楽曲を通して表現力を学んでいく授業!『大夢の音楽自由研究』

SCHOOL OF LOCK!


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聴取期限 2025年3月26日(水)PM 10:00 まで



VMAJ お疲れ様でした!!





今夜は今年からはじまった授業を行います!


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〈チャイムの音 キンコンカンコーン〉
〈教室のドアが開く音 ガラガラ〉

大夢「生徒の皆さん、こんばんは!みんなの夢をサポートする、、SCHOOL OF LOCK!のチューター・INI 髙塚大夢です!今日もここ“チュータールームNo.3”から授業を届けていきます!

今夜は、まずはINIのアリーナツアーについて少し話していこうかなと思います!『2025 INI 3RD ARENA LIVE TOUR [XQUARE]』が、5月6日(火曜日)の福岡公演からスタートします!」




大夢「こちら、INIにとっては3回目となるアリーナツアーでございます!今、絶賛そのツアーの準備中なわけなんですけれども・・・メンバーも前に比べて結構、本当にクリエイティブ面にも参加するようになって。こういう演出を入れたらどうかとか、ここのセトリはこう変えてみてはどうかっていう話し合いとかを、いろんな人と話し合ったりとかもしてますね。あとは、ジャケットの衣装は今回結構、斬新だなって思いますね。楽しみに待ってもらえたらと思います!

3回目ということで、やっぱりもうちょっと今までよりも楽しんでやりたいですね!もちろん前回、前々回もめっちゃ楽しかったんですけど。もうちょっとここ、こうしなきゃとかね、そういうことをたくさん考えたりとかもしてたんですけど。そういうのを考えつつ、もうちょっとステージを楽しむ自分を大事にして過ごせたらいいなと思います!ということで、参加するよ!っていう生徒は一緒に楽しんでいきましょう!!


SCHOOL OF LOCK!



大夢「さて、今夜は今年から始まった授業を行っていきます!」

『 大夢の音楽自由研究 』

大夢「はい!この授業は僕、髙塚大夢が様々なアーティストの楽曲を通して表現力を学んでいく授業でございます!この音楽自由研究では、その表現すごいなと思った歌詞や、音楽的要素、歌い方について深掘りして考え、研究していきます。」




大夢「ということで、今回研究していく曲は・・・、ヨルシカの『アポリア』です!

こちらの曲は、現在放送されているテレビアニメ「チ。 -地球の運動について-」の曲なんですけれども。とにかくこの曲は、本当に難解なんですよ。リズムも歌詞も、1回聞いただけでは頭の中に「?」が浮かんでしまうような曲で、これはちょっと研究し甲斐があるんじゃないかなと思って、今回選ばさせていただきました!

まず、『アポリア』っていうこのタイトルですよね。この『アポリア』は、どういう意味なのかっていうのを思って調べてみたら、ギリシャ語で“解決の糸口が見つからない難問”という意味らしいですね。なので、「答えのない問い」だったり、「困惑」っていうのを意味する哲学の言葉みたいですね。この曲自体は、”知らないことを知ろうとする探求心”っていうのをテーマにした曲なんですね。よくこの歌詞の中に「気球」が出てくるんですけれども、この作者のn-bunaさんによりますと、この気球っていうのが、“際限のない知の欲求の喩え“みたいですね。だから、自分の内の中の探求心みたいなのを気球に例えて歌った曲みたいです。そんな曲なんですけれども、注目すべき点をいくつかに分けて紹介したいので、まずはちょっとイントロを聴いていただきましょう!」

<♪〜イントロ>

大夢「はい!これ、初めて聞いた人は、「え?どういうこと??」ってなったと思うんですけど、リズムがちょっと変わってるんですよね。これが何なのかというと、「変拍子」っていうのが、この「アポリア」は使われているわけなんですね。で、その変拍子とはなんぞや?といいますと、一般的な普通の曲って、”ズッダン ズズダン ズッダン ズズダン”って、4分の4拍子とか、4拍の拍子の曲が多いんですけど。なんとこの曲は、「8分の7拍子」っていうのと、「8分の8拍子」っていうのがメインで流れてくるわけなんですよ。だから拍子で分けると、「1234567、12345678」で分解されて、それがずっと続いていくんですけど、そこがすっごい斬新ですよね。普通は、こういう変拍子ってなると、えぇ…?みたいな、ちょっとなんか心地悪い感じがしちゃうんですけれども、それをヨルシカさんは、すっごいナチュラルに、ちゃんとポップに消化して作ってるっていうのが、やっぱりすごいなって思いますね。

