第329回 駐車場の入場待ち渋滞

2021/07/23

子どもたちは夏休みに入りました。
アミューズメント施設へ遊びに…大型ショッピングモールへ買い物に…
クルマで出掛ける家族が増えます。
昨日から4連休に入りましたから、今日もそうでしょう。
すると、どうしても起こりがちなのが、駐車場の「入場待ち渋滞」。





JAF 東京支部 事業課 交通環境係 栗原悠羽さんによると
入場待ち渋滞によって車の列が伸びている場合
渋滞の列の間から車両や歩行者が出てきて接触事故が起こることがあります。

複数車線ある道路で入場待ち渋滞で並ぶ車の列と平行した別の車線を走っている時、
あるいは、入場待ち渋滞の対向車線を走っている時、
渋滞の間から車や歩行者が出てくる可能性を考えましょう。

渋滞で隠れたところに駐車場や道路があるかもしれません。
これは自動車だけではなくオートバイに乗っている時も同じ
ともに、スピードは出さず「いざ」という時に停まれるように





また、入場待ちの車の列から渋滞に並ぶのはもうやめようと
進路変更したクルマと後ろからきたクルマが衝突することもあります。
入場待ち渋滞が起こっている車線の隣を走っている時、
急に車線を変更するクルマがあることを頭に入れておきましょう

さらに1車線の道路で入場待ち渋滞を追い越すため
対向車線にはみ出して追い越しをすると対向車とぶつかる危険性もあります。
対向車線を走っている時は気をつけて下さい。





これまでの話は、入場待ち渋滞が起こっている近くを通行するドライバーにとっての注意点。
入場待ち渋滞に並んでいるドライバーは、どんなことに気をつけるべきか。

施設に入場するための渋滞の後ろに付く場合、
十分に車間距離を空けてゆっくりと後ろにつくことが重要です。
車間距離を詰めてしまうと先の状況が見えにくくなってしまうので
しっかり車間距離を空けて先を読んだ運転をしましょう。

渋滞が伸びて列に並ぶのをやめて道路に出て行く時は
しっかり後方を確認をしてから本線に入ることが大切です。
慌てて進路変更すると後ろから走ってきた車と接触したり
後ろから来た2輪車等と衝突する危険があります。

それから長い時間、渋滞にはまっていると、
退屈を紛らわせるためや、子どもたちを飽きさせないため、
家族の会話が盛り上がることもあるでしょう。
そんな時にブレーキとアクセルを踏み間違えないようにしましょう。





駐車場入場時の渋滞。
渋滞に並んでいる時は、スピードを出して走っているわけではないからと、
漫然とせず、安全に注意を払い、駐車するまでハンドルを握って下さい。
渋滞の近くや後方を走行している時は、危険予測をお忘れなく。