(カッ、カッ、カッ、チャイム……ガラガラ……)
洋平先生「進路室へようこそ!7月31日(火)の進路室で紹介した新潟県15歳RN みそ汁ちゃんの『この夏頑張りたいこと』…。」
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私はこの夏、ギターの練習を頑張ります。
文化祭で洋平先生と同じボーカルギターとして出るからです。
ドロス先生に憧れて一年前からアコギを始め、高校に入学して初めてバンドを組みました。
秋の文化祭でワタリドリを演奏します。
良い演奏はもちろん、何よりも自分たちが楽しめる時間にしたいと思います。
しかし練習する中でメンバー同士、なかなか話が噛み合わず喧嘩になることが多くあります。
そこで洋平先生に質問です。4人で音を合わせる時に気をつけていることはありますか?
また、最初はどのような練習をするべきでしょうか?
女性/16歳/新潟県
洋平先生「こちらの続報が送られてきました!ご紹介しましょう!」
■ご報告
私は7月の放送で投稿を読んでいただきました。
しかし洋平先生に謝らなくてはいけないことがあります。先日バンドが解散しました。
メンバーとの関係が上手くいかなかったことが1番の原因です。
ギター経験が浅い私にはバンドは早すぎたのかもしれません。
今回の件を通じて、やはりバンドは難しいものだと痛感しました。
私の投稿を見て洋平先生が応援してくださったのに、
このような結果となってしまって申し訳ない気持ちでいっぱいです。本当にすみません。
文化祭は今月末にあります。
私一人で出場し、弾き語りでドロスメドレーを演奏しようと思っています。
一人になったとしても洋平先生の言葉を励みに頑張ります。
女性/16歳/新潟県
洋平先生「いやいや僕に謝る必要はなくて…。でも勇気を出して一人で弾き語りで出場して、しかも我々の曲のメドレーを演奏しようとしてくれているという事で応援しますよ!プロの方でもグループからソロになっている方は多くて、“一人でやられる方は凄いと思いますよ!”って話すと、“いやいや俺ね、ケンカしてすぐ解散しちゃうんだよね。だから一人でしかやっていけないんだよ”って(笑)そういう人が多かったりするので、もしかしたらしたらRNみそ汁ちゃんにとってはソロでやっていけるチャンスかもしれません!頑張ってください!」
洋平先生「それでは早速、本日の授業テーマにいきましょう!」
(カッ…カッ…カッ…カッ…)
洋平先生「また苦手の漢字…(笑)でもちゃんと丁寧に書けば、そんなに…下手ではないですよ。適当に書いた時に下手って言われるわけで…。少なくともBa.磯部さんよりは上手いはずです…。あの人は丁寧に書いても絶対下手…出来たドンッ!!…就職!」
洋平先生「就職!人生において、非常に重要な、ターニングポイント!僕はやっぱり就職する事こそが本番だと思っているので、進路の本番、1番メインとなる部分の相談にのってみたいと思います!」
■就職活動
一人での就活めっちゃ疲れています。
もぉー!!
卒業までには就活終わらせていたいです。
女性/18歳/三重県
洋平先生「実はスタジオの近くに大学がありまして、学生さんがよく通るんですよ。そこの近くのカフェで歌詞を書いたりして何気なく窓の外を見てると、リクルートスーツを着て就活に向かっている学生さんがいるんですよ。それを見ていると“本当に頑張ってるな!”って…俺も思い出すよ!“何でジャケット着なきゃいけないの?シャツでよくない?クールビズって言ってるんだから!”って思う(笑)でもそこは就活ですからね…お疲れ様です!ってことで…もしもし!」
ちいちゃむ「もしもし?」
洋平先生「アレキサンドLOCKS!の川上洋平です!」
ちいちゃむ「三重県18歳RNちいちゃむです」
洋平先生「今、書き込みを紹介させてもらいましたが…疲れてる?」
ちいちゃむ「…疲れてます」
洋平先生「本当にお疲れ様!」
ちいちゃむ「いえいえ大丈夫です(笑)」
洋平先生「ほぼ毎日って感じ?」
ちいちゃむ「夏休みはほぼ毎日でしたね」
洋平先生「今年、暑かったでしょ?」
ちいちゃむ「そうですね」
洋平先生「ちなみにリクルートスーツとか着てるの?」
ちいちゃむ「普通に制服を着てやってます」
洋平先生「あ、制服か!」
ちいちゃむ「そうです」
洋平先生「制服でも暑いでしょ?」
ちいちゃむ「暑かったです(笑)」
洋平先生「シャツとかで行けないでしょ?」
ちいちゃむ「はい」
洋平先生「暑いよね〜!それだけでも大変ですけど、今はどんな感じですか?」
ちいちゃむ「夏休みは企業説明会のチラシをお母さんが見つけてくれたので、その説明会に大学生とかに交じって行ってました」
洋平先生「お母さんも協力してくれてるんだね」
ちいちゃむ「そうですね」
洋平先生「良いお母さんじゃん!」
ちいちゃむ「はい(照笑)」
洋平先生「結果はどんな感じ?もう出てる?」
ちいちゃむ「1つだけ…来てくれたらいいなって言ってもらった所があって…」
洋平先生「内々定的なやつだね」
ちいちゃむ「そうですね!でも、自分がどんな仕事をしたいのかっていうのを、まだ決められてなくて…。それが1番悩んでる部分なので、今は就活が止まってる状態です」
