When I was a teenager!
2019.08.20
[Alexandros]
(カッ、カッ、カッ、チャイム……ガラガラ……)
とーやま校長「…お疲れ様でした」
洋平先生「お疲れ様でした⤴!」
とーやま校長「(笑)」
洋平先生「テンション低いですね?どうしたんですか?」
とーやま校長「いや、さっき終わったばっかで…」
洋平先生「まだ着替えてもないですからね」
とーやま校長「イベントの最後にライブを届けてくださって、だから声も大きいんだなって…」
洋平先生「そうですね!今日はイベントだから、“あんま曲数はやらなくていいので…”って言われてたんですけど、我々ライブをやるとなると、1曲では終わりたくないので“3曲はやりたいんですけど…”って言って」
磯部先生「せっかくお気遣い頂いた所、我々から“むしろもっとやっていいですか?”って(笑)」
洋平先生「そっからさらにプラスして、4曲。めちゃめちゃ良いライブでしたね!」
磯部先生「そうですね、楽しかったね!」
とーやま校長「磯部先生は優しいな〜…いそべせんせ〜〜〜〜い!!」
磯部先生「あ、生で聴けた」
とーやま校長「やさしいよね〜〜〜!!ドロスって!!」
磯部先生「優しいのはスタッフさんですよ?」
とーやま校長「あ、スタッフさんがってことか」
一同「(笑)」
とーやま校長「“いそべせんせい〜”って絶対言おうと思ってて、全然話を聞いてなかった」
一同「(笑)」
磯部先生「でも生で聴けたので良かったです」
とーやま校長「そんな大したもんじゃないです(笑)」
白井先生「唐突でしたもんね?」
とーやま校長「で、来週の進路室はメンバー全員揃って、授業をやってくれるんですよね?」
メンバー大王「はい、そうですね」
とーやま校長「そのために質問もたくさん募集していて、いつものように進路相談ですか?
洋平先生「そうですね。今は夏休みだからこそ答えてあげたいなと思います」
とーやま校長「あと“こんな質問でもいいよ”って何かあったりしますか?」
磯部先生「進路って受験の事だけ考えがちですけど、色々進む道はあると思うので、何でもありですね。しかも洋平は毎週授業してますけど、僕とまーくんはたまにしかお邪魔しないので、凄い楽しみなんですよ」
とーやま校長「白井先生も?」
白井先生「…うん」
とーやま校長「そんな感じしない返事だな〜(笑)」
洋平先生「(笑)」
とーやま校長「無くてもいいくらいの(笑)」
白井先生「そんな事ないですよ!」
洋平先生「ま、ヒロほどではないけどっていうね」
とーやま校長「(笑)」
磯部先生「来週、俺と洋平だけかもしれないですね」
とーやま校長「(笑)」
白井先生「行きます行きます!もちろん」
とーやま校長「じゃあ、そろそろようぺ先生は進路室に戻ってもらって…」
洋平先生「はい!また『すしざんまい』でも」
とーやま校長「そうですね!築地の」
洋平先生「その時は奢って頂いて」
磯部先生「いいな〜」
とーやま校長「大したことないよ!2人で1万3000円くらいですから」
洋平先生「いやいや!1万はいってなかった!」
とーやま校長「(笑)人の領収書を見るって1番タチが悪いでしょ!」
洋平先生「だって2人で見たじゃない!(笑)4000円も盛らないで欲しいね!」
とーやま校長「(笑)」
磯部先生「2人とも仲良さそうで羨ましいですね〜」
洋平先生「一緒にドライブしてますもんね〜」
磯部先生「あ、そう言えば‘ドライ部’ってありますもんね?」
とーやま校長「あれ!?知ってくれてるんですか?」
磯部先生「はい。存じております」
とーやま校長「あ!…スケジュールを押さえさせて頂きます」
一同「(笑)」
とーやま校長「白井先生はどうしますか?」
白井先生「…ごめんなさい。ちょっと話がよく分かってない…」
とーやま校長「(笑)じゃあ進路室の授業にいきましょう」
洋平先生「はい!」
M. 月色ホライズン / [ALEXANDROS]
洋平先生「さあ!今週末25日(日)は、我が校恒例の夏フェス『マイナビ未確認フェスティバル 2019』のファイナルステージでございます!1回行ってみたいな〜。刺激を受けたい!それでは本日の授業にいっちゃいますか…」
(カッカッカッ…カッカッ…)
洋平先生「今日はこんな感じかな…」
(カッカッカッ…カッカッ…)
洋平先生「OK!…When I was a teenager!」
洋平先生「‘僕が10代だった頃’!
