第457回 安全運転朝礼話題集

2024/01/12
去年の11月、交通安全教育、安全運転教育、安全運転管理など、
通事故防止教育に役立つ教育資料、教材、情報を提供している
シンク出版という会社から1つの冊子が発行されました。

「安全運転朝礼話題集」。
朝礼をおこなっている事業所向けに、
スピーチに使える交通安全の話題を集めた本です。

毎日1つずつでも交通安全の知識を身につけることで
ハンドルを握る時の意識が変わってくることでしょう。

どんな内容が掲載されているのか? 
また、刊行した経緯や想いについて、今回はお伝えしました。





シンク出版 編集部 チーフエディター 光田 雄大さんによると
「安全運転朝礼話題集」は実際に起きた交通事故や事件などを取り上げつつ
安全運転に関する話題を「交通ルール」「安全運転の知識」「安全運転意識」
「高速道路」「駐車後退時」「トラブル対処法」の6テーマに分類して合計22話を掲載。
また、それぞれの話題には関連したスローガンを掲載し、これを覚えておくことで、
朝礼話題の内容を思い出して安全運転意識を高めるものとなっています。

A4サイズで全14ページ。
その中に安全運転に関する話題が掲載されてあるんですが、
1つひとつが、そのまま朝礼で読み上げても1分くらいで
紹介できる位のちょうど良いボリュームです





どんな話題が掲載されているのか。
例えば最初にあるのが「横断歩道上の歩行者優先」。
「手を挙げていなくても歩行者に道を譲ろう」というもの。
横断歩道に人が立っていても車は止まらないクルマが問題になっているので
しっかりと止まって歩行者に道を譲れるようになってほしいという内容です。

また、自転車が倒れた時に「当たってないから大丈夫」と思ってしまって
その場を立ち去ってひき逃げになってしまったという事件も実際に起こっているので
何かあった場合には、まずはその場にとどまってその救護活動を行いましょうという内容。

さらに高速道路でトラブルが発生した時に、
正しい対処法を知らずに事故に巻き込まれるケースが多発しているので
事故やトラブルで車が止まった時には、まず車から降りて、ガードレールの外
に速やかに避難するということなどを記しています。





「安全運転朝礼話題集」はシンク出版のウェブサイトで毎日更新している
朝礼話題から特にドライバーに実践してほしい情報を厳選して1冊にまとめたもの。
多くの人が忘れていたり、わかっているけど実践できてない事になっています。
朝礼は気持ちを仕事モードに切り替える絶好の機会。
そうした場で朝礼話題集を活用して、安全運転に関する話題に触れていただくことで、
安全運転意識を高めていただければと思います。





こうした、きっとドライバーなら情報としてはおそらく知っていることも
朝礼の場で多くの人と一緒に聞く、あるいは自分で読むことで、
「交通ルールを守らないと」という意識も高まるように思います。
朝礼をやっていて、業務にクルマの運転に多く携わる方のいる事業所は、
こうした交通安全スピーチを取り入れるといいかもしれません。