(カッ、カッ、カッ、チャイム……ガラガラ……)
洋平先生「進路室へようこそ!さあ、間もなく3月に入りますけど…3月と言えば、卒業シーズン!
先生は、小学校は日本ではなかったので卒業式らしい卒業式は中学校が初めてだったんですけど、凄く感動した覚えがありますね。吹奏楽部の子たちが追いコン的な感じでさ…追いコンじゃないか!(笑)何て言うだろう…在校生が卒業する先輩の為に、演奏してくれるみたいなのがあるんですよね。その演奏が始まって、起立して、体育館から出ていくみたいな時に、ちょっと感動して泣きそうになった思い出がありますね。あと‘第二ボタンをください!みたいなことを言われるんだよ〜’と友達から話を聞いていて、先生も言われたんだよね!あれは嬉しかったね!全然知らない後輩の女の子が来て、‘川上先輩!第二ボタンください!’って言われてね、全然知らない子だよ!?だからこっちも緊張しちゃってさ…あげたけどね!そういうドキドキした思い出がありますね。
高校の卒業式は、とにかく寂しかったですね。中学3年生で日本に帰ってきたから、中学の時は一緒に苦楽を共にした友達もいなかったんだけど、高校は3年間しっかり通っていたから、‘明日からこいつらとあまり会えないんだなぁ’と思うと、やっぱり凄く寂しかったな。だからこそ!こいつらとは大切な関係だし、年に数回でもいいからコンタクトを取れるようにしておきたいなと思ったかな。‘絶対に連絡し合おうね!’と言ってね。
そして、そのうちの1人が白井眞輝だったんですよね。今は一緒に仕事をしてますから、人生何があるかわかりません!(笑)」
M ワタリドリ / [Alexandros]
洋平先生「この曲は卒業シーズンによく掛かったりとか、‘よく聴いてます’という声、もしくは‘卒業の合奏会で演奏しました!’という声を聞くんですよ!そんな訳で、‘私の学校でもワタリドリ演奏しましたよ!’とか、‘[Alexandros]の曲を演奏しました!’という人がいたらぜひ、メッセージを送ってほしいなと思います!…こんな書き込みもありましたね!」
■美術の授業で
洋平先生こんばんは!
いま美術の卒業制作で絵手紙を描いています‼
その絵手紙の文で、
ワタリドリの ♪〜僕ら一心に羽ばたいての歌詞を書きました(*´ω`)
我ながら絵と文があっていていい仕上がりになったと思います 笑
男性/15歳/山口県
洋平先生「なるほどね!演奏ではなく、歌詞を書いて頂いたんですね。こういうやり方もある訳ですね。本当に嬉しいですね。(先生も)この前、ワタリドリの歌詞を何となくふわっと読んでみたんですけど、確かにこの歌詞は卒業っぽいなと思ったんだよね(笑)夏に歌詞を書いてた気がするんだけどね(笑)でもやっぱり嬉しいですよね!何なら我々[Alexandros]は、先生とかに対して反発しながら通ってた人間ですからね。そんな奴らの曲が、学校の中で使われたりするのは嬉しいね!‘してやったりだな!’という気持ちです。」
洋平先生「さあ!今日の授業テーマに移っていきましょう!毎年この季節がやってくると黒板に書きますけど…」
(カッカッカッ…カッカッ…)
洋平先生「…Sotsugyou!」
洋平先生「ローマ字で書いてみました!実はニューヨークに行ったときに、エンジニアの人が、‘これは日本語で何て言うの?’とか‘2小節前って日本語で何て言うの?’と訊いてきたり‘お疲れ様でした!’と言ってくるので、俺が全部ローマ字で訳すんですよ。Otsukare!みたいな(笑)そういうことをやっていたので、最近は日本語をローマ字に変換する癖がついてしまいまして。‘卒業’も、今年はローマ字バージョンで黒板に書きました!
先生は卒業することなんて特にないので関係無いんですけど、卒業シーズンに差し掛かってくると、街とかを歩いていても何か切ない気持ちになるのは、どこか頭の中で覚えているからなんでしょうね。‘この時期に卒業して…別れがあったな…’みたいなね。
そういう意味では、今まさにそれぞれの道を歩もうとしている生徒の皆さんは、切ない気持ちのど真ん中に差し掛かっているのではないかと思います。そんなみなさんの声をいくつか紹介したいなと思います!」
■受験生の恋!!!
