ファッションデザイナーを目指す生徒のお悩み相談!!!

2018.12.04

[Alexandros]

（カッ、カッ、カッ、チャイム……ガラガラ……）

洋平先生「進路室へようこそ！発売から2週間が届きましたが、我々[ALEXANDROS]のNEWアルバム『Sleepless in Brooklyn』の感想が続々と届いております！ありがとうございます！」

■Sleepless In Brooklyn
Newアルバムたくさん聴きました!フラゲしました!とてつもない程のカッコ良さですね!
私的にはspit!とYour Songがお気に入りです!
12月10日にZeppTokyo行きます!聴けると良いなぁ〜!
あ！白井さんの誕生日に近いので何かあると良いなって思ってます!w
ライブ楽しみにしてテスト頑張ります!!

[えみぺどり]
女性/17歳/千葉県

洋平先生「そかそか！テスト近いのか…そういう時に励ましになっているといいですよね。特に『Your Song』とかね。そっか！12月12日（水）が白井さんの誕生日だね！
…特に何もないですけどね（笑）それこそお客さんが何かやってくれればいいですよね？」

■ソイちゃんの声
PARTY IS OVERの2分59秒のとこってソイちゃんの声じゃないですか？
当たってるかわかんないです！

メッシ99世
男性/18歳/愛知県

洋平先生「‘ソイちゃん’ってウチの猫ね！2分59秒？あれ実はね、ソイちゃんだけじゃなくてエンジニアのサゼくんが飼っている犬のボウちゃんの声も入ってるんですよ。だからボウちゃんとソイの夢の共演なんですよね。ちょっと聴いてみます？」

（♪PARTY IS OVERの2分59秒～）

洋平先生「あ！まさにウチのソイの声ですね!!
でもこれ僕が録音したんじゃなくて、保護された時の声なんですよね。だからめちゃめちゃ怖がってる声なんですよ（笑）当たりです！メッシ99世!!おめでとうございます（笑）

こういった感想がたくさん届いてる中、今日から『Sleepless in Japan Tour』が始まっております！ライブハウスのツアーが終わってからアリーナツアーがある訳なんですけど、どんどんスケールが大きくなって、どんどん激しくいくだろうなと思っておりますので、楽しみにしててください！」

Ｍ　FISH TACOS PARTY / [ALEXANDROS]

洋平先生「この曲もライブでやっているんですけど。初披露の時からすっごい盛り上がって、1番盛り上がる感じ。割と踊る事がメインな曲だから、正直どういう盛り上がりを見せるのかな？って思ってたんですけど、けっこうみんな飛び跳ねて踊ってノってくれたんで、“あ、これは本当に曲が伝わったんだな～”って凄い嬉しかったです。これからもめちゃくちゃ愛を注いで育てていきたい曲だなと思いますので、みなさんも愛してあげてください！」

洋平先生「さあ、本日は進路室らしくいこうかなと思います。というのも、ちょっと心配な生徒がいたので…」

■悩み
服飾の学校に通い始めてもうすぐ1年になります。
来年から就活も始まりどんどん忙しくなる毎日です。
私は、ファッションデザイナーを目指して今の学校に入学しました。
年に4回、自分の作品をプレゼンします。
そのプレゼンでどんな作品を作るか先生と相談していた時に、持って行ったデザインが普通すぎて、「これじゃ作らなくてもいいよね」と言われました。
入学してデザインをし続ける毎日の中で自分がデザイナーに向いていないことは徐々に分かってきていて、でも新潟から親の支援を受けながら東京の学校に通わせてもらっているので簡単に諦めることもできません。
デザイナーでなくてもファッションに関わる仕事をしたいと思っているので、卒業はちゃんとしたいのですが、これからどうモチベーションを保って勉強したらいいか分かりません。洋平さんのアドバイスが聞きたいです。

ぐつぐつ♡
女性/19歳/新潟県

洋平先生「なるほどね…これは学生さんじゃなくても、こういう悩みって尽きないと思うし、俺でも悩んだりするからね。凄い分かります…」

（カッ…カッ…カッ…カッ…）

洋平先生「…Motive!」

洋平先生「“やってる理由”みたいな…‘動機’だよね。でも何をやっている時が1番楽しいか！だと思うんだけどな…。やっぱりどんな仕事でも大変だし、ムカつく事もあるし、辛い事もある。でもそれでもこの仕事好きだしな！っていう事で続けられる訳ですよ。仕組みとしてそうなんだと思うんです。だからも俺も音楽の仕事をしてるんだけど、正直“あ～！”と思う事もあるけど、“でも好きだし！これしかないし！”と思っているから続けられる。それ以上に楽しい事があるから続けている訳だしね…その気持ちがあるかどうか！

