年末・年始に不慣れなクルマの運転をする方もいるでしょう。
運転に慣れている方も、ちょっと浮かれた気分になる時節。
注意が疎かになるかもしれません。
2019年最後の「なるほど!交通安全」は、
雪がある、あるいは凍結しているところもある冬の道路で
特に危険なポイントをお伝えしました。
交差点付近
1つめは『交差点付近』。
特に停止線の前後は「ブレーキをかける」「発進する」という
クルマ作動が頻繁に行われているところ。
圧縮された雪が滑りやすくなっている可能性があります。
停止線よりも手前でゆっくりと止まるようにしましょう。
また、交差する道路を走ってきたクルマが滑って止まり切れないこともあります。
止まっている状態から発進する時は、信号が青になってもすぐ発信せず、
しっかりと安全確認をしてから動き出すようにしましょう。
カーブ
路面の雪や凍結でスリップする可能性を頭においておきましょう。
カーブに入る時はいつもよりスピードを落とす。ハンドルは急に切らない、
カーブから出る時もアクセルを強く踏みすぎないようにします。
坂道
登り坂では出来るだけ途中で止まらずに一気に登りきります。
いちど停止した時は発進を慎重に。アクセルをゆっくりと踏んでいきます。
下り坂では、ハンドル操作とブレーキ操作を慎重に行いましょう。
少しのハンドル操作や少しのブレーキで横滑りする恐れがあります。
エンジンブレーキも上手に活用して下さい。
トンネルの出入口
特に外に雪があって視界が眩しい時は、
トンネルに入るといつも以上に暗く感じます。
反対にトンネルから出るといつも以上に目がくらみます。
日中のトンネルの入り口付近は凍結した雪が溶けているかもしれません。
トンネルを出た時に濡れているタイヤがスリップすることもあります。
路面状況に注意を払い、同時に視界の変化に慌てないようにして下さい。
橋の上
最後は『橋の上』。
遮るものがない橋の上は冷たい風で特に凍りやすい。
しっかりとスピードを落として注意して渡りましょう。
今回は、冬の道路で特に注意すべきポイントをお伝えしました。
『交差点付近』『カーブ』『坂道』『トンネルの出入り口』『橋の上』。
心がけることはスピードを出しすぎない。
「急発進」「急ブレーキ」「急ハンドル」など“急”を避ける。
そして、年末・年始。お酒を飲む機会が多いことでしょう。
「自分は大丈夫」と飲酒運転をすることは絶対ないようにして下さい。
去年、平成30年の警察庁による統計を見ると、
飲酒運転による交通死亡事故は、飲酒なしの約8.3倍です。