聴取期限 2023年7月4日(火)PM 10:00 まで
アイナ「SCHOOL OF LOCK! 表現の講師 アイナ・ジ・エンドです。BiSHは、明後日6月29日 東京ドームで行うライブ『Bye-Bye Show for Never」』の開催をもって、解散します! 」
アイナ「BiSHが活動してきた2015年から2023年までを振り返る授業を先週からお届けしているんですけど…本当に自分、ほっといたら一生しゃべっちゃうんじゃないかっていうぐらい思い出話に花が咲いちゃって、なんかね、大変でした。今日は、後編行こうかな〜と思ってます。」
アイナ「なので今夜の授業は…『BiSHの8年間を振り返る<後編>』!!!」
アイナ「2019年からいっちゃうよ!! 2019年1月30日、配信限定シングル『二人なら』をリリース! 未だに謎なんやけど、サブスクとかでBiSHのトップソングぐらいに、この『二人なら』が浮上してますね。『二人なら』、知ってる人いるんですね! 」
アイナ「『二人なら』、私大好きな曲なんです。私、実はBiSHだと振り付けをほとんどやってるんですけど、めっちゃいいなと思ったし、アニメのタイアップだったんで、歌詞を書かせていただいて採用された曲で大好きな曲だったのもあって、振りをちゃんとしたいななんて思ってですね、友達の清水舞手っていう人に作ってもらいました。」
アイナ「BiSHだと『PAiNT it BLACK』、あとこの『二人なら』。この2曲が舞手の振り付けです。あと、『BUDOKAN かもしくはTAMANEGI』っていうのはミキティーっていう人が振り付けしてて、それ以外の曲は9割私がやっております。なので、すごくレアな曲です、『二人なら』。」
アイナ「そして、7月30日にメジャー3枚目のアルバム『CARROTS and STiCKS』をリリースしました! 『CARROTS and STiCKS』、最高じゃないですか? 私はこの中でも好きな曲は、『遂に死』ですね。」
アイナ「いえーーい☆ アユニ・Dの前髪が落ちないっていう(笑)この振り付け考えた時、人が人の上に積み重なっていく振り付けやったんで、みんなに怒られへんかな? 怒られへんかな?? って思いながら振り落とししたのを覚えています。でもBiSHのメンバーみんな心よく受け入れてくれて、今ではすごいかっこよくみんなで踊れて、お客さんもサビは踊ってくれて。『遂に死』大好きです! 」
アイナ「そして7月4日、ハシヤスメ・アツコが、シングル『ア・ラ・モード』でソロデビュー! ということで…あっちゃん、おめでとうー!!! ちなみに私はですね、これのカップリングに入ってる『社会のルール』 のジャズバージョンが好きですね。結構色っぽいボイスで歌ってておもろいです。」
アイナ「2019年もね、いろんなライブをやってるんですよ。その中でも私が覚えてるのは、NHKホールツアーで『NEW HATEFUL KiND TOUR』 っていうツアーなんですけど、ピエロのメイクとかしてもらって、ツアービジュアル写真撮ってもらったんですけどね、きっとこの時期に“解散”が決まったんですよ、うちら。だから、このツアーのビジュアルを撮ったことだったり、ツアーを回っていく中の新幹線だったり…匂いまで思い出せるぐらい覚えてます。」
アイナ「正直ね、ちょっと辛かった時はありますね。“解散”っていうことをまだみんなに言えないけど、解散するのを受け入れられてないというか、そういう時期だったんでね。このツアーを回りながら、みんなでいろんな話をして、乗り越えて行きましたね。本当みんなで。だから、『NEW HATEFUL KiND TOUR』は思い入れが深いですね、うん。」
アイナ「お客さんの前で泣きたくなるんやけどさ、お客さんが最高やから。解散するのが寂しくて泣いちゃいそうになるんやけど、泣かれてもお客さんからしたら、『なんで今日メンバー泣いてんだろう? 』ってわかんないじゃん。だからどうやったら泣かずにライブをできるかっていうのに専念したりしたことがありますね。本当懐かしいね〜」
アイナ「11月6日、メジャー6枚目のシングル『KiND PEOPLE / リズム』をリリースします! 」
アイナ「ひゃあ来たよ! 『リズム』です(拍手)リズム来たよ〜泣いちゃうね。これは、モモコグミカンパニーと私で共作なんですけど、モモコが歌詞で私は作曲。モモちゃんが元気がない時にね、『モモカン、よかったら歌詞書いてみいひん? 』って言って曲を送ってみたらね、いい歌詞を送ってくれて、avexの人に送ったら『いい曲だね、よしシングルで切ろう! 』って言ってくれるっていう、夢物語が始まってびっくりしました。」
