聴取期限 2023年10月31日(火)PM 10:00 まで
―授業前から何やら盛り上がっているアイナ先生と村上虹郎先生。
アイナ「…あのさ私、散歩にハマってるんやけど、秋に散歩するんやったら、どこが好き? 」
虹郎「イチョウは好きなんだけど、銀杏が落ちてないところがいいです(笑)」
アイナ「なんで? あ、臭い? 」
虹郎「イチョウを見る分にはいいんだけど、銀杏が落ちてなければどこでもいいかな!(笑)」
アイナ「逆にむずくない?!(笑)探すとむずいやろうけど。」
虹郎「確かにね。」
アイナ「私さ、秋の散歩がすごい気になってて、書き込みしたんよ、生徒にも聞いたんよね。」
虹郎「うん! 」
アイナ「そしたら、こんな書き込みが来ました。ちょっと紹介したいんやけど…」
アイナ「落ち着いたところが好きなんだね。」
虹郎「夕方ぐらいとかね! 」
アイナ「共感できたりする? これは。」
虹郎「うん。すごいちゃんと自然を感じるから、いいなと思うわ。」
アイナ「虹郎くん、自然好きそうだよね! 」
虹郎「うん、好き。育ちがね、割と自然だから、そうなの。生まれは東京だけど、どんどん三鷹の方行って、そっからいきなりもう神奈川。完全に山! 山・谷・川みたいな感じだから、そのあともういきなり飛んで沖縄行くから。」
アイナ「沖縄行ったの?!?! 」
虹郎「…からのカナダ行ったかな! 」
2人「(笑)」
アイナ「今日はね、色んなお話をしていきたいと思います! 」
アイナ「今夜、アイナLOCK! のゲスト講師は、映画『キリエのうた』で共演している俳優の、村上虹郎先生です!!! 」
虹郎「よろしくお願いします。」
アイナ「SCHOOL OF LOCK! 表現の講師 アイナ・ジ・エンドです! 先週は、岩井俊二監督が来てくださって、今日は、村上虹郎先生が来てくださいました! ここはね、学校なんよ。」
虹郎「あ、そっか! 」
アイナ「だから、今日は虹郎くんは先生なんです! 」
虹郎「ちょっとシャキッとした方がいいってことですよね? 」
アイナ「『キリエのうた』で、初めて今回虹郎くんにお会いしたんですけど、なんだか初めてお話しした時から、なぜかフラットにタメ語で喋れたっていう、私、初めての経験をさせていただいたんですよ。」
虹郎「そうなんだ! 」
アイナ「うん。でね、もっと仲良くなりたいなと思ったので、こちらを行いたいと思います……」
アイナ『キリエ・サイコロトーク』!
アイナ「今日は、6つのトークテーマを用意しております。全てキリエ関係のお題です。交互にサイコロを振って、出た目でトークをしていこうと思います! 」
アイナ「目の前にサイコロがあるんやけどさ。」
虹郎「意外とおっきいね! 」
アイナ「意外と大きい…確かに(笑)虹郎くんの顔ぐらいあるね。」
虹郎「もっとあるべ。」
2人「(笑)」
アイナ「ちなみに、トークテーマを紹介すると、1が出たら『相手の第一印象は? 』、2は『映画の撮影で1番笑ったこと』、3は『大変だったこと』、4は『初めて言います』…これは、映画のことで、どこにも話してないことがいいらしいですよ。」
虹郎「あーなるほど。」
アイナ「むずいな。」
虹郎「絞り出さないと! 」
アイナ「だね(笑)そして5は『岩井監督に一言! 』、6は『★(スペシャル)』なんですけども、これが、相手から聞きたいことを質問されます。どんな質問にも絶対に答えないといけないみたいですね。」
虹郎「なるほど。」
アイナ「虹郎先生、どうですか? このサイコロトーク。」
虹郎「どうですか?!(笑)」
アイナ「できる??(笑)」
虹郎「ま、やってみましょう! 」
アイナ「サイコロを振っていこう! ……アイナ先生、振っちゃいますね。いきます! 」
アイナ「お〜はい! 1『相手の第一印象は? 』 」
虹郎「あ〜! 」
アイナ「最初どこで会ったっけ?? 」
虹郎「最初、結構昔なんだよね。」
アイナ「あーーーーー!!!! そうだーーーー!!! 思い出した!!!! 」
虹郎「意外と黒歴史レベルで昔なんですよね。」
アイナ「虹郎くんが、まだ19歳? 」