洋平先生「何をやりたいっていうのが、自分の中でまだ分かってない感じなのかな?」
ちいちゃむ「そうですね」
洋平先生「ぼんやりとさ、10年後とか20年後にどんな生活を送っていたいかっていうのはある?」
ちいちゃむ「う〜ん…あんまりそこら辺は考えてないです」
洋平先生「例えば5年後、実家から出ていたいですか?」
ちいちゃむ「出来たら出たいなとは思うんですけど、地元から離れたくはないです」
洋平先生「そうなんだ!地元からは離れたくはないんだ?」
ちいちゃむ「そうです」
洋平先生「地元からは離れたくはないっていうのがあるんだったら、いい意味で範囲は狭まってくると思うけどね?それで仕事内容とかの希望が特にないんだったら、俺はなくて良いと思ってる」
ちいちゃむ「そうですね。周りは進学って感じで…今いる学校が進学校なので、みんな進学が大学とか専門学校とかになってるから、誰にも話しが出来ないんです」
洋平先生「なるほどね!そもそも大学に行くのはもったいないって言ってたしね」
ちいちゃむ「そうですね。大学に行って目標とかがないんだったら、就職の方が良いかなって」
洋平先生「エラ過ぎるね!(笑)でも目的があって大学に行くって人はほとんどいないと思うよ。俺の感覚でね…怒られるかもしれないけど(笑)でも目的を大学で探すっていうのも手だからね」
ちいちゃむ「はい!でも親孝行がしたいんですよ」
洋平先生「親孝行はね…偉そうな事を言うけど、後でいいよ」
ちいちゃむ「…」
洋平先生「全然後でいいと思う!RNちいちゃむが今出来る1番の親孝行は、自分の事を何よりも大切にする事!自分の人生を輝かせる事が親孝行だと思うから、今“親のために!”って考える必要は、そこまでないと思う」
ちいちゃむ「はい」
洋平先生「親不孝になれって事じゃないけどね(笑)それは俺になっちゃうんだけど(笑)」
ちいちゃむ「(笑)」
洋平先生「バンドマンなんて1番の親不孝ですから(笑)RNちいちゃむの考えは立派な事だと思う。素晴らしい事だと思う。でも、お母さんも“進学して欲しい”って仰ってるって事は大学でやりたい事を見つけて欲しいっていう希望もあるだろうし、他人の俺が言うのも何ですけど…一旦は甘えていいと思う」
ちいちゃむ「…」
洋平先生「甘えて欲しいと思う。もし俺が親で、子供に気を遣われたら、“え〜!俺そんなダメ?もっと甘えて!あなたの為に稼いでるんだから!”って言うと思う。やっぱ親は捧げるつもりでいると思うよ」
ちいちゃむ「はい」
洋平先生「そういう気持ちも何となく、汲む事が1番の親孝行かもね」
ちいちゃむ「はい…」
洋平先生「生意気な事を言いましたけど…」
ちいちゃむ「いえいえ!」
洋平先生「こういう事は後で分かるんだよ!」
ちいちゃむ「はい!」
洋平先生「選択しないとね」
ちいちゃむ「はい」
洋平先生「…大学行った方が良いんじゃないの?(笑)」
ちいちゃむ「(笑)」
洋平先生「やりたい事って、色んな事を見てやっと分かるモノだから、だぶんまだ見てないんだよ」
ちいちゃむ「そうかもしれないです」
洋平先生「だからもし大学行ったとして、色んな人と出会って、色んな勉強をして、色んなことを経験したら、“あ、これかもな!?”って自ずと見えてくると思う。4年間も行くわけだし、もしかしたらもっと行くかもしれないし…。そして自分も成長するわけだし、そこからでもいいんじゃないかなって思う」
ちいちゃむ「う〜ん」
洋平先生「凄く冷静にドライに考えた方がいいと思う!こんな事を言うと“冷たい”って言われるかもしれないけど(笑)本当にマジ真剣にそう思うからね」
ちいちゃむ「はい!気持ちが凄く伝わって…」
洋平先生「本当ですか!?ありがとうございます!(笑)良かった、良かった!ぜひ続報もお待ちしておりますので【アレキサンドロス掲示板】まで!」
ちいちゃむ「はい!またぜひ書き込みたいと思います!」
洋平先生「RN ちいちゃむみたいな悩みを抱えている他の生徒もいっぱいいるからね」
ちいちゃむ「はい!ありがとうございます!」
M city / [ALEXANDROS]
洋平先生「RN ちいちゃむに逆電させてもらいましたが、凄い偉い子だなと思いました。やりたい事が見つからないのに親に学費を払ってもらって大学に行くのは申し訳ないって言ってて…それも立派なんだけど、そういう理由で進学をしないのはもったいないというか…人生の主人公は自分だからね。結婚して子供が出来たりしたら、子供が主人公になるんだろうけどね。
でもそれまでは色んな人に援助をしてもらって、自分の人生の土台作りをする事が何よりも大切なんだろうなって。『city』でも最後に‘この歌も捨て 自らの言葉と身体で生きていけ’って歌詞があるんですけど、本当にそう思います。
それは何も自分勝手になれって事じゃないから。それがあって、社会って成り立ってると思うんだよね。だから全然他人に迷惑をかける事じゃないし、ぜひ冷静に考えて欲しいなと思います。こういった事を考えている生徒、いっぱいいると思うから、【アレキサンドロス掲示板】までぜひぜひ書き込み、待っています!」