第104回 元自動車教習所 教官のプロ野球選手

2017/03/23

今回のWBC。
侍JAPANは準決勝でアメリカに敗れたものの
野球の面白さと感動をたっぷり味あわせてくれました。

3.21にセ・パともに開幕するプロ野球も、
この流れで一層と盛り上がることでしょう。
そのプロ野球界に異色の経歴を持つ人物がいます。

元自動車教習所 教官のプロ野球選手
千葉ロッテマリーンズの背番号51 信楽晃史(しがらき・あきふみ)投手。




信楽投手は大学卒業後の2014年、
自動車教習所を運営する地元宮崎の梅田学園に入社。
硬式野球部に入部し、自動車教官として働きながら社会人野球で活躍しました。

そして、2015年のドラフト会議で、千葉ロッテから6巡目で指名を受け、
日本のプロ野球界初、自動車教習所 教官経験がある選手となったのです。

その経歴を生かし、入団1年目には、
ファン感謝デーに交通安全講習も行ないました。
特に運転中のスマートフォン使用による脇見運転を危険を話したそう。
かつての職場の上司からも、そのことを伝えてほしいという話があったとか。

安全運転について応援するチームの“選手”が話すとなると
参加したファンの方たちも、よく理解してくれることでしょう。

「ちょっと」の脇見運転と思う人もいるかもしれません。
でも、車の運転時には数秒で数十メートルも移動しています。
まったく「ちょっと」ではないことを認識しましょう。

そして、信楽投手は友人が運転する車に同乗した時、
つい運転について注意してしまうことがあるそうです。

新年度を前に教習所に通っている人が多く、
これから若葉マークのドライバーが増える時期。
そして、もうすぐやってくるゴールデンウィーク、
運転に不慣れな人がハンドルを握ることも多いでしょう。
友人が運転する車に乗った時に「危ないな」と思うところがあれば
時に「注意する」という友達としての「思いやり」も必要かもしれません。

そして、朝の時間に車を運転する方、登校中の子供達には、
余裕を持って出かけてほしい!と信楽投手は言います。
バタバタで家を出て急ぐが事故に繋がる恐れがあるから。

入団2年目の今シーズンは1年を通して波をなくし、
「強気のピッチング」を貫いて1軍定着を目指しますと語ってくれた信楽投手。
1つでも多くの活躍をして、交通安全もさらに広めて下さい。
期待しています!