第22回 交通安全心理テスト その2
2015/08/27
今週は7月23日の放送に続き、九州大学大学院 システム情報科学研究院
志堂寺和則教授の監修で「交通安全心理テスト その2」をお送りしました。
7.23 OAの5問とともに計10問の心理テストでYESがいくつあるかやってみて下さい。
そして、ご自身の性質・性格がクルマやバイク、自転車の運転について
「安心な」タイプなのか?「危ない」タイプなのか?把握して交通安全に役立てて下さい。
<第6問>
【イヤな事や悩み事が頭から離れず眠れないことがある】
<第7問>
【人の反応が気になって 自分の意見をハッキリ言えない】
この2問は「神経的」な部分についての設問。
アメリカの研究では離婚の前後は事故が増えるという報告があるそうです。
どうしても離婚のような大きな出来事があるとそちらに頭がいってしまうからです。
神経質な人も事故を起こしやすいと言われています。
気になる事があると眠れない人は気になる事があると運転に集中できない可能性大。
自分にその傾向があると認識して運転に集中しましょう。
大きな悩み事や心配事がある時はハンドルは握らないという姿勢も大切です。
そして「他人が気になって自分の意見を言えない人」。
この気持ちの弱さは、とっさの時に固まって必要なアクションをとれないことに繋がります。
ゆったりと落ち着いた気分で運転することを心がけて下さい。
<第8問>
【正直に言って異性にモテようと思って振舞っている】
これは虚栄心、自己顕示欲をチェックする質問。
YESの方、充分に気をつけて下さい。
交通心理学分野ではカッコつけたがる人も事故が多いと言われています。
自分の運転能力を過信している事が多いからです。
運転能力以上のスピードでカーブを曲がろうとしたり、追い抜こうとする。
正しい自分の運転能力をきちんと認識することが大切です。
<第9問>
【カッとして大声で怒鳴ることがよくある】
<第10問>
【自分がやりたいことは 人が迷惑しようがやめない】
第9問がYESというのは「攻撃性」が強い人。
第10問がYESというのは「自己中心的」な人。
もちろんともに運転には向かない性質です。
すぐ大声で怒鳴る、つまり攻撃性の強い人は、運転も攻撃的。
『気に入らなければクラクション』『抜かれたら抜き返す』
『遅いクルマの背後にピッタリついて嫌がらせ』
それでは、いつか事故に繋がります。
人の迷惑をかえりみない自己中心さクルマの運転においてはカッコ良いものではありません。
誰に何を言われてもやり抜く「俺道」は人に迷惑がかからない範囲でお願いしたいものです。
クルマの運転は、事故を起こせば、他の人に被害が及びます。
さて、番組独自に2回にわたった
「交通安全心理テスト」のバロメータをつくりました。
【0〜2】 基本的に安全なタイプ
慢心せずに日々の交通安全を心がけて下さい
【3〜5】 警告です 笛を吹きましたがカードは出しません
運転に向かない部分の自己改善をすみやかに図りましょう
【6〜8】 イエローカード
本気で自身の性格・性質に向き合い、
交通安全の大切さを考えて下さい
【9〜10】 レッドカード・・・一発退場です
クルマの運転はやめたほうがいいかもしれません