東日本大震災、あれから5年が経とうとしています。はじめは積み上げられ、そして徐々に整理されつつある瓦礫。
それらは東北の人たち、ひいては日本人の生活の記憶、思い出の山でもありました。
津波に流されたあの時以来、すべてがゼロになったからこそ、人々は自分なりに、頭を、体を使って懸命に生きてきました。そして、ものの考え方や、人生観が大きく変わっていきました。
特に、あの日小学生だった、あの時中学生だった、まだ自分の言葉をあまり持てなかった子供たちは、この5年間で自分の人生を考え、未来に向かって歩き始めています。
震災の体験が残したもの。それは日本の「今」に対する疑問かもしれません。
戦後の高度経済成長による大量消費と、その後の「失われた20年」において、大切にされなくなってきた地域の絆や、心のつながり。震災5年目の今だからこそ、先祖の記憶を思い、本物は何か、何を未来に残すべきなのか。10代の視点から考えていきます。
メッセージを送ってくれた方の中から抽選で3名様に“あの「竜宮城」をご自宅で。岡清の「女川丼」セット”をプレゼント。
メッセージフォームに「女川丼希望」と書いてください。
※出演予定でした村治佳織は、インフルエンザのため急遽休演となりました。申し訳ございません。
東日本大震災の発生から、5年が経とうとしています。
時間が経つと忘れがちな震災の記憶を忘れない、風化させないために、TOKYO FMをはじめJFN38局ではアース & ヒューマンコンシャスの理念に基づき、被災された方々と全国のリスナーをつなぎ、独自取材に基づいた様々な姿を紹介する復興支援番組「LOVE & HOPE~ヒューマン・ケア・プロジェクト」を通じて、被災地の様々な姿や、力強く生きている方の声、そして、東北の力を伝え続けています。
5年間にわたる取材の中で、いま、私たちは強く感じていることがあります。それは、南海トラフや首都直下地震をはじめとする巨大地震がいつ起こってもおかしくない今、「被災地の方がたの声に学ぶことこそが、これからを生きる力につながる」ということ。
番組では、被災者の皆さんのこれまでの足跡を辿り、様々なアングルでこれからの復興の姿を紹介します。5年経って何が変わって、何が変わっていないのか。災害から5年という「今」を、現地取材や有識者にも取材します。あの日の忘れてはいけないこと、後世に伝えていくべきことをメッセージします。