聴取期限 2020年12月23日(水)PM 10:00 まで
(※教室のドアが開く音)
藤原「 SCHOOL OF LOCK! “公式”の講師、
Official髭男dismボーカルの藤原聡です!」
楢崎「ベースの楢崎誠です!」
藤原「はい、どうも!」
楢崎「どもども!」
藤原「私と楢ちゃんは久しぶりですね!実はさっき会ったばっかりなんですけど!(笑)」
楢崎「そうそう!曲をおねりねりしてて、楽しかった!聡のスタジオ行って、超良い時間だった!」
藤原「非常にね!水面下での制作の日々が続くけど、その分来年が楽しくなるということで!」
楢崎「楽しみにしていただいて…!俺らも楽しみだもんね!」
藤原「作るっていうのはやっぱり楽しいもんですね!」
楢崎「聴いてもらえるのがいつ頃になるやら…」
藤原「ちょっと曲が出来過ぎとって渋滞みたいになってますからね!」
楢崎「そうなんですよね(笑)」
藤原「1年にそう何十曲も出せるもんではないですからね、やり方を考えたいもんですよね(笑)今すごいヒゲダンの出口混雑しています!(笑)」
楢崎「他の出口とか作りて〜!」
藤原「そして今回は、藤原・楢崎でお兄ちゃんコンビですね!」
楢崎「お兄ちゃんコンビですよ!」
藤原「お兄ちゃんと言わせてくれ!(笑)」
楢崎「お願いします(笑)」
藤原「さあ、もうすぐ2020年も終わりです。今夜はちょっと早いですが、僕たち二人が今年を振り返りつつ、超個人的な「2020年の1曲」をそれぞれ紹介したいと思います!」
楢崎「なるほどね〜!」
藤原「色んなことがあった1年ですが、流行語大賞も全部かっさらっていくほどの大きな『コロナ』というものがありつつ、日常を奪われながらも、でもその分さらにガッツを見せた2020年だったんじゃないすかね?みんながね。失ったものも多かったけどそれによってこれから前向きなことが生まれていけばいいなと思うし、そう思うべきなんだろうなと思いながら、一曲選んだんですけど…。
僕が選ぶ2020年の曲はスティーヴィー・ワンダーの『Where Is Our Love Song』 という曲ですね!」
M. Where Is Our Love Song / Stevie Wonder
藤原「いやこれ、スティーヴィー・ワンダーが4年ぶりに新曲を出すということで、レコーディング中も話題になったんですが。2曲出したんですよね。4年前って言ったら、映画『SING/シング』でアリアナ・グランデとコラボしてるけど、それもすごく良かったし、「この歳でそこまで歌うか!」みたいな感じだったんですけど、『Where Is Our Love Song』を直訳すると「俺たちの LOVE SONG どこだ」でして。
…ここまで音楽キャリアを積んだ先で、世界のことを問題提起していけるアーティストっていうのは本当にすごいと思って。この曲はなんと!スティーヴィーがまだ18歳の頃にかかれた曲なんですって!」
楢崎「ほぇ〜!全然知らなかった!」
藤原「俺たちが3、4年前に浮かんだメロディを今出したり、とかはザラにあるけど、そういう次元の話ではないからね。記者会見によると、東西の対立は心の傷にしかならないっていうのと、愛と平和と団結について今こそみんなで一回考えようぜっていうのでこの楽曲を手掛けた、ということでした。
まあこの2020年っていうのはみんなが知ってるアーティストが新しい曲を作ったり、新しいメッセージを届けていくことが盛んだった年だったと僕は思っています。松任谷由美さんのアルバムが出たりとか、ミスチルがまだここに来て、ものすごい作品を作っていたりとか、本当に尊敬しているミュージシャンの背中がさらに大きく見えるような年だったなと思って。自分たちもやっぱこういう風にありたいたいなと思ったし、そのお手本となる曲でした!」
楢崎「なるほどね〜!それでは楢崎さんのやついっていいですか?僕は小沢健二さんの『アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)』!」
M. アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先) / 小沢健二
楢崎「今回、2020年の超個人的なところから振り返って、俺が多分一番最近聴いた曲なんじゃないかっていう。本当になんかね、何だろうな、アレンジも大好きだし、歌詞の感じもずっと好きだったんだけど、さらっと聴く機会があって、その後ずっと聴いてると、Bメロの変化ね。
3個Bメロが出てくるんだけど、Bメロが刺さるような感じになってきてて、是非とも聴いて欲しいと思いますんで!」
藤原「『なんかいい』っていうのは大事よ!」
楢崎「言葉では言い表しづらいんだけど、”手を握って欲しい”っていう描写なんだけど、その心情がね1と2と3で違うっていうか。その心情の移り変わりみたいなものはすごい綺麗だなと思って、この曲ばっかり聴いてる!本当に超個人的!(笑)」
藤原「いやいやいや!その超個人的な好きな曲を紹介するコーナーなんで、大丈夫ですよ!
