今年、丸4年を迎える東日本大震災。津波は多くの胸に傷と記憶を残したものの、
被災地外の人々にとっては、やはり自分とは遠い災害の姿だと思っている事実がそこにあります。
そして、2015年は阪神淡路大震災の発生から丸20年。同時多発した火災が神戸を飲み込み、密集した住宅地は焼け野原となりました。
避難所は人で溢れ、外国人は情報を手に入れられず混乱、相次ぐ震災孤独死…
しかし、この20年で街は大きく入れ替わり、あの震災を知らない人が増えました。
土砂が人も道路も飲み込んだ新潟県中越沖地震からは10年が経過。
国土の6割が山間地である日本が抱える問題点を浮き彫りにしましたが、
10年後に豪雨という異なる災害が見せたのは、本質を同じくする被害の姿でした。
多様な国土の日本では、災害に立ち向かう術を一括りにできません。だからこそ必要なのは、その時を知る人のリアルな『声』にあります。
この番組では、震災から4年の東北の声、20年の神戸の声、10年の新潟の声と、そこから学ぶべきことを地元JFN加盟各局協力のもと、お届けします。
「最初にひざの高さだった津波は、すぐに腰、頭上と圧倒的な強さとともにやってきました。津波の危険を知っていたのに、来ないだろうと判断した甘さ、伝えなければいけないと思います。」
「1000年に一度とされる震災を体験したことで、心のどこかにもう遭遇しないのではないか、という想いがあります。あの体験を忘れてしまっていることを、忘れないようにしたいです。」
「水道もガスも使えない張りつめた仕事が続く中、やすらぎを与えてくれたのは温かいおにぎりでした。できないではなく、あの体験を次の“万が一”に生かさないといけません。」
この「LOVE&HOPE~ 防災ハンドブック2015」は、全国のゆうちょ銀行(直営店233店舗)で3月11日(水)より無料配布致します。
直営店舗はこちらでご確認下さい。http://www.jp-bank.japanpost.jp/access/access_index.html
配布部数に限りがございます。無くなり次第終了になりますのでご了承ください。