第79回 秋の全国交通安全運動 2016 後編

2016/09/29

「秋の全国交通安全運動 2016」。
重点ポイントの1つは「飲酒運転の根絶」です。

昨年、飲酒運転による死亡事故は約200件発生しました。
今年は8月末現在で去年より死亡事故の発生件数は増加。
依然として飲酒運転による悲惨な交通事故が後を絶たない現状です。

お酒を飲んで酔うと注意力や判断力などが低下。
前をよく見ていなかったり、ブレーキが遅れたり、
気が大きくなりスピードを出しすぎるなど、
事故に結びつく危険な運転になるため絶対にしてはいけません。


悪質・危険な飲酒運転には厳しい罰則があります。
酒酔い運転の場合で5年以下の懲役又は100万円以下の罰金。
酒気帯び運転の場合で3年以下の懲役又は50万円以下の罰金。
運転免許についても取消しや停止の処分を受けることになります。

また、運転者以外に飲酒運転を承知で車やお酒を提供した人、
車に一緒に乗った人にも運転者に準じた罰則があります。

そして、飲酒運転で死亡事故を起こした場合、
危険運転致死罪が適用されれば、最長20年の懲役となります。

飲酒運転は、人の命や幸せな家庭を奪う、極めて悪質・危険な犯罪です。
「酒を飲んだら運転しない」
「運転する人には酒を飲ませない」
「酒を飲んだ人には運転させない」
このことを必ず守ってください。

飲酒運転は、一人一人の心掛けで絶対にゼロにできます。
「お酒を飲む場所への行き帰りは、公共交通機関を利用する」、
車でお酒を飲む場所に行くのであれば、
「あらかじめお酒を飲まないハンドルキーパーを決めておく」、
「運転代行を利用する」など、一人一人がしっかりとした
飲酒運転根絶の意識を持つことが大事です。

そして、さらに気をつけてほしいこと。
1つ目は二日酔いでの運転です。 
自分が、お酒が抜けたと思っていても、
身体にアルコールが残っていれば飲酒運転になります。
特に深酒の翌日の運転には気を付けること。

2つ目は自転車の飲酒運転です。
自転車も車両で飲酒運転は禁止されています。

全国交通安全運動をあらためて
自身の安全運転について考えるいい機会にしましょう。