アイナ「そして、2020年行きましょう。2020年はこちら! みんながくらいにくらった、コロナっちが来たよ!! 2月26日、新型コロナウイルス感染症対策に伴い、2月終わりから3月上旬のライブイベントを中止。そんな中でも、4月13日に配信限定シングル『TOMORROW』をリリースします。」
アイナ「うわ『TOMORROW』! これめっちゃ覚えてるわ!! みんなめっちゃZOOMしてたやんな?(笑) だってそれまでZOOMとか使ったことなかったのに、超ZOOMしてた! 今だったら打ち合わせ、ZOOM会議とか当たり前やけど、本当2020年からですよねZOOM。懐かしいな〜」
アイナ「5月27日に、収益全額がライブハウスに寄付されるベストアルバムが出ます。で、新シングルに楽曲を追加したメジャー3枚目のアルバムを発表しました。これね、全部ライブハウスに寄付した。BiSH太っ腹じゃない? BiSHがっていうか、BiSHの大人チームが、BiSHチームが太っ腹だと思いますね私は。すごいです! 」
アイナ「『LETTERS』じゃん! いつぶりに聞いちゃうのこれ? やだな〜泣けちゃう〜〜『LETTERS』のMV撮影ってね、珍しく雨だったんですよ。BiSHは晴れ女集団なんで、雨降ったMV撮影なんかほとんどないんですけど…びしょびしょの雨でね、まるで世界を表現してるような感じで、さすがにBiSHも世界には負けそうになるような、雨ザーザー降りで、そんな中でも歌って撮影したのを覚えてます。めっちゃ戦ってるような撮影でしたね。」
アイナ「モモちゃんが2冊目のエッセイのためにクラウドファンディングを開始したり。すごいっすね! そうや、『悪魔のコーラス』っていう本を最近発表したんです。これ面白そうなんで、よかったら一緒に読みませんか? ……はい、突然のモモコグミコカンパニーの宣伝を挟み! 」
アイナ「12月3日、アイナ・ジ・エンドソロ本格活動が発表! アルバム発売とライブツアーが発表された! めっちゃ大事に、温めて温めてもらいました。発表するまでに約1年。最初に出たMVは、『虹』 っていう、ちょっとカオスなMVでしたね。眠れませんでしたね、毎日。よく覚えてます。」
アイナ「そして12月24日、沖縄公演以来、332日ぶりの有観客ワンマンライブ『REBOOT BiSH』を開催! 5000人を動員しました。 この日の『サラバかな』 ! 『サラバかな』がすごくエモかったんです。」
アイナ「チッチとか、1曲目の『LETTERS』から号泣してましたもん。やっぱ清掃員がいてBiSHは成り立つって、この日に再確認しました! お客さんの目を見てライブするのがいい。やっぱりいい。」
アイナ「そして、1月30日に、これは『Brand-new idol SHiT』のアートワークをセルフオマージュしました。これ懐かしかったね〜。アユニ・Dとかリンリンとかあっちゃんとかいる状態で、初期の時に撮ったアー写を撮ったんですよ、懐かしかったですね。終わりが始まったような気がしちゃいましたね。終わりの始まりって感じで。」
アイナ「2021年はアリーナツアーを回ってて…てかやばくない? アリーナツアーって! アリーナツアー回るってすごいことだと思うんですよ私。BiSH、よう頑張ったよ。沖縄のアリーナツアーもやったりしたからね! すごいです本当に。」
アイナ「12月23日に、緊急生配信ライブをやりました! “BiSHは2023年に解散すること”を発表! そして、2022年以内に成し遂げるファンとの約束“BiSHからのPROMiSE”も発表しました。」
アイナ「その時のチッチの顔つきと言ったら、もう例えようがないぐらいね、清々しいながらも何かをはらんだような顔をしていて…よくチッチ、あの発表できたなって思いますね。いつもありがとう。チッチのおかげで、いろんな発表してこれました。」
アイナ「そして、2021年の12月31日になんと!! BiSH、夢の 第72回紅白歌合戦に出場しました。おめでとうBiSH! おめでとう本当に〜!! 夢が叶ったね。」
アイナ「そして、2022年1月1日に、COWNT DOWN TVスペシャルで『オーケストラ』を歌ったんですけど、紅白出てそのまま生放送に行くって夢だったからさ。あっちゃんがめっちゃ嬉しそうだったね、私も嬉しかったし。」
アイナ「そして、1月5日には解散パーティーをやりました! 懐かしいね。で、そんな中、BiSHはすごいことをやっててですね…『FOR LiVE TOUR』っていう、ライブハウスをとにかく回る、1日2公演なんかもやっちゃうっていう、本当カオスな、カオスでカオスで仕方ないツアーを回りつつ、『COLONiZED TOUR』っていうホールツアーも同時に回るっていう。」
