Employment

(チャイム…ガラガラガラ…)

洋平先生「いらっしゃい!進路室へようこそ!とーやま校長が、先週の火曜日お誕生日だったという事で…遅ればせながら、おめでとうございます!!もちろん、知ってましたよ!生徒のみなさんからお祝いされていると思ったので、あ・え・て…本日、お祝いしようかなと。いわゆる“焦らせ作戦”ってやつですね(笑)プレゼントは買ってないんですけど、僕はミュージシャンですので、素敵な歌をプレゼントしたいと思います。とーやま校長のために、作ってきた歌があるので、もし良かったら聴いてください。」


M 無題 / 川上洋平 from [Alexandros]


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洋平先生「誰も聴いた事のない歌だと思います!そりゃそうですよ!とーやま校長のためだけに作った歌ですからね(笑)」


M The People / The Music


洋平先生「この曲は、2002年のUKロックの名曲でございます!これからも永遠に語り継がれるような曲でしょうね。それでは本日の授業テーマにいきましょうかね!今日はちょっと真面目に…。」

(カッカッカッカッ…)

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洋平先生「本日は…employment!

洋平先生「“雇用”ですね!本日は“就職”という進路を選んでらっしゃる生徒の方にスポットを当てたいなと思っております!高校や大学を卒業して就職する!という方いらっしゃると思うんですけど、色んな企業さんにエントリーして、面接受けたりだとか、実は僕もしていました!もちろん、その頃バンドマンとして将来やっていこうかなっという夢は諦めていなかったんですけど。大学を卒業して、就職しなきゃいけないな!って自分なりに思ったので、とりあえず就職はしようと就活はしていました。ただ就活に関しては、僕はある意味プロなのかなって思っていまして…。というのも、人生で就活を3回しているんですよ。まず大学を卒業する時、そして大学を卒業出来なかった時、最後はまたまた卒業出来なかった時…。その後、転職とかもしていますから、就職活動においてはある意味プロ!あんまり褒められた話ではないんですけど(笑)例えばエントリーシートの書き方とか圧迫面接の対応の仕方とか、かなり学んできました。ただ、いま全く役に立っていません!(笑)でもこのアレキサンドLOCKS!で、ちょっとでも就活生の役に立てればと思いまして、お話したいと思います!」



■就活が
私はいま大学生3年生なのですがインターンシップに悩んでいます。
特に、企業への自己アピール.....就職を経験されたドロス先生!
企業にどんなアピールをしていましたか?
しまぺいん
女/20/東京都




洋平先生「僕は、まずエントリーシートにバンド活動について、つらつら書きまして、“このバンド活動は就職してから辞めます!”って書いてましたけど(笑)そういった嘘を書いていいよとは言えないですけどね(笑)でも、例えば学生の間に起業して“○●まで利益を上げました”っていう人に普通に部活や勉強で頑張ってきた人が“勝てない”って思ったりするじゃないですか?でもそんな事はなくて…。“ゼミで活躍した!”とか“バイトで効率の良い方法を編み出した!”とか 上手く書ければ、“コイツはしっかり物事を見据えているんだな”っていうアピールになりますから、やってきた事っていうより内容に重きを置いた方が良いかもしれませんね。“インターンシップ”って実際、どういう事をするんですかね?…あっ!俺、1回経験してるかな!ある某広告代理店さんでバイトしてました。正式な“インターンシップ”っていう訳でもないんですけど、普通にバイトしてて。そこで“僕、来年就活するんですけど、ぜひここに入りたいと思っています!”みたいな事をアピールしましたね。でも何もなんなかった(笑)そういった事を考えたら、バイトって近道というか、1番その企業に入り込めるチャンスかもしれませんね。だから“インターンシップ”ってやった方がいいんでしょうね。とにかく“この人と一緒に働きたいな!”って思わせたら勝ちです。もしくは“今コイツはまだ半人前だけど、育てたいな!”って思わせたらいいのかも。だからアピールしたいっていうよりも馴染むって感じ。俺、すげぇ具体的にアドバイスしてるな〜(笑)ここで気になる生徒さんがいるので電話してみたいと思います!もしもし?」