虹郎「うん、全然10代。」
アイナ「何かの雑誌で、全然ジャンルの違う方にインタビューしに行こうっていうBiSHの企画があったのよ。そこで、俳優さんにインタビューしてみるってなった時に、そのゲストが村上虹郎くんだった。その映画なんだっけな? 」
虹郎「『武曲 MUKOKU』な気がするんだよな。」
アイナ「うわ、思い出した! それじゃん! 」
虹郎「そうだよ。」
アイナ「その時私、映画観て質問事項をまとめて行ったんだけど、全然喋れなかったのに、虹郎くんがすごいいっぱい逆に私たちを引き出してくれて(笑)」
虹郎「ははは、やばすぎ!(笑)」
アイナ「やばいよね(笑)」
虹郎「あんまり正直知らなかったから、疎かったし。この人は、何の人なんだろうってずっと(笑)」
アイナ「(笑)」
虹郎「まぁお互いね。」
アイナ「いやいやいや、面白いね。」
虹郎「うちの親父がさ、めっちゃBiSHのファンじゃん? 」
アイナ「うん。」
虹郎「だけど当時は、多分親父もまだ知らないから。」
アイナ「そっか! 私、虹郎くんの第一印象をまとめなくちゃいけないんだけど……はいはいはい、まとめ終わりました! 」
アイナ「“しっかり者”」
虹郎「あー、なるほど。」
アイナ「だったんだけど、今回キリエで出会っていく中で、“緩やか”というか、なだらかに虹郎くんの周りは時間が過ぎていくというか。虹郎くんの周りだけ、“虹郎タイム”があるっていうか。意図してそうやってやってるのかもしれないけど、そういう虹郎くんといると、私はすごく穏やかな気持ちになれたかな。」
虹郎「あー、いいですね。」
アイナ「だからありがたいなって。」
虹郎「テキパキしたい時は違うところに行って、ゆったりしたいと思ったらこっち来てみたいな。できるスポットみたいな(笑)」
アイナ「スポットね(笑)そう。だから変わったね、第一印象。」
虹郎「なるほど、まあ確かに。風琴にぴったりですね、じゃあね。」
アイナ「じゃあ虹郎くん、次振っていただけますか? 」
虹郎「はーい! 行きまーす。」
アイナ「何が出るかな?? 」
虹郎「あれ? 同じ? 」
アイナ「同じだね。同じありですか? 」
虹郎「まぁ、ちょうどいいじゃん! 」
虹郎「第一印象は、その時だもんね。あんまホワッとしか覚えてないんだよ(笑)」
アイナ「そうだよね(笑)」
虹郎「どの人がどういう人なんだろうって言うのが分かってない、もはや。」
アイナ「そりゃそうだ。」
虹郎「だから多分、BiSHアイナが有名になっていくにつれて、多分どっかで知ったんだろうね。なんかあの人たちと会ったことある気がする! あれ?!?! みたいな。」
アイナ「(笑)」
虹郎「ちょっと時は過ぎるけど、次に確定で関わったのが『孤狼の血』っていう映画で。」
アイナ「あ、そうだ! 」
虹郎「僕が出てた『孤狼の血』っていう映画があるんですけど…」
アイナ「幸太じゃん!!! 」
虹郎「そうそう。それの幸太って役をやってたんですけど、テーマ曲を、映画の劇中じゃなくて、宣伝の一環で1曲作ってくれるみたいなので、歌ってくれてたじゃん? 」
アイナ「そうなの。」
虹郎「謎な企画だよね(笑)」
アイナ「(笑)」
虹郎「その企画を多分考えたのが、この岩井監督の映画のプロデューサーと同じなんだよね。」
アイナ「その映画見に行ったんですよ! 映画館で。いつになっても自分の曲流れないんですよ(笑)」
虹郎「そりゃそうだ(笑)そういうタイプの映画じゃないからね。」
アイナ「あれ? ってなった! 知らなかったんだよ(笑)」
虹郎「あ、そうなんだ?! 」
アイナ「そう、そういうことがあったね。」
虹郎「あのプロデューサーがね、僕はすごいお世話になったんですけど。その時に、『アイナ・ジ・エンドが、虹郎のことめちゃくちゃよかった言うてたで』って言われて、それが確定的な第一印象っていうか。」
アイナ「あ、そっかそっか。」
虹郎「そこから結構すぐにこの現場があって、意外とそこらへんからバタバタと会ってるから。自分とちょっと親近感があって、どこか動物っぽいところとか。」
