06/14中孝介さん やさしい歌声の秘密
平原さんが最近、ドキドキワクワクしたこと。それは、『UTAGE!』というテレビ番組で、Kis-My-Ft2の舞祭組のみなさんとコラボしたことです!AIさんの『Story』をカバーしたんですが、時間がない中、何とか1日練習日を設けてもらって、みんなで2時間練習しました。
最初にもらったコーラスのアレンジは、すごくかっこよかったんですけど、難しすぎちゃったので、もうちょっとシンプルにしようということになり、平原さん自身が作り変えて、歌ったものを録音し、彼らそれぞれの練習音源を作ったそう。
「彼らが一生懸命がんばっている姿を見て、リハーサルの時は涙をこらえるのに必死でした。」と平原さん。本番も上手くできて、「今回で歌が好きになったし、アドバイスしてくれて嬉しかった」と言ってくれたそうで、先生として、冥利に尽きますね。
これはカットされていたんですが、二階堂さんが「平原さんは舞祭組のおかあさんです!」って言ったことに対して、千賀さんが「いや、せめてお姉さんって言えよ!」・・・なんて、やりとりもあったそう。舞祭組のみなさんとまたコラボしたいし、次はもっともっと練習して、おもしろい歌や難しい曲をやりたいと楽しそうに語る平原さんでした。
ヴィーナスラウンジのゲスト 中孝介さん
今月のヴィーナスラウンジのゲストは中孝介さんです。今週のトークテーマは、「歌声」です。地上で最もやさしいと呼ばれる、中さんの歌声についてお伺いしました。
ご自身の歌声を録音して聴いた時の、第一印象って覚えていますか?
「初めて録音したのは、ポータブルのカセットプレイヤーでしたね。”わ!こんな声なんだ”と思いました。」
歌い続けていると、歌っている時、聴いている自分の声と後で録音したものを聴く声が一致するようになりませんか?
「わかるわかる!確かに!不思議ですよね。」
デビュー前とデビュー後では、歌声に変化ありましたか?
「変わっていると思います。裏声で歌ってた部分が、地声でも行けるようになったり。裏じゃなくて地声の方が良いこともありますね。レコーディングの時、こうしておけば良かったと思うこともあります。」
こぶしを利かせる歌唱法は、ふるさと奄美大島の民謡で培われたものなんですか?
「奄美の民謡だけじゃないんですけど、民謡と言えばこぶしですよね。僕は聴きマネで覚えました。要は地声から裏に行って、すぐ戻すんです。それで歌声を生かすんです。生かせるようになるまでは、結構たいへんなんですよね。奄美の民謡で独特なのは、ファルセットに行くところですね。日本全国の民謡を見ても、ファルセットを使うのは、奄美の民謡しかないんです。
民族音楽では、奄美の民謡と近い発声法のものが多いですよ。インドネシアの民謡やモンゴルのオルティンドーという民族音楽とか。チベットの歌い方も近いものがありますね。なんかそういう発声法を聴くと、反応するんですよね。”あ、似ている!”って。それで、後で調べてみたりしています。」
ポップスに奄美のこぶしをつけるのは画期的ですよね?
「カラオケで人の歌を歌う時でも、思わず、こぶしつけちゃうんですね。あった方がきれいだなみたいな。こぶしをなくすと抑えられている感じになっちゃうんです。こぶしが合わない曲もあって、それは自分の中で精査しています。」
どこでこぶしを回すのかっていうのは、その人のセンスなんですよね。ここで回しましょうというのもないそうですね。
「奄美の民謡を歌う時も、別にこだわらなくていいんです。決まりがあるわけではないんですね。」
中さんの歌声を生で聴きたい方に朗報です。10月からライブツアーがあります。詳しくは、中孝介さんのオフィシャルサイトをご覧ください。来週は、6月17日リリースのアルバム『ベストカバーズ 〜夏目友人帳〜』について伺います!お楽しみに!