（カッ、カッ、カッ、チャイム……ガラガラ……）

洋平先生「進路室へようこそ！
本日は4月30日という事で、明日から令和。
つまりアレキサンドLOCKS!平成最後の授業でございます。
あと1時間もないほどで平成も終わってしまいます。
そして令和がスタートするというね、なんか歴史的な瞬間に立ち会えて嬉しいなと思います。
ま、僕は昭和生まれではあるんですが、物心付いたのが平成ぐらいで、
そこから31年の時を経て終わるというのは、
ちょっと寂しくもあり、でも“ありがとう”っていう気持ちもあります。
“明日からの令和、宜しくお願い致します！”という感じですね。
とは言え、年号が変わっても自分たちの心持ちだったり、そういたモノは変えずに
これからもさらにどんどん大きくなっていこうと思っておりますので、
平成最後のドロックス!宜しくお願い致します！」



M. Onion Killing Party / [ALEXANDROS]

洋平先生「この『Onion Killing Party』の音源を聴くのは久々ですね！エモいですね（笑）
ご存知の方も多いと思うんですけど、我々[ALEXANDROS]のドラマー、
庄村聡泰が今、お休みをしております。
1番メンバーの中で体を動かしますから、その分やっぱ故障だったりが多くなってしまう…、
そういう意味では聡泰は初めてくらいの事態なのかなって思います。
なのでちょっとビックリしましたけど、ここでしっかり治してまた元気な姿を
ファンのみなさんに見せて欲しいなと思っている次第です。
『Onion Killing Party』みたいに、
ラーメン二郎を食べて（笑）英気を養って欲しいなと思います！
さあ！平成最後となる本日の授業！…」

（カッカッカッ…カッカッ…）



洋平先生「はい！…Secret story about Pray！」



洋平先生「生徒のみなさんはもう『Pray』を聴いて頂けていると思いますが、
この曲の制作秘話をアレキサンドLOCKS!だけに語ろうかと思っています。
来月5月31日（金）から公開の映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の
日本版主題歌となっています。光栄ですね！本当に嬉しいです！
15日（火）の進路室で初披露してからたくさんの感想を頂いております。
ありがとうございます。



洋平先生「ありがとうございます！
実は今回のヴォーカルレコーディング。今までと全然違う録り方をしていて、
普通レコーディングっていうとヴォーカルは最後に録音するんですよ。
ドラム録って、ベース録って、ギター録って、他の楽器を録って
最後にヴォーカルをその上から録るっていうのが普通だと思うんですけど…
今回はクリック音だけで歌いました。そうする事によって例えば‘僕が君に’とかも
全部細かい所まで調整しながら歌えるなと思ったんですよ。
いつもヴォーカルブースに入って“音流しまーす”ってエンジニアさんが言う前に、
声を整えるんですけど、その時の声と音を流しながら録る時の声がどうしても
違ったりするんですよ。変ではないんですけど“何でだろうな？”って思った時に、
自分の声をもっと超集中しながら聴いて歌う…上手くいくか分からないですよ。
だって後でそれを音に（音に）ハメる訳ですから…。
まず音程が合ってるか！リズムが合ってるか！まぁリズムはクリック音を流してるんで
大丈夫なんですけど、心配なのは音程ですよね。
エンジニアさんだったり、プロデューサーさんだったり、メンバーも
“え、そんな録音の仕方、大丈夫？”って感じだったんですけど、
“いや、上手くいく気がするんでやらせて下さい”って言ってやったんですけど、
バッチリでしたね！凄くないですか？まぁ、でもそりゃそうですよ！
なぜなら…川上洋平ですから（笑）
【アレキサンドロス掲示板】には歌詞に関しての書き込みが多かったということで、
嬉しいですね。書いたかいがあるというかね…」





洋平先生「色んな解釈があるかな？
ある人によってはラブソングだって思う人もいるし、親子愛だったりね。
自分が1番言いたいのは、
‘何かしてあげたいけど…結局あなたは自分1人でやっていくから、
いらないよ！って言うんでしょ？でも何も出来ないんだったら、せめて祈らせて’
っていう内容なんですよね。
あと“音作りで苦労した点、上手くいった点”っていう質問がきてるんですけど…。
まず自分の家のスタジオ“Yスタジオ”っていうんですけど、そこで1人で籠って、
佐瀬くんっていうやつと一緒に作ってたんですけど。
その時に（モニター用の）スピーカーって2つあるでしょ？LとRで。
左のスピーカーにゴジラの人形を置いて、右のスピーカーにAQUARIUSを置いて、
2曲同時に作ってました（笑）
あと曲作りしてる時って、とにかくコーヒーを飲むんだなって思いました。
でもコーヒーメーカーが家にあるとこれはこれでダメなんですよ！
やっぱ外にいって買うっていう気晴らしが必要。
あとゴジラの声を入れようかなぁ？とか色んなアイデアがありましたね。
そして蔦谷好位置さんにお願いしてプロデュースしてもらってますけど、
凄い良い感じにして頂きました！ありがとうございます！
ギターがけっこう試行錯誤しましたね。どういう雰囲気のモノにするのか…。
バラード的な曲ではあるんですけど、
何か激しさというか荒々しさっていうのは絶対に欲しいなって思ったんで、
かなりエグい歪みが2サビから入ってるんですけど、
そういう音作りはGt.白井さん含め、色々やってましたね。
あと久々に“ちゃんとしたギターソロが欲しいね！”ってなって、
ちょっとやってみたら、けっこうハマったんで、それはそのまま生かしましたね。
バンドをやってると、いつもヴォーカルがフロントに立ってて、
それをメンバーが支えているって、一見そういう風に見えるんですけど、
やっぱりメンバーが目立つ瞬間って1曲につき結構あって、
それを作曲者としては全面に押し出したいって思うんですよ。
アルバムの曲を掘り下げてもらうと分かると思う。
“[ALEXANDROS]ってやっぱバンドなんだな”って。
あとメンバーに作って持っていった時に聡泰は“めちゃくちゃ好き！”って言ってくれて、
“良かった〜”って思ったんですけど…。『Sleepless in Brooklyn』っていうアルバムを出して、
『Pray』がそこから次の1曲な訳じゃないですか？
だからそれがバラードなのってどうなのかなって思ったんですけど、
これからの新しいチャプターをじんわりと広げてくれるような雰囲気になったかな。
そういう意味でも[ALEXANDROS]にとって大事な一手だなって思います」



M. Pray / [ALEXANDROS]

洋平先生「この『Pray』ですが、来月5月13日（月）から配信リリース致します！
もう予約も始まっているので、早い生徒さんは予約して下さっているかと思うんですが、
現在行なっている『Sleepless in Japan Tour』から横浜アリーナで演奏した
『アルペジオ』のライブ映像が付いてきます！
配信日前日までにI tunesで予約してくださった方限定です！
早めに予約してもらわないと『アルペジオ』のライブ映像が消えてしまいます！
録り損です（笑）めっちゃカッコ良く録れてますから！
あとジャケットがゴジラ仕様になっています！
残念ながらゴジラに踏み潰されているメンバーがいるとかじゃなくて（笑）
[ALEXANDROS]の字がゴジラのフォントになっています。
これは自分たちとしても嬉しくてポスター欲しいくらい（笑）
かなりレアな限定ジャケとなっています。」



洋平先生「【アレキサンドロス掲示板】に新曲感想も待っていますが、
生徒の親御さんのリアルな意見も募集中…『進路室の保護者面談』！
生徒のお父さん、お母さんの中で話したい！という方がいたら、
ぜひ【メールフォーム 】からお願いします！」