アイナ「確かに。」
虹郎「会ったらすごい楽なんだろうなって言うのは、もう分かってた感じがする。多分それは、10代に会った取材の時には感じてないと思う。だからあれはやっぱ、0.5印象なんだよね。」
アイナ「そうだね、確かに動物っぽいかもね、お互いね。」
虹郎「それはあると思う。」
アイナ「じゃあ最後に、私が振らせていただきます! 頼む!! ……5『岩井監督に一言! 』」
虹郎「いいですね。」
アイナ「そうだな…やっぱり自分の人生、アイナ・ジ・エンドとしてお芝居をやらせていただけるってことが考えてもなかったので、まずは“ありがとうございます”っていう気持ちですね。」
アイナ「こうやって、虹郎くんとかすずちゃんとか、お仕事なんだけどお仕事じゃないみたいな接し方をし合える友達みたいな人に出会えたことが、自分の人生の宝物の1つでもあるので、本当に岩井さんには全てに感謝だなって思ってて。何をしたら恩返しできるか分かんないんで、今度腰を揉ませてください。」
虹郎「(笑)」
アイナ「腰、痛そうなんだよね。」
虹郎「あー、痛そうにしてる? 」
アイナ「そうそう。」
虹郎「だって、言ってもだいぶ先輩だからね? ずっとレジェンドやってるから、生きてるレジェンド。」
アイナ「そうだよね。」
虹郎「すごい人なのは、見てたしもちろん、みんな周知の事実だけど、昔、中国か韓国…中国な気がするけど、どっちかで、『知られてる日本語ランキング』っていうのがあって。“寿司”とか“日本”とか “ありがとう”とか“こんにちは”とかの全日本語ランキングで、“岩井俊二”が1位だったらしいよ。」
アイナ「え、やば(笑)」
虹郎「やばくない?! そんな時あったの?!?! みたいな。」
アイナ「え、知らんかった。そんなんあったんや! 」
虹郎「“Shunji Iwai”なのかもしれないけど。“岩井俊二”っていうワードが最強だったっていうのを誰かが振って本人が喋ってた気がして、まじすか!!! みたいな。そんなだったんだと思って、知らなかったからビックリした! 」
アイナ「そんな…びっくりやね。改めて、昨日も『リリイ・シュシュのすべて』を見たんやけど、やっぱり岩井さんの独特な世界観っていうのは最高だね。」
虹郎「そうね。」
アイナ「ね! 今回のキリエもだいぶ新鮮な世界観となってるんで、よかったら観に行ってください! お願いします。」
アイナ「じゃあね、虹郎くんね。」
虹郎「はい! 」
アイナ「これ、学校やねんな。」
虹郎「そうやった(笑)」
アイナ「そうなのよ(笑)虹郎くんって今先生じゃない? だから、生徒ちゃんに向けて、何でもいいからメッセージをお願いしたいんだけど。」
虹郎「漠然としとるな(笑)」
アイナ「毎日さ、学校頑張ったり、部活行ったり、恋を頑張ったり、友達とうまくいかへんとか、悩んでる子たち。」
虹郎「将来がどうとかね。」
アイナ「そうそう。そんな子たちに一言…」
虹郎「そうね。やっぱ10代って、親とか周りの大人たちの言うことを、 どこまで聞いた方がいいかとか…実際に大人の言うことって、その時に『え? 』と思っても、後々考えたら『あー確かに』と思ったりもする。かといって、その価値観とか目の前にある環境が自分をものすごく苦しめていたら、それは別に絶対に従わないといけないものではないから。それは自分で絶対選べるから。その狭間にいて。」
虹郎「でもやっぱ人はさ、タイプによっては、ガンガン自分で我が道を切り開いて、自分で決めていけるような強さを持ってる人もいるけど、みんなそうじゃないし、むしろそういう人って少ないと思う。“完璧に人として自立するべき”じゃなくて、 “自立”っていうワードが何なのかってことをきっと考えたり、周りに話すべきなんだと思う。できた方がもっと楽なんだろうな、って思ったりはするのはある。」
虹郎「10代は、やっぱりアンバランスだったから。何かに関してはものすごく早すぎる人だったとしても、その代わり、人間ができてない部分はめちゃくちゃあったりするから。シンプルに生活感ないとかさ、モラルが欠けてるとかさ、教養がないとかさ、勉強できないとかさ、技術もそうだし。いくらでもあっただろうけど、自分はね。」