そして、イントロの「ハッ」ていうのが、最初の最初に入ってるんですけど。この、本をペラってめくった音の後に「ハッ」ていう声が入るっていうのが、この曲をすごい象徴してるなって思って。本を読んでいて、新しい気づきに、気づいた時の心の中に何か湧き上がるこの向上心っていうか、その探求心みたいなのを、ここのイントロでスッて表してて、これもすごいなって思ったポイントですね。

続いて紐解くのが、1サビに出てくる歌詞ですね。ワンフレーズです。ちょっと聞いていただきましょう!」

<♪〜サビの歌詞>
「僕らは気球にいた 遠い国の誰かが月と見間違ったらいい」

大夢「はい。ここの「僕らは気球にいた 遠い国の誰かが月と見間違ったらいい」っていうフレーズなんですけど。これ、MVを見てみると、このワンフレーズの深さをすごい感じるなと思っていて。MVが、1人の女の子がハンググライダーみたいなもので旅をするんですけど、月のようなものが2つあるんですね。で、そのなんで2つあるんだろうっていうところから、その月をめがけて旅をして、月が実は巨大な空に浮かんだ建物だった、みたいな感じなんですけど。普通に考えたら疑ってしまうものを普通と思ってしまう世の中。でも、それに対して1人だけはずっと疑問を持ち続けて進み続ける、みたいなのが描かれてるのかなと思うんですけど。それを見た上でこの歌詞を振り返ると、それと同じように、自分のこの気球を誰かが月って見間違うことで、自分のこの探求心がもっともっとその先の人に伝染してったらいいな、みたいなの表現してるのかなって思いまして。それをこの「気球」と「月」っていう、この2つの比喩表現を使って表現してるのはすごいなと思いましたね!

そして、続いてのこれすごいな!って思ったポイントは、ラストのサビに出てくる歌詞ですね。こちらも聞いていただきましょう!」

<♪〜ラストのサビの歌詞>
「この夢があの日に読んだ本の続きだったらいい」

大夢「「この夢があの日に読んだ本の続きだったらいい」っていうフレーズですね。この曲、冒頭で話した通り、『チ。』っていうアニメの曲なんでですけど、その『チ。』っていうアニメが、天動説が当たり前だっていう思われてた世界で、地動説を信じる人たちの物語なんですけど。その地動説っていうものの、この考え方を、世代を超えて受け継いでいくんですよ。だから、主人公がどんどん変わっていって、でも地動説っていうこの説は変わらずに受け継がれていって、みたいなのが、すごい面白いお話なんですけど。

「あの日に読んだ本の続きだったらいい」っていう、このワンフレーズが、この『アポリア』っていう曲の中で出てくる主人公の、この考えが、自分が昔に読んだ作り話だと思っていたものの続きだったらいいなっていう。非現実だって思ってたものが、現実になるかもしれないっていう、探求心を突き詰めていったら、そのワクワクさみたいなのが、このフレーズに込められてるのかなって思うんですよね。」


SCHOOL OF LOCK!



♪ アポリア / ヨルシカ






大夢「ということで今回は、ヨルシカの『アポリア』を紹介したいったわけなんですけれども。僕がヨルシカ先生に対して思うのは、この歌詞の美しさですね。ヨルシカさんは本当にこの曲に限らず、世界観が素晴らしいアーティストだなって思いますね。ということで、今夜の授業は以上。Log in to us!SCHOOL OF LOCK!のチューター・INI髙塚大夢でした!


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生徒の皆さんの”この歌詞、このパート、ここが好き!”という曲があれば、ぜひ「INILOCKS!掲示板」「メール」で教えてくださいね。

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