第416回 同乗者も一緒に交通安全

2023/03/24
全国的に春を迎えて、
これからは家族で、あるいは友人やパートナーと
クルマで出かける機会が増えることでしょう。

そんな時に安全運転を考えるのがドライバーだけではダメ。
同乗者も安全運転への配慮が必要です。
今回はカーライフジャーナリスト まるも亜希子 さんにお話を伺い
同乗者が注意すべき事をお伝えしました。





まずは助手席。
運転の邪魔になる。ドライバーの集中を妨げる。
ドライバーの立場になって考えれば、それがいかに危険か判ると思います。
こうした振る舞いは避けなければいけません。

運転する上で大事なことの一つが視界。
ドライバーは前方はもちろん、斜め、後ろを見て安全確認しています。
話が盛り上がって助手席の人の身振り手振りが大きくなりサイドミラーが隠れてしまう
膝に抱えた大きな荷物が邪魔でミラーが確認できないといったことは避けましょう。
また、スマートフォンをいじって目的地情報などを「ほら、見て!」と
やってしまいたくなるかもしれませんが、運転中にスマホ画面を見ることは禁止。
そのあたりを注意して助手席に座るようにして下さい。





カーナビの普及以前は助手席に座る人が地図を見てナビゲートすることが
ある種のお決まりのようになっていました。

カーナビが広まり、スマホもカーナビ替わりに使えるようになりましたが、
搭載されている機種によっては道路情報が最新のものでない時もあります。
ドライバーは情報の間違いに気づきにくいので助手席の人がフォローしましょう。
カーナビがフリーズしてしまったら自分のスマートフォンでサポートすると助かります。





安全運転に配慮したいのは助手席に座る人だけではありません。
後部座席に座る人も同じ。
運転に集中しているドライバーに気を使わず、
当然、大騒ぎすることはやめるべきです。

例えばクルマに持ち込んだペットボトル飲料。
下に落ちて前に転がってブレーキの下に入り込み
ブレーキを踏めないなんていうことがないようにしましょう。
事故に繋がりかねません。





そして、やはり滅多に起きないことですが、
今の時期に気をつけなければいけないのが花粉症のアレルギー反応。
ドライバーがくしゃみをした影響で交通事故が起きたケースが報告されています。
同乗者は車に乗る前に髪の毛や洋服についた花粉を1回払ってから乗り込む。
そうすることによって車内の空気が綺麗に保たれます。

最後に、訪れた花見シーズン!
お酒を飲んだらハンドルを握ってはいけません。
飲酒運転が重い罪になることはご存知だと思いますが、
罪に問われるのはドライバーだけではなく同乗者も同罪です。
ドライバーが事前にお酒飲んでることを知っていたら必ず止めましょう。

同乗者の立場にある時もドライバーの安全運転に配慮して、
春のドライブを楽しんで下さい!