森永乳業 presents 平原綾香のヒーリング・ヴィーナス

平原綾香

MESSAGE

ON AIR REPORT 毎週ゲストをお招きして、その方ならではのパーソナルな“音楽の世界”を辿ります。

07/13ゴスペラーズ 黒沢さん、安岡さんがアカペラで歌おうと思ったきっかけ

2014/7/13 update
平原綾香さん&ゴスペラーズ 黒沢薫さん、安岡優さん

平原さんデザインのツアーグッズ、大好評です。慣れないPhotoshopと格闘しながら、がんばりました。平原さんが描いたイラスト入りの湯のみは特に人気です。『JOYFUL JOYFUL』をライブで歌う時、”yeah, you know me”って言うのがあるんですけど、その”you know me”を”湯のみ”にしたんですって。KUMA-yaのイラストが描かれていて、かわいいですよ。ぜひ、チェックしてくださいね。平原綾香オフィシャル通販

ヴィーナス・ラウンジのゲストはゴスペラーズ 黒