第196回 初詣に交通安全祈願はいかが?

2018/12/27

2018年も残すところ5日。
年始には、みなさん初詣に行くことでしょう。

その時、家内安全・商売繁盛・無病息災とともに
交通安全を祈願してみては、いかがでしょう?
それは常日頃から、交通安全の意識を持つことと、繋がるはず。

全国には交通安全に所縁の深い神社もあります。
2018年最後の「なるほど!交通安全」は、
そんな神社を2つ紹介しました。

1つ目は、京都市 左京区にある須賀神社。
須賀神社内には日本でただ1つの「交通神社」があります。
       




神職の坂本哲一さんによると
「交通神社」は須賀神社とともに来年で創建1150年。

須賀神社は疫病鎮護。
流行病から人を守る神様を祀っていました。
流行病、疫病は、道を移動する人によって流行する。
京都から東国に向かう時には、この地を通ることもあり、
道中安全の神様として古くから信仰が育まれてきたのです。

そして、自動車とオートバイが普及し
交通事故が爆発的に増えた昭和39年に交通神社を分祀。
以来、日本唯一の交通神社として、
交通安全を願う人たちがお参りしています。

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全国にある交通安全に所縁が深い神社。
もう1つは香川県三木町の「讃岐輪楽オートバイ神社」。
去年6月にできた全国3番目のオートバイ神社です。





創建した三野克久さんによると
この神社はもともと近くあったもの。
塩田に祀られていましたが、塩田がなくなり、
ポツンと放置された存在になっていました。

そこで、三野さんはオートバイに乗っていたこともあり、
他にオートバイ神社があるということで、
オートバイ協会などに相談し、讃岐輪楽オートバイ神社として
あらためてお祀りすることにしました。
最初のオートバイ神社は島根、2番目は広島にあるといいます。

神社名にある輪楽(わらく)は、
三野さんが経営する古民家カフェの名前です。
三野さんご自身は神職の資格も取得。
希望する方には、カフェの仕事の傍らで、
無料で交通安全祈願のお祓いもしています。

宣伝はしていないもののSNS時代
インターネットなどで情報は広まり
1ヶ月に150台ほどのオートバイが訪れるとか。

本業もあって、とても忙しそうな三野さん。
それでも交通安全に思いにひと役買うことができて
充実感も感じていらっしゃる様子でした。

京都市の交通神社。
香川県三木町の「讃岐輪楽オートバイ神社」。
こうしたところに行ってみるのもよし。
あるいは初詣の時、他の願い事と一緒に、交通安全祈願をするもよし。
       
そうした行動は、いつも頭の片隅に
交通安全に対する意識を持つことに繋がるはず。
みなさんも、新年の初詣で交通安全祈願をしてみてはいかがですか?