第140回 冬の高速道路の安全(後編)
2017/11/30
明日から12月。
冬の運転は雪や道路の氷結に気をつけましょう。
一般道よりも速いスピードで走る高速道路はなおさらのこと。
今週は先週に続いて「冬の高速道路の安全」の後編でした。
冬に訪れる雪や道路の凍結といった環境条件。
これは他の季節とはまったく違います。
運転時の危険も格段とUP。
今回 コメントを放送したNEXCO中日本
保全企画本部 交通チームの上松慎平さんによると
日頃から心がけてほしいのは3つのこと。
1)前をよく見て運転する
2)安全な速度を守って走る
3)前の車との車間距離をとる
雪が積もった あるいは凍った路面は滑りやすいもの。
ハンドルが思うように効かないことが往々にしてあります。
急ハンドル・急ブレーキは絶対にしないように心がましょう。
NEXCO中日本のWEBサイトにはとてもためになる情報を掲載した
「冬の雪道ドライブガイド」というページを設けられています。
そこで注意を促していることが場所や時間による道路環境の変化。
特に橋の上やトンネルの出入り口は気温が低くなり
その影響で路面が滑りやすくなる可能性が高くなります。
こうした場所に差し掛かる時は手前で十分にスピードを減速。
いつも以上に注意をして走行することが大切です。
昼間は路面が濡れていた状態の道路も
夜になり気温が下がれば凍ることも考えられます。
朝や晩の走行は 昼間とは状況が違うと考えましょう。
路面の状態を把握して状況に応じた運転を心がけて下さい。
積もった雪が踏み固められてできる路面
いわゆる「圧雪」は冬用タイヤを装着していれば走行できます。
しかし 普通の路面よりも滑りやすいので注意が必要です
比較的温度が上がった時に雪が降った時は
圧雪路面にはならず シャーベット状になることも。
溶けかけた雪にハンドルが取られすくなるので慎重になりましょう。
天気状況や道路状況の正しい情報をキャッチすることも大切です。
冬の高速道路は 雪の降りかたや積もりかたによって
速度規制が行われたり 通行止が行われるもの。
冬用のタイヤやタイヤチェーンを装着しないと走行できない
冬用タイヤ規制が実施される場合もあります。
道路上の道路情報板とよばれる電光掲示板で
そういった規制の情報表示をしているので
見逃さずに確認するようにしましょう。
他の季節よりも危険度が格段に高い冬の高速道路。
これからしばらく続く冬 安全運転を続けて下さい。