第125回 君は’宮古島まもる君’を知っているか!?
2017/08/17
この夏休み。
みなさん帰省や旅行で日本の各地に出かけていることでしょう。
交通事故が1つでも減ることは全国に共通する思い。
地域それぞれに工夫を凝らして交通安全への取り組みを行っています。
中には功を奏して交通事故減少に繋がるばかりか地域活性化に一役買っている例もあります。
それは沖縄県の本島から南西におよそ290キロの宮古島。
取り組みは警察官型の人形「宮古島まもる君」の設置。
どうですか?
なかなかシュールでしょう(笑)
宮古島地区交通安全協会 砂川米子さんによると
まもる君の設置が始まった平成3年当時
宮古島では交通事故が多発していて死亡事故は2ケタ台。
これまで設置してきたありきたりの立て看板ではない
もっと交通安全の意識の啓発が期待出来るものは何かないか?
みんなで頭を凝らして考えて行き当たったのが警察官人形。
「宮古島まもる君」が誕生したのです。
現在、宮古島まもる君の人形は19体
女子の宮古島まるこちゃん1体が設置されています。
2人は仲良し ♡
なかなかいい雰囲気ですよね?
さらに今年2017年は宮古島地区交通安全協会 創立60周年。
3月に開かれた記念イベントではまもる君の石像がお披露目されました。
石像のまもる君は明るい雰囲気。
人形の時とはずいぶんと雰囲気が違いますね。
宮古島まもる君が設置されて四半世紀で島の状況は変わりました。
最近ではお菓子・ストラップ・ネックレスなど
まもる君お土産品がたくさん売られているのです。
そう まもる君はインターネット時代
観光にやってくる人たちの間で有名になり
島の地域活性化に繋がっているのです。
「交通安全の守り神という位置づけだったまもる君ですけど
今では宮古島の守り神みたいになっています」と
宮古島地区交通安全協会 砂川米子さん
まもるくんとまるこちゃんが設置されている
宮古島警察署の正面玄関にも観光客が訪ねて来るとか。
さすがInstagram時代。
「警察署が観光名所になっているところは他に無いんじゃない?」
砂川さんたちは そんな話をしているそうです。
そして 肝心の交通事故件数。
なんと 宮古島は今年の3月で交通事故死者ゼロ1年を達成。
8.17日現在 まだ継続しているそうです。