AKANE　LIVさん『LIV』
平原綾香さん『Winter Songbook』
どちらも素敵なアルバムです。

平原綾香さんのニューアルバム『Winter Songbook』リリースされました。大切な方へのプレゼントとしても使ってほしいというコンセプトのこのアルバム、ぜひ、クリスマスのプレゼントとして活用していただければと思います。番組まで感想送ってくださいね。お待ちしています。

11月のヴィーナス・ラウンジのゲストはAKANE LIVさんです。
11月のヴィーナス・ラウンジのゲストはスウェーデン出身の元タカラジェンヌ・AKANE LIVさんです。今週は「シンフォニー」についてお伺いしました。

AKANE LIVさんにとってシンフォニーはどんな意味合いを持つんでしょうか？
「シンフォニックメタルというジャンルをやっているので、オーケストラとかクワイアが入ってくるというイメージがありますね。」

シンフォニックメタルというのは、聖母マリアから血が出ているみたいなイメージ？
「すばらしいですね！そのイマジネーション！そんなPV作ってみたい（笑）でもそんな感じですね。天使と悪魔が共存しているような感じなので、前にアルバムでBLACK LIV、WHITE LIVというものをやったことがあって、ひとつのアルバムの中で、悪魔のような女性もいれば、天使のような声で歌う女性もいるという。そのジャンルって、バンドが結構ヘビーなサウンドなんですよね。ベースとかギターの音とか。ドラムもブラストビートやっているんですけど。その中で、オペラ唱法やクラシック的な感じで私が歌うということが多いですね。」

シンフォニックメタルに行くきっかけですが、先週、教えていただいたナイトウィッシュというバンドの他に、何かありますか？
「音楽やり始めて感じたのが、シアトリカルなんですよね。演劇的要素が結構あって、人間じゃない役をやることが多いんですよ。シンフォニックメタルのジャンルとか、私が書く歌詞もそうだったりするんですけど。神々の戦いだったり、堕天使が出てきたり、そういうキャラクター設定と宝塚で演じていた男役も非現実的な部分で重なるところが多いので、表現しやすいんですよね。舞台でも女優としての活動も平行しているので、演じるという部分と、シンフォニックメタルのステージに出る自分が重なるところがあって、自然に引き寄せられた気持ちがしますね。」

今回のアルバム『LIV』はシンフォニックメタルのような雰囲気の曲もあるけど、基本、AKANE LIVさんの歌声ですよね。ストレス発散になるのは、シンフォニックメタルの方ですか？
「そうですね。今回初めて、Jeff Miyaharaさんというポップスのプロデューサーとしても活躍されている方と一緒にやらせてもらったんですけど、ポップスの歌い方が全然やったことない感じだったので、どうAメロを歌っていいかわからなくて。シンフォニックメタルはバンドがブワーって盛り上げたところで、さあどうぞ！って歌の登場になるんですけど、アレンジが本当にシンプルなので、その中でAメロから自分の歌と歌詞で、リスナーの皆さんをちゃんと物語に引き込むというのがこんなに難しいんだと。ポップスの歌手の方への尊敬度が増しましたね。宝塚時代のように舞台の照明、衣装や化粧はなしで、レコーディングの裸の状態で伝えなくちゃいけないというのが、新しいジャンルへの挑戦でしたね。」

今回のアルバムは誰もが知っている有名なクラシック曲をアレンジした作品になっていますね。選曲は自分でなさったんですか？
「そうなんですよ。やりたいなという曲をそれぞれプロデューサーさんや作曲家さんにお渡しして、その中から選んでもらったんです。イタリア歌曲みたいなものを入れようかと迷ったんですが、自分の音域の幅の広さを生かすんだったら、オーケストレーションの楽曲を選んだ方がおもしろいかなと思って。」

ショパンも入っているし、ベートーヴェン、それからヴィヴァルディも！
「ヴィヴァルディの『四季』がすごく好きなんです。特に『夏』と『冬』。どうもシンフォニックメタルをやっているぐらいだから、ドラマチックなもの好きなんですよね。崖っぷちで歌っちゃうみたいな。」

クラシックの魅力は？
「忘れられないフレーズって必ずあるし、楽器によって、全然聴こえ方が違ってくるから、そこがすてきで、いいなって思いますね。歌うとまた違いますし、バイオリンやチェロが加わったりすると、広がりがいろんなパターンを楽しめますね。」

AKANE LIVさんの最新情報はAKANE LIVのオフィシャルサイトをご覧ください。来週は、気になるプライベートについてお話を伺います。お楽しみに！