第295回 冬の車の装備

2020/11/20

11月下旬になりました。
日本列島は北から冬に入っています。

今週は「冬の車の装備」について
モータージャーナリストで日本自動車ジャーナリスト協会 
会長 菰田潔さんに話を伺いました。





菰田さんが冬の車に装備とて載せておいたほうがいいと考えているもの。
以下のようなリストになりました。

*タイヤチェーン
*不凍効果のあるウインドーウォッシャー液
*毛布、タオル
*サングラス


タイヤチェーンはチェーン規制が設定される道路があるので必須です。
最近では軽量でお手軽な価格でタイヤチェーンの替りになるものも出ています。
ノルウェー生まれの「オートソック」。





昔ながらの金属チェーンは、トランクに入れておくのも大変。
古くなると錆びてしまいます。
でも、オートソックは布製のタイヤチェーンと呼ばれているもの。
ずっと履き続けているわけにはいきませんが、
高速道路の規制厳しくなった時にこれを履いて入ればOK。
重量としては1キロほどで脱着も楽です。

サングラスは雪で眩しい時のため。
ウィンドウウォッシャー液は忘れがちなので注意。
夏なら凍ることがないので水でもいいですが
冬になると凍る可能性があるので不凍効果のあるものを。





毛布もいざという時には助かります。
どこかで立ち往生した。長い渋滞に巻き込まれた。
エンジンが止まってしまったという場合に車内で暖をとれます。
車内で暖房をかけていても寒いという人がいる時も便利。
冬の寒さは身に沁みます。

そして、この時期には終えておかなければいけないのがタイヤの履き替え。
降雪地帯に住む人は冬タイヤへの交換は当たり前。
でも、あまり雪が降らない地域の人は、降ったら交換しようと思いがち。
その時にはタイヤショップ、ガソリンスタンドが大盛況。
なかなか交換できない可能性もありましす。

また、スタッドレスタイヤは新品の時は氷上でのグリップが最高ではありません。
少し走って慣らして性能が出るようになるので1ヶ月くらい走っておくことが理想。
雪も降らないのに冬タイヤに替えたらすり減って勿体ないと思うかもしれませんが、
実は夏タイヤで硬い冷えたアスファルトの上を走るほうがタイヤの摩耗が激しいのです。





雪や道路の凍結。
これから日本列島は安全なクルマの走行に、
より一層、気をつけなければいけない季節。
まずは、ご自身のクルマの装備について、考えてみてください。