アイナ「私ね、自分たちのことをこんなに褒めたりするのは気持ち悪いと思われるかもしれないけど、異様なんですこれは。こんなにライブをやってる女グループはいないって言い切れるぐらい、BiSHはやってると思うんです。私これはもう、誰になんと言われようと言います! BiSHはすごいです、すごいスケジュールをやってます、本当に!!! 」
アイナ「これがやれてるのは、メンバー6人で突き進んでこれたおかげなんです。それを清掃員がずっと見守ってくれたおかげなんです。これ私、1人やったら絶対にやれないです。だからBiSHはすごい!! 」
アイナ「そして、12月22日には、国立代々木競技場第一体育館でワンマンライブを行います。『世界で一番綺麗なBiSH』です! ここでね、ついに言うんですよ。『私たちBiSHは、2023年6月29日に、東京ドームで 解散します。』」
アイナ「このチッチのMCはね、日本に残るMCやと思います。私は本当に、本当によく言えたなって。どんな覚悟で言葉を紡いでいったんやろうな彼女は、と。私やったら泣いて言えないんじゃないかなって。だから、チッチはすごい強いですよ。」
アイナ「チッチのおかげでドームのことを発表して、 2023年に入りました。ラストのBiSHのシングルが発表されます。それは、『Bye-Bye Show』! 」
アイナ「THE YELLOW MONKEYの吉井さんがね、作詞作曲プロデュースしてくれました。いやー凄いですよ、副線回収が。『スパーク』で始まり、『Bye-Bye Show』で終わるっていうね。」
アイナ「『スパーク』は、渡辺さんがイエモン大好きで、イエモンの歌詞をオマージュしたんですよ。そっから始まって、最後に憧れのイエモンの吉井さんに曲を書いてもらう…なんだこの夢物語は! って思いますね。私はなんかどっかずっとBiSHのことを他人事のように思っちゃうとこがあるんですけど、これはすごいことだと思いますね。」
アイナ「そして、3月23日に私は怪我をしちゃって、ちょっとライブを延期しちゃったり、このアイナLOCKS! もお休みさせていただいたりしました。しかし!! 私は元気いっぱいで復活しましてですね、延期公演を今まわってる最中で、明後日ドームやねんけど…てか明後日ドームやって!! やばい、明後日ドーム! 」
アイナ「ということで、6月29日、BiSHのラストラストラストラストラスト、本当に最後のライブです! 東京ドームで、『Bye-Bye Show for Never』、ここで解散します。」
アイナ「さーっとBiSHの年表後編を言ってきたんですけど…そろそろアイナLOCKS! 終了の時間です。アイナなりの年表をずらーって言ってきたんですけど、明後日が解散ライブということで、前日の明日、BiSHのアルバムも出ます、ベストアルバムです。」
アイナ「なんか、明後日が解散ライブやと思うと、言葉があんまり出てこないんですけど…『悔いのない日々にしたい』とか散々言ってきたけど、やっぱり生きてたら悔いなんて、毎日1回はあるんですよね、私は。」
アイナ「だからドームも、悔いのないようにしたいって思ってるけど、1個か2個ぐらいは、ああ悔しいなって思う瞬間がきっとあると思うんですよね。だからこそ、“悔いのない”とかじゃなくて、“楽しみたいな”って思います。悔いがあったって、楽しかったらいいじゃないかって。だって、最後なんだもん。」
アイナ「あんまりこんなこと言ったことないと思います、私のことをよく知ってる人は。“楽しみに行きたい”なんて初めて言います…… 私は、東京ドーム楽しみに行きたいです!! 」
アイナ「以上、SCHOOL OF LOCK! 表現の講師 アイナ・ジ・エンドでした。清掃員、明後日会おうね! 生徒ちゃん、またねー! 」
★明後日はついに、BiSH先生のラストライブです。アイナ先生の“楽しみたい”という言葉が叶うように、職員も祈っています。ライブに行く生徒ちゃんもそうでない生徒ちゃんも、素敵な時間が過ごせますように!
★表現にまつわるお悩みをアイナ先生に直接相談する「表現の時間」、生徒とアイナ先生のオススメの本で本棚をつくる「生徒と私の本棚」、自分の得意なことや誰にも負けない経験を履歴書に表現する「私の履歴書」…各授業に参加したい生徒は [ アイナ掲示板 ] または [ メール ] からエントリーをお待ちしています!
聴取期限 2023年7月4日(火)PM 10:00 まで