未確認フェスティバルは10代のアーティストが集うんですけど、その頃、僕は何をしていたのか。そしてどんな音楽を聴いていたのか。
[ALEXANDROS]川上洋平の10代を振り返ってみようかなと思います。
色々ピックアップさせてもらったんですけど、“え!こんなの聴いてたんですか!?”とか“そのアーティスト、知らないです!”っていう生徒さんがもしかしたらいるかもしれませんね。
解散しているアーティストさんもいたりしますから。
“こんな素敵なバンド、いたんやで♡”っていう意味合いも込めて紹介していきたいなと思います」
洋平先生「そもそもミュージシャンを目指し始めたのが小学校3年生くらい。
ちょうど海外に住み始めた頃で、その時は本当に遊び道具がなくて、テレビもない。ラジオもない。っていう本当に吉幾三先生の『俺ら東京さ行ぐだ』の世界(笑)
そんな中で何が出来るかっていうと、自分で遊ぶモノを作り出すしかないから、音楽をどんどん作っていきました。もうバラードとかも作って、ミュージックビデオを撮るとしたら、こうやって…とか、CMとか映画の主題歌で使うんだったら映像はこうして…とかも全部考えてましたね。
きっかけとなったのは〜そうね、特定のアーティストみたいなのはいなかったな〜。
兄がバンドをやっていたっていうのもあって、怖いけどカッコイイなって感じで、本当に“コレだ!”って思ったのはoasisでした。
そう!いつも洋楽を紹介したりだとか、“洋楽を聴いて育ったんですよ”っていうのを言っていたので、そういえば日本の音楽を紹介していなかったなって気付きました。こんな私でも邦楽で好きなバンド、います(笑)
なので本当に好きだったミュージシャンを紹介したいなと思います!」
M. Wild Flower / WINO
洋平先生「これは1998年くらい。僕が高校生、大学生に差し掛かるくらいに聴いてたバンドで、日本のバンドで好きだ、影響を受けたバンドは、WINOと言っても過言でもないかなと思います。
当時、周りの同級生は他のジャンルを聴いてて、UKロックを聴いている人があんまいなくて、1人だけ頑なに他の音楽を受け入れずに、“お前ら、絶対こっちの方がカッコイイから”って感じで聴かせてて(笑)
文化祭でもみんなが聴きたがる、やりたがるような音楽はやらず、ブリットポップばっかやってました(笑)
そんな中、WINOが登場して、“おぉ〜!日本にもブリットポップ直系のバンドが現れた!”って凄い嬉しくて、めちゃめちゃフォローしてました。
WINOは2002年に解散しちゃうんですけど、プライベートな話…。ヴォーカルだった吉村潤さんとはめちゃめちゃ仲良くさせてもらってます。以前もこの進路室で話したかな?」
(2016年7月12日の放送後記をCHECK!)
洋平先生「大好きなんですよね〜。いつか復活しないかな?(笑)
続いてのバンドは、WINOと同じ時代に活躍してて、おしゃれです!」
M. You Say Go I Go / pre-school
洋平先生「サブスクとかでは見つからないと思うんですけど、カッコ良くない?今でもフェスとかでやってもめちゃくちゃ盛り上がりそう。
このバンドはパンキッシュな曲が多かったイメージでライブが激しそうだなって感じで好きでしたし、実はこのpre-schoolが所属していた事務所にデモテープを送った事がありまして、スタッフさんがライブを観に来てくれたんですよ。
ただその時に僕がライブをゲストで招待するっていうシステムを知らなくて、たぶんそのスタッフさんはチケットを普通に買ってみてくれたらしいんですよ(笑)
そっから返事が無かったんで(笑)その当時は申し訳ございませんでした!もし必要でしたらお支払いいたします(笑)
どう?生徒のみなさん。WINOとかpre-schoolとか。カッコイイでしょ?
では最後!
このバンドは今でも活動してらっしゃいますし、カレーの先生としても、勝手に崇めさせてもらってます」
M. 欲望 / ホフディラン
洋平先生「僕が高校1年生になった時に流行ってた曲なんですけど、今、流れてても全然良いですね!
この『欲望』はまさにティーンエイジャーの気持ちを代弁してくれるような歌詞で、ストリングスの使い方が本当にカッコイイ!ロイヤル感があるというか(笑)
コードも切ないとか儚いとか日本の哀愁感とはまた違う、グッとくるモノがそこにはありますよね。
それが当時の川上少年にとっては堪らなくカッコ良くてクールでイケてたんですよ!
神奈川に住んでて、渋谷のタワーレコードに怖がりながら遠出して…、その時にホフディランのボーカル/ギターのワタナベイビーさんに遭遇してました(笑)
2回くらい会ったのかな〜。“うわ!ベイビーさんだ!”って思いながら、話しかけられずに終わったんですけど(笑)
今、お会いしても話しかけられないと思います(笑)それくらい好きです!」
洋平先生「実は今日紹介したバンドが10代の頃は凄い好きでしたね。今でも聞き返したりすることはあって、その度に“あ〜俺は10代の時、こんな気持ちだったな”って、なんか背筋を整えてくれるような、そんな方でもあるし、そんな音楽でもあるなと思います。本当に有難く、これからも僕の胸に宿っていくと思いますね。
なので今、聴いてくれている生徒さんの側にある音楽っていうのは、一生消えることはないと思います。俺がそうだから。
一瞬、忘れかける時期はあっても、ふとした時に思い出して、聴き直すと、“あの頃、こうだったな〜”って蘇ってくる素敵な宝物だと思いますので、[ALEXANDROS]の曲もそうなればなって思います!(笑)」