第467回 自転車の交通安全アイテム

2024/03/22
このところ気温が低い日が続いていますが、この寒さもあと少し。
もうすぐすればサイクリングが気持ちいい季節。
自転車に乗り始める方もいるでしょう。
それから、この春から自転車通勤・通学をする方もいるでしょう。
そこで、今回はおススメの、自転車交通安全アイテム紹介しました。





この春に自転車を買おうとか買い換えを考えている方は
用途にマッチしないタイプを選ぶと、乗っていて疲れたり
事故の危険を招いてしまうこともあるかもしれません。
いま自転車はどんなタイプがあるのか抑えておきましょう。

今回、コメントをいただいた全国に530以上ある自転車専門店
サイクルベースあさひの運営会社 株式会社あさひ 古頭有沙さんによると
シティサイクルと言われるものは通勤・通学・お買い物など
日常の移動手段として幅広くお使いいただけるような自転車。
かごや荷台がついていて荷物がたくさん運べるっていうのが特徴的。

クロスバイクのようなスポーツタイプの自転車は長距離を走るのに適していて
最近はスポーツやフィットネス目的で使う方も増えてます。
ランニングに比べると膝にかかる負担っていうのも少ないので
運動不足を感じている方にもおススメしたいとのこと。

電動アシスト自転車はモーターの力でアシストをしてくれるので
坂道の多い地域にお住まいの方だとか、年配の方
あとは小さい子どもの送り迎えに人気。
他にもe-bikeと言われるスポーツタイプの電動アシスト自転車もあり
年齢や体力問わずに楽しむことができるので行動範囲がぐっと広がります。





新たに買う方だけでなく、今の自転車を乗り続ける方も、
このタイミングに乗る目的や走行する道路環境を見直してみるといいかもしれません。
直接的な自転車の交通安全アイテムとしては、まずは何をおいても頭を守るヘルメット。

以前は自転車用ヘルメットといえばスポーツ用自転車に乗るときにかぶるような
スポーティーなタイプが多かったですが、最近は帽子感覚でかぶることができる
おしゃれなヘルメットやカラー展開が豊富なヘルメットが特に人気です。








子ども用のヘルメットも軽くてお子様の首とかに負担が少ないものだとか、
表面に人気キャラクターがプリントされたかわいらしいものも販売されています。
価格は大人用だと高いものものもありますが
普段使いに向いたものだと5000円台から8000円台くらい。
子ども用で2000円台から5000円台くらいのものが多いそうです。

そして、もしものときに頭部をしっかり守ってくれるよう
SGマークやCEマークなどの安全基準の認証マークが付いたものを
選ばれる方が非常に多いとのことでした。





警察庁によると自転車乗用中の交通事故で亡くなる人は、
約6割が頭部に致命傷を負っています。
自転車乗用中の交通事故でヘルメットを着用していなかった方の致死率は
着用していた方に比べて平成30年から令和4年の5年間の合計で約2.1倍高くなっています。
「自分は大丈夫」というのは、ただの思い込み。
必ずヘルメットを着用し、子どもにもヘルメット着用を促しましょう。





より安全性を確保するために自転車に取り付けたいのがオプションのライト。
ライトには自分の視野を確保するだけでなく、
自動車に自分の存在を気づいてもらう意味もあります。

夜間に自転車に乗る方も多いと思いますが ライトがあまり明るくなかったり
後ろからは自転車の姿が意外と見えてない、なんてこともあります。
そんな時にはオプションで取り付けられるフロントライトや赤いテールライトがお薦めです。
フロントライトはハンドルに取り付けられる後付けのタイプのものがあります。
これをシティサイクルに後付けして点滅させ、視認性を高くして使という方も多いそうです。

最近はバッテリーの稼働時間も長くなりました。
LEDの明るいライトが主流でかなり離れた場所からも自転車の存在を
しっかりと知らせることができて、安全に自転車を使うことができます。





自転車の乗る方は、自分の相棒はしっかりと自動車から
気づいてもらえる装備があるか? 確認してみて下さい。