先生に“これじゃ作らなくてもいいよね”って言われたんでしょ？それで諦めちゃうようじゃダメかもしれないね！ちょっと厳しい事を言うけど…。俺なんて仕事しててめちゃくちゃ批判も来るのよ。“全然ダメじゃんこんな曲！クソみたいな曲だよ！”ってボロカスに言われる時もある。それでも続けられてるから…でもショックだよ！ショックだし傷付くのも分かるけど、まずはそれを乗り越える気持ちがないとダメなのかなと思うな。才能がどうとかじゃなくて。もしかしたら、その先生も“これじゃ作らなくてもいいよね”って言う事によって、RNぐつぐつ♡のやる気を起こさせる、1つのテクニックなのかもしれない。

嫌な言い方だけど（笑）逆にめちゃくちゃ冷静な意見かもしれない。そこは分からないけど…もしそうなら“ファッションに向いてないからこうしよう！”って前向きな方で考えて欲しいな。でもいっぱいいるみたいですよ？ウチのＧｔ.白井くんは音楽の専門学校行ってて“ミュージシャンになったのは俺しかいない”って言ってた。プロではない人はいるのかもしれないけど、少なくとも白井くんの同期に知ってる人はいないって言ってた。音楽の専門学校だからミュージシャンになりたいって入学した人も多いと思うんだけど、音楽で飯を食っていける人って本当に少ないらしいし…。まぁ白井くんも今はギターをやってるけど、ベース学科でしたからね（笑）だからRNぐつぐつ♡に“諦めない方がいいよ”って言うのは簡単だけど、見つめ直して欲しいかな？

‘これからどうモチベーションを保って勉強したらいいか分かりません’って書いてあるけど、才能があるかどうかなんて測れないし、自分が好きかどうか言える事だと思う。自信をもって“好きです！”って言えるなら続けた方がいい。例えば音楽でも売れた人っているじゃん？でも売れたからと言って、才能があるかどうかは分からないんだよね。もちろん“才能があるから売れた！”っていう言い方も出来るんだけど、もしかしたらたまたま売れたのかもしれないし（笑）才能って最終的には分からない。

だから大事なのは続ける事だと俺は思う。どう続けるのか…どうモチベーションを保つのか…好きなことはね、続けた方がいいと思うな。俺も音楽で飯を食わせて頂いていますけど、毎回毎回そうですよ。その中でもやっぱり、毎日毎日、毎曲毎曲、“本当に大丈夫なのかな？”とか、考えたりするもんね。でも世に出す時はめちゃくちゃ自信満々だからね。それがどういう結果になっても言えるんですよ。“お前ら分かってねぇな！”って。それでいいのよ！ファッションデザイナーを目指しているRNぐつぐつ♡は俺と近いなと思ってて…、スポーツと違って1位とか2位とかじゃないからさ。チャートとかあるかもしれないけど…そういう事じゃなくて、自分が“これはめちゃめちゃカッコ良いんです！”って言っちぇばカッコ良いんだから。

我々は時価だからね。“これが1億円です！”って言えば1億円ですから。“この曲は1億円です！”って言えば1億円ですから。マーケットでは1曲250円で売られようが、ＣＤで1000円で売られようが、アルバム3000円で売られようが自分の中で1億円だったら1億円です。そういう風に思った方が、ずっとやり続けられると思う。
モチベーションを保てる気がする。色々バカにされたりするかもしれないけど、大体続けられてる人ってそういう所が絶対にブレてない。自分の作ってる作品に自信があるって、少なくても口では言ってる。もしかしたら心の中では自信ないのかもしれないけど、それをかき消すぐらいな感じで“いやいやお前ら、分かってねぇな！”って言ってるのかもしれないけど、まずはそれくらい、嘘でもいいから強さを持つのは大事かもしれないね。

今日は一旦、ここまでのアドバイスにしようかな？これでRNぐつぐつ♡がどう思うか！次、どんな判断をするのか！訊きたいと思います」

Ｍ　アルペジオ / [ALEXANDROS]