アイナ「すごいね、めっちゃフラットに自分のこと客観視できるんやね! 」
虹郎「でもそれ多分ね、マジでデビューのときから変わってないかも。」
アイナ「あ、変わってないんだ! 」
虹郎「変わってないって言われるしね。」
アイナ「うん。私はね、虹郎先生のそういうところがすごいなって思ってるから…お話を聞けてよかったです! 」
虹郎「へい! (笑)」
アイナ「虹郎先生! 」
虹郎「はーい! 」
アイナ「あっという間にお時間が来て、アイナLOCKS! そろそろ終了のお時間なんですけど、『キリエのうた』も上映中だったりして。虹郎先生も『キリエのうた』に関して一言あったりしますか? 」
虹郎「キャストは全体で見たらめっちゃ多いけど、実際にね、お話の主軸にいるのはほんと3人と、華ちゃん含めて4人とも見れるけど。実際、ものすごく乗り越えるものがある立場は3人だと思うから。そこに、華ちゃんがスッといるっていう感じだけど…まず、その3人・4人の群像が、“リベンジャーズ”とは言わないけど、時系列の描き方がやっぱ面白いなって思ったかもね。」
虹郎「だし、めちゃくちゃシンプルに自分が知ってるアイナではなかったから、映画の中にいたキャラクターがね、Kyrieがっていうか。上からみたいになると嫌だから、周りの人たちにはそういう風に聞いてほしくないんだけど…めっちゃ芝居上手いやん!! 」
アイナ「ヤッタ――――――――!!!!!!!!!!! 」
虹郎「なんなら普通に芝居してる人よりも、音楽やってる人って、もちろん芝居自体の技術みたいなところは知らないかもしれないけど、やっぱね、音楽から来る人って、芝居できる。その話、親ともしたことある気がするけど。」
アイナ「お母さん? お父さん? 」
虹郎「どっちもあるな。」
アイナ「どっちもあるの?!?! 」
虹郎「どっちもある。どっちともすごい話すからね、時期によるけど。」
アイナ「へー、凄いね! 」
虹郎「それを言うの忘れてたなと思った、めざましテレビとかで(笑)」
アイナ「プロモーションの話の時にね(笑)」
虹郎「他の話でいっぱいいっぱいだったからね。」
アイナ「いや、嬉しいです。」
虹郎「そうそう、全然アイナじゃないアイナがいるなと思ったな。」
アイナ「虹郎先生にそんな風に言っていただけたら、めちゃくちゃ嬉しいです。」
虹郎「全然ですよ、表現の先輩ですから! 」
アイナ「いやいやいやいや、話は尽きないんでね、毎週来てほしいぐらいなんですけども…」
虹郎「たまにね(笑)」
アイナ「来週のアイナLOCKS! には、映画『キリエのうた』から…私のお母さん役、大塚愛先生が来てくれます! 」
アイナ「どんな授業になるのか、楽しみにしていて欲しいです! 」
アイナ「村上虹郎先生! 今日はありがとうございました。」
虹郎「ありがとうございました、こちらこそ!」
アイナ「また来てくれますか? 」
虹郎「ぜひ、来れたらいいなと思いますけど。」
アイナ「そうだね、また来てね! 」
虹郎「はい! 」
アイナ「以上! SCHOOL OF LOCK! 表現の講師 アイナ・ジ・エンドでした! 生徒ちゃん、またね〜! 」
虹郎「またね〜ん! 」
★村上虹郎先生、ありがとうございました!
10月のアイナLOCKS! は『キリエ月間』!
来週31日の授業には、Kyrieのお母さん役を演じた大塚愛先生が来てくださいます。
10月は、アイナLOCKS! と映画「キリエのうた」!!
どちらもぜひチェックしてみてね🎸🎶
★表現にまつわるお悩みをアイナ先生に直接相談する「表現の時間」、生徒とアイナ先生のオススメの本で本棚をつくる「生徒と私の本棚」、自分の得意なことや誰にも負けない経験を履歴書に表現する「私の履歴書」…各授業に参加したい生徒は [ アイナ掲示板 ] または [ メール ] からエントリーをお待ちしています!
聴取期限 2023年10月31日(火)PM 10:00 まで