水曜日から「令和 4 年 春の全国交通安全運動」が始まりました。
期間は4 月 15 日(金)まで。
今週は警察庁 交通局交通企画課の三浦 征大さんを迎えて
大切なポイントをお伝えする後編。
3つある重点ポイントのうち残る2つについて伺いました。
まずは「歩行者保護や飲酒運転根絶等の安全運転意識の向上」について 。
去年、交通事故で亡くなった方で一番多いのは歩行者。その多くは道路横断中。
ドライバーは歩行者保護の意識を持って運転する必要があります。
未だに信号のない横断歩道に渡ろうとしている歩行者がいるのに
一時停止しないクルマが多いことが指摘されています。
横断しようとする歩行者がいないことが明らかな場合を除いて
横断歩道の手前ではすぐ停止できる速度で運転しなければいけません。
その上で、横断しようとしている歩行者がいれば歩行者優先。
横断歩道の前で停止して歩行者に先に渡ってもらいましょう。
また、この「安全運転意識の向上」という重点ポイントには妨害運転、
いわゆる「あおり運転」を防止する呼びかけも含まれています。
運転をする際は心に余裕と「思いやり・ゆずり合い」の気持ちを持ちましょう。
それから「あおり運転」は自転車も違反対象になることを覚えておいてください。
それから去年、千葉県八街市で起きた飲酒運転による重大事故は記憶に新しいところ。
お酒を少しでも飲んだら、絶対に運転してはいけません。
最後の重点ポイントは「自転車の交通ルール遵守の徹底と安全確保」。
コロナ禍で通勤・通学の自転車利用者が増えました。
暖かくなって自転車で遊びに行く機会も多いと思うので気をつけて下さい。
自転車は便利な乗り物ですが自動車と衝突した場合は自分がケガをしたり
歩行者と衝突した場合は相手にケガをさせてしまうこともあります。
そして、自転車乗用中の死者・重傷者の大半は自動車との事故ですが
昨年は自転車側の約7割に交通違反がありました。
自転車は車道通行が原則。
道路標識があるなど、例外的に歩道を通行する場合には徐行する。
歩行者の通行を妨げる時は一時停止をしなければなりません。
夜間はライトをつける。自転車も車両ですので飲酒運転は禁止。
信号無視、一時不停止、安全不確認なども交通違反となります。
交通ルールとマナーを守って利用しましょう。
自転車乗用中に亡くなった方の多くは頭部に致命傷を負っています。
去年も死傷者の約 9 割がヘルメット非着用でした。
「大人も子供も自転車とヘルメットはセット」。
自身の命を守るためヘルメット着用を心がけて下さい。
ライトやブレーキ等の点検・整備はもちろんのこと
万が一の場合に備えた、自転車保険等の加入も大切です。
これから季節は春から夏へと向かいます。
くれぐれも交通安全には気をつけて楽しい毎日を過ごしましょう。