???「もしもし?」

洋平先生「アレキサンドLOCKS!の川上洋平です!」

???「大阪府16歳harrrrrrrukaです!」

洋平先生「何でも悩み事があるという事ですが?」

harrrrrrruka「はい」



■悩み事
今高2なんですが将来の事とかで凄く悩んでいます。
中学の時の夢はパン屋でパンを作る事だったのですが、いま学校(専門系の高校)で製菓専攻していて才能が無いんじゃないかと…。
製菓部の子はそうゆう道に行くと決めていて、自分は趣味くらいが良いなと思ったりしています。学校の先生もいいなと最近思ったり凄く将来の事で悩んでいます。
自分に才能がなさすぎて、どうしたらいいか分かりません。相談にのってほしいです( ; _ ; )
harrrrrrruka
女/16/大阪府




洋平先生「製菓専攻のクラスには、“将来はパン屋さん!”みたいな人ばっかりなの?」

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harrrrrrruka「ケーキ屋さんとか」

洋平先生「そうだよね!その中で、いま揉まれているわけだ?」

harrrrrrruka「はい」

洋平先生「それは自分と周りを比べちゃうよね?」

harrrrrrruka「はい」

洋平先生「その“才能が無いな”って思ってしまった理由はある?」

harrrrrrruka「パンを焼く前、綺麗に成形する時にシワを作ったらダメなんですけど、シワシワになったりして…。」

洋平先生「完成して他の人と比べてみたら、不恰好だったり?」

harrrrrrruka「はい」

洋平先生「なるほどね!卒業したら、すぐに就職するの?」

harrrrrrruka「いえ、専門学校に行くつもりです」

洋平先生「何となくなんですけど…自分に才能が無いって決めつけるのは、まだ早いのかなって思います。例えば、僕がギターを始めて2年目で“才能無いなー”って諦めてしまうのと、同じじゃないですか?」

harrrrrrruka「はい」

洋平先生「まぁ、最初から自信はあったけど(笑)今でも自分に才能があるのかどうかって分からないんですよ。」

harrrrrrruka「はい」

洋平先生「でも何で続けているのかというと、才能があるか無いか以前に好きだから続けているんですよね。だから僕がharrrrrrrukaに自分自身に問いて欲しいのは、“パンを作るのが好きか、嫌いか”って事!パンを作るのは好き?」

harrrrrrruka「はい!」

洋平先生「だよね、話をしていてなんとなく分かります。だから自分が“パンを作るのが誰よりも好きなんだ!”ってのは、自分の中で決めればいいわけじゃん。それをまず貫いた方がいいかもしれません。“私はいま、他の子よりも不恰好のパンを作ってしまうけど、 愛だけはこのパンに詰まってます!”みたいにね?」

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harrrrrrruka「はい(笑)」

洋平先生「ちなみにその作ったパン。見た目は不恰好かもしれないけど、味はどうなんですか?」

harrrrrrruka「う〜〜〜ん…普通。」

洋平先生「普通なんだ〜(笑)同じ“作り手”の先輩としてアドバイスしておきますけど、そこは嘘でも“おいしい!”って言っておきましょう!!(笑)」

harrrrrrruka「(笑)」

洋平先生「おいしくないパンは人には出さない!“絶対においしいです”っていうパンを作れるまでは完成って言わない方がいい。そこを目指して欲しいな。」

harrrrrrruka「はい!」

洋平先生「お互い頑張りましょう!良いモノを作っていこうね!!」

harrrrrrruka「はい!」


M ? / [Alexandros]


洋平先生「パンを作るのと音楽を作るのとでは一見全然違うかもしれませんけど、籠っている愛情みたいなモノを似ているんじゃないかなと思います。同じ作り手として、harrrrrrrukaちゃんにも頑張って欲しいなと思います!!引き続き [ アレキサンド掲示板 ] では、生徒のみなさんのお悩み・意見を待っています!気軽に書き込んでみてください!なんかね“グローバルワークのCMが気になっています!”という書き込みが殺到しているそうです(笑)嬉しいですね。でもまだあの曲が何なのか…秘密なんです。『STAR WARS』みたいにね、後々、その秘密を紐解いていこうと思いますので、生徒のみなさん、楽しみにしておいてください!!!」

放送後記

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