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