今週は「リュウピー・リュウミー交通保安官」についてお伝えしました。
これは飲酒運転撲滅運動に取り組む福井県の子供たち!
リュウピー君とリュウミーちゃんは福井県警察のマスコットキャラクター。
福井県は世界にも知られる恐竜化石の産出地。
そこで「恐竜」と「人(people)」のP、「警察(police)のPを取り入れ得て
男の子がリュウピー・女の子がリュウミーと名付けられました。
福井県警察本部 交通企画課 高齢者安全対策係 野田 眞之祐さんによると
警察主催のイベントや県内の広報啓発活動などで活躍しているそうです。
そして、このリュウピーとリュウミーの名前がついた保安官は
福井県警察本部と福井県交通安全協会が平成22年から実施している活動。
福井県内の小学生を対象に募集を行い、交通保安官に任命した子どもとともに
飲酒運転撲滅を図る取り組みです。
交通保安官の家族もファミリー隊員に任命。
子供に飲酒運転をしないよう呼びかけられたファミリー隊員も
その思いを受け取り、地域や職場でお酒を飲んだら車を運転しない、
運転するときはお酒を飲まない、運転する人にはお酒を飲ませない、
飲酒運転追放3大運動を呼びかけてもらうというものです。
また、交通保安官の子どもたちは警察や協力団体と一緒に
飲酒運転撲滅の啓発活動参加したり、飲酒運転防止動画に参加。
広報活動も行なっています。
子どもに注意されたら家族はそれを聞き入れず飲酒運転することはないはず。
イベントで子どもが飲酒運転防止を訴える姿を見れば大人は気が引き締まるはず。
また、友人や同僚にお酒を飲んだらハンドルは握らないという話をされれば、
飲酒運転の抑止力にもなるはず。とてもいい施策だと思います。
「リュウピー・リュウミー交通保安官」の募集は、
小学校やスポーツ少年団を通して行っていて
今年は42校、599名の小学生児童が任命されました。
任命された折りには福井県警察のtwitterや地元紙などで発信されます。
「リュウピー・リュウミー交通保安官」の認知が広がって
身近に交通保安官やファミリー隊員がいたり、その経験者が増えれば、
地域社会全体で飲酒運転を無くす気持ちが強くなっていくことでしょう。
「リュウピー・リュウミー交通保安官」のひとり、
福井市立明新小学校3年生 岩崎愛莉さんは番組を聴いている
全国のみなさんにメッセージを発信してくれました。
飲酒運転はとても危ないことなので、お父さんお母さんが種運転をしないように
お酒を飲んでいたら、飲酒運転しないでねって言います。
家族だけでなく他の運転手さんにも飲酒運転をしないように
おまわりさんと一緒に呼びかけたいです。
飲酒運転は絶対にダメです。
交通ルールを守って、安全運転よろしくお願いします
こんな子供たちのメッセージを聴いて飲酒運転をやりますか。
飲酒運転をやって事故の悲劇をつくっているのは大人たち。
自分が気を付けるのはもちろん、もしも身近に飲酒運転をする人がいたら
必ずやめるよう呼びかけて制止するようにしましょう。