住まいが駅から遠いため、あるは雨が降った時などに家族を、
また、遊びに来てくれた親戚を、クルマで送り迎えする時に、
駅のロータリーを利用する機会があるでしょう。
人とクルマが行き交うロータリーは安全に気をつけたいところ。
ルールも把握しておかなければいけません。
今回、お話を伺った日本自動車ジャーナリスト協会 会長で
日本自動車連盟 交通安全委員会 委員 菰田潔さんによると
駅のロータリーも道路交通法に則って利用します。
いくつか例を示すと
■ 一方通行を逆走しない
■ 駐停車禁止のところではもちろん駐停車禁止
■ バス停から10m以内は駐停車禁止
■ タクリー乗り場での駐停車もしない
■ 駐車禁止の場所では人待ち・人の乗り降り・荷物の積み卸しのため
停車はできますが5分以内と規定
ちなみに駐停車禁止」と「駐車禁止」の道路標識の違いを把握していますか?
以下の違いを覚えておいて下さい。
<駐停車禁止標識>
<駐車禁止標識>
交通ルールー上、OKなところで安全に停車と駐車する時のポイントは、
ロータリーでも左側通行なので、左側に寄せて止まることが原則です。
右に寄せて降ろすというケースもあるかもしれませんが、
いずれも他にもクルマがいるのでウインカーをつけて左や右に寄ること。
自分の行動を周囲に知らせることが大事です。
運転席でも後ろの席でもドアを開ける際は
後方から車などが来る可能性があるので注意しましょう。
ドライバーが降りる場合は、エンジンを止めてから降りる癖をつけると
安全で経済性も良くて環境にも良いということがあります。
Dレンジのままエンジンを止めずにドライバーが降りて
車が走り出して事故になってしまった例もあるので気をつけて下さい。
駅のロータリーは構造上、クルマはさほどスピードを出せないせいか、
歩行者は、かなり自由に移動する傾向にあります。
前進するにしてもバックするにしても、しっかり安全確認が必要です。
歩行者は自分の行動が事故を呼び込まないよう気をつけなければいけません。
ロータリーはクルマが人が来ないと思って走っているので危ない場所。
バス、タクシー、一般車の前と後ろの近くを歩くのは危険です。
ロータリーをショートカットして歩いていくのもやめましょう。
夏休みシーズン。
不慣れな駅のロータリーを利用することもあるかもしれません。
その時は十分注意して下さい。