…なんか俺たち(の選曲)渋めだね(笑)」
楢崎「確かにね(笑)」
藤原「まあ… お兄さんと呼ばせて欲しい(笑)
そういう話題をセレクトしちゃうあたりも(笑)」
楢崎「おじさん(笑)」
藤原「(笑)でもライブないと歳を感じるよね?」
楢崎「わかる!年齢感を感じる!自分に(笑)」
藤原「あれ、何なんだろうね?」
楢崎「でもライブできてたからこそ、なんか今まで若々しくあれたのかなって思うよね。ライブが無くなったらやばくなるんじゃないかっていう(笑)」
藤原「まあ来年はやれるように頑張りましょう!」
楢崎「最後にヒゲダンの曲の中から今年の一曲選びましょうか、ってことで!」
藤原「俺らの中から一曲って難しいよね〜。なんだろうな〜。
そんなん言ったら「それではお聴きください、Official髭男dismで『Universe』」ってね!(笑)」
楢崎「同じこと考えてた!2020年振り返ったら一番新しい記憶だからさ(笑)」
藤原「「Official髭男dismで『Universe』!」でかかるならいいけど(笑)」
楢崎「かけれないんだよな(笑)
…あ!オレありますわ!」
藤原「なんでしょう!?」
楢崎「いま一度聞いて欲しいな、振り返ってほしいな、という曲がありまして!俺は『Laughter』で行きたいなと思うんです!」
藤原「『Laughter』にしましょう!やっぱり、笑える方にゆくぞということですよね!その通りだと思います!いやあ楢ちゃんさすがですね!」
楢崎「まあまあ!DJ してますから!(笑)」
藤原「さすがですね!」
M. Laughter / Official髭男dism
藤原「『Laughter』聴いていただいておりますけれども、やっぱこういう時期、「これからどういう活動していきたいか、よく聞かれることがあるんですけど、いつも通りが続くっていうことが一番大事なんだろうなと思います、一本一本のライブに向き合っていくことが大事なんじゃないかとも思いますかね!」
楢崎「なんすかね、この終始漂うおじさん感は(笑)」
藤原「もう藤原×楢ちゃんはそういう公式かも知れん(笑)」
楢崎「ちょっとそういうマインドの方向に行っちゃうので (笑)」
藤原「やっぱり歳でくくるというよりは長い目で見ながらやっていこうと思うんですけれど!」
楢崎「うん!」
藤原「では、今夜の授業は以上です!」
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藤原「でもやっぱ僕と楢ちゃんのコンビは会話のトーンが…(笑)」
楢崎「ゆるっとしてるんですよね(笑)」
藤原「お兄さんでいようという気持ちはありつつも、我々は『おじさん』ですね(笑)」
楢崎「うん(笑)でもそう思えば思うほど…」
藤原「『おじさん』だよねやっぱり…(笑)」
聴取期限 2020年12月23日(水)PM 10:00 まで