森永乳業 presents 平原綾香のヒーリング・ヴィーナス

平原綾香

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ON AIR REPORT 毎週ゲストをお招きして、その方ならではのパーソナルな“音楽の世界”を辿ります。

08/31坂崎幸之助さんとビートルズのナンバーをスペシャルセッション

2014/8/31 update
平原綾香さん&坂崎幸之助さん

今日で8月も終わりですが、夏、満喫できていますか?
平原さんは先日、とてもおいしいものを食べました。それは、夏と言えば楽しみにしている冷製トマトのカッペリーニです。
それから、中華版カッペリーニみたいな、冷製トマト乾伴麺もすごくおいしかったそう。ごま油が効いてて、刻んだタマネギが入っていて、冷やし中華とかとはまた違う酸っぱさ。お酢好きとしては、たまらなくおいしかったと絶賛していました。これも夏季限定なので、もう食べられない思うと残念ですが、いつかまた食べたいとそうです。
皆さんもこの夏の間にやっておきたいこと、まだ間に合うんだったらやりたいこと、もしあったらメッセージくださいね。

ヴィーナス・ラウンジのゲストはTHE ALFEE 坂崎幸之助さん
8月のゲストは今年デビュー40周年!THE ALFEEの坂崎幸之助さんです!今週は、坂崎さんをお迎えしての、ファイナルウィークです。先週も熱く語っていただきました、ビートルズのナンバーを3曲、スペシャルセッションしました。

大先輩の坂崎さんと『イン・マイ・ライフ 』、『イマジン』、『イエスタデイ』、3曲セッションさせていただきます。
「『イン・マイ・ライフ 』は間奏でピアノが入りますが、今日はピアノないんですけど。あのピアノはプロデューサーのジョージ・マーティンが弾いているんですよね。すごく音がカリッとしているのと、最後の歌に入る前、音が下がって行くのが、みんなコピーするの大変と聞くんです。実はですね、あれは半分のテンポで1オクターブさげてピアノ弾いているんですね。テンポを戻すと、1オクターブ上がるわけですよ。それであの音になっているという。

そういうことをよくビートルズはやっていましたね。テープで遊ぶみたいな。おもしろいね。あの時代だからこそ、というのもあるだろうな。今みたいに、いくらでもトラック使ってさ、できるレコーディングシステムだったら、あんな名曲生まれなかったかもしれないね。限られた4トラックとか8トラックの中で、ぎりぎりのところで設計図書きながらやっているわけだよね。先にこれ録らないと、アナログだからダビングしていくと、だんだん音悪くなるからとかさ。マルチを考えたのもビートルズですからね。それまでは”せーの”でしか録れなかったのに、もうちょっとこれを重ねたいと。2台でシンクロさせてやり出したんだけど、それを1台で、マルチトラックにしていったというのも、ビートルズの発想だという話も聞いたよ。

あと、バスドラムの皮を取っちゃって、中にマイクと突っ込んだのもビートルズが最初。いまじゃ普通にやってるけどね。その時、やろうと言った若いヤツがEMIの社員だった技術の人たちに、だいぶ怒られたらしいですけどね。でも、自分はビートルズが喜んでくれると思うと言ってやったら、メンバーがプレイバックした音を聴いて、”すごい!!”と。

暴露本みたいなものが出ているんです。ジェフ・エメリックという、ジョージ・マーティンのアシスタントだったエンジニアがいてね。彼が本を出しています。エピソードがいっぱい書いてある。
一番最初にレコーディングしたのが『トゥモロー・ネバー・ノウズ』という曲で、ジョン・レノンが歌入れした後に、”ジェフくん、あとはダライ・ラマが山の上で歌っているような感じにしておいて”と言って、帰っちゃったんだって。すごく悩んだんだけど、レスリースピーカーのという、ぐるぐる回転するスピーカーをマイクつけて、それに歌に使ってやったら、ジョンが次の日、”これでオッケーだよ”って。
そうやって、ジョンは意外に抽象的なことを言って帰るんですって。ポールは具体的なこと言って帰るんですって。おもろいでしょ?」

他にも『イエスタデイ』の仮題は、『スクランブル・エッグ』だったなどなど、ビートルズ秘話をたくさん教えていただきました。坂崎さんのお話を聴いてから、曲を聴くと、また違った楽しみ方ができそうですよね!

今日は3曲、一夜限りのスペシャルセッションをお届けしましたが、いかがでしたか?
平原さんみたいな歌の上手な人のバックで弾けると気持ちがいいと坂崎さんもご満悦でした。

最後に改めて、坂崎さんからお知らせです。8月26日リリースのニューシングル『英雄の詩』と6月18日リリースのアルバム『Alfee Get Requests!2』との連動企画があります。詳しくはTHE ALFEE オフィシャルサイトをチェックしてください。

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