全国各地の警察署は交通事故を 1 つでも減らそうと
さまざまなアイデアと努力で交通安全の啓蒙活動を展開しています。
今週はそんな 1 つ、岡山市 岡山南警察署の取り組みを紹介しました。
昨年来、岡山南警察署は交通安全の啓発キャラクターを開発。
それが「横断歩道マン」と「横断歩道レディ」です。
横断歩道マンの誕生は、去年の秋の交通安全運動期間中の9月。
横断歩道レディは、今年7月。2人は兄弟という設定。
この企画を考えた交通第一課長 武田 直隆さんによると
横断歩道についての交通ルールを広く理解してもらうために発案したキャラクター。
横断歩道マンは顔の部分に横断歩道予告マーク「♢」がついています。
胴体は白と黒の横のストライプで横断歩道を表現し、背中にも「♢」。
彼は各種交通安全教室などに登場して交通指導を行なってきました。
新たに登場した横断歩道レディは夜光反射材の着用を呼びかけています。
顔には「♡」。胴体はやはり横のストライプですが、女の子なのでピンクと白。
胴体には反射材。というのも横断歩道レディは反射材使用をPRする役割だから。
今月下旬からおよそ1年間、この横断歩道マン・横断歩道レディ
2つのキャラクターがラッピングされたタクシーが街を走る予定です。
こうした施策を行うことにしたのは、
岡山県は例年、交通死亡事故が他県と比較して多く発生しているから。
また、最新のJAFの調査では信号が無い横断歩道でのクルマの停車率が10.3%。
全国47都道府県でワースト1でした。
こうした状況を変えるためです。
「さっきまで元気な人が命を落とすという、あってはならないことが 起きています。
交通死亡事故を抑止するために何が必要かを考えると、1 人 1 人が交通ルールを守るのは当然として
マナーを持っていなければならない、そのマナーとは他者に対する思いやりだろ思います。
その気づきや考える場で横断歩道 マン・横断歩道レディを活動させていきたいと考えています」。
交通第一課長 武田 直隆さんはそう話して下さいました。