わたしは高3です。好きな人も高3です。
お互い受験生なので10月からLINEでの連絡をやめて勉強に専念しようって決めました。
寂しかったけど、受験終わったら遊ぼうって言われて嬉しかったです。
私は推薦入試で決まったので、いまは好きな人が受かるのを願うばかりです…。
明日はバレンタインですが、受験終わったらチョコを渡して、卒業式までに想いを伝えたいなって思います!!!
洋平先生に応援してもらいたいです
女性/18歳/埼玉県
洋平先生「じゃあまだ付き合っては…いないんだ?それは卒業式までに想いを伝えないといけないね。向こうも受かっていたら、二人ともテンションが高いままお付き合いなさったらいいんじゃないかなと思います!頑張ってほしいですね!素直に応援しています!でも卒業したら別れちゃうパターンは結構多いからね!(笑)そこは先生として一応伝えておく!(笑)結構多いです!(笑)」
■あと20日学校に行ったら卒業
ドロス先生、こんばんわ。
私は高校三年生です。
つい先日、看護学校も合格しました‼
もう、卒業なのが正直寂しいです。
でも新たにスタートにドキドキしてるのが大きいです。
頑張りの一言、お願いします!
女性/18歳/茨城県
洋平先生「合格おめでとうございます!タイトルが切ないですね。卒業するから今まで友達だった人や、さっき紹介した人のように好きだった人と、もしかしたら違う道を歩んでしまうかもしれないけれど…。
逆にまた新しい出会いがあるし、今まで同じクラスだった友達、隣の席だった友達、毎日一緒に学校に通っていた友達が違う道に進んで、また1年後とかに会って、お互いの成長を報告し合うのって凄く素敵なことなんですよね。今になってそれを思っていて…。
20年前に同じ高校に通っていた友達に1年に1回は必ず会うんだけど、その友達が‘子どもができてさ。今こういうことやっているんだ!’という報告を受けると凄く嬉しいし、誇らしくなるんだよね。‘頑張ってるんだな!幸せそうだな!’って、だからそういう楽しみも出来るよ!
今までと同じような、毎日遊んだりとかは出来ない寂しさはあるけれど、たまに会って報告し合える大人な感じも、ぜひ楽しみにしていて欲しいですね!凄く素敵なことだと思うので、1年後に会うのが分かっているから、その時に‘自分も誇りに思ってもらえるように頑張ろう!’と思えるはずだしね。
あとは単純に新しい自分の生活、そして新しい出会いとかもドキドキだよね。‘頑張りの一言、お願いします!’と書いてあるけど頑張ると言うか、楽しみにしておけばいいんじゃないかなと思うよ。ワクワクドキドキでテンション上がって転ばないようにね!骨折とかしないでね!(笑)よくいるじゃないですか。入学当日に怪我をして、入学式松葉づえの人とか!そういう人いたもん!(笑)‘何でこの人怪我してるんだ?’みたいな(笑)後から友達になって聞いてみたら、
‘テンション上がっちゃって怪我しちゃって…’みたいなね(笑)そういうことがないようにね!それはそれで自分の事を覚えてもらえるかも知れないけど(笑)テンションのサジ加減を気をつけていただいて、新生活素敵なスタートがきれるように祈っております!」
洋平先生「今日は卒業を目前に控えた生徒の皆さんに、スペシャル・プレゼントをご用意しております!久しぶりに進路室で生演奏!
そして今日はさらに特別なプレゼントを用意しております!普段、我々[Alexandros]のライヴ!そしてレコーディングに参加して頂いているサポート・キーボードのROSE!よろしくお願いします!」
ROSE先生「よろしくお願いします!」
洋平先生「今日は、卒業を目前に控えた生徒のみなさんの為に曲をプレゼントしますか!」
ROSE先生「はい!」
洋平先生「緊張していたわりには、全然喋れているじゃないですか?(笑)」
ROSE先生「頑張ります!(笑)」
洋平先生「普段ROSEはSCHOOL OF LOCK!聴いてくれているんだもんね?」
ROSE先生「はい、聴いてますよ!」
洋平先生「ありがとうございます!では、みなさんに曲を捧げましょう!」
M ワタリドリ(Studio Live) / 川上洋平 with ROSE
洋平先生「この春、卒業を迎える君!卒業おめでとう!!!」
洋平先生「‘卒業しますけど、まだまだ受験が残ってます’という生徒、‘卒業式を華々しく迎えられるように受かりたいよ先生!’という生徒もまだいらっしゃると思います。進路室の先生としては、本当に最後の最後まで諦めないで欲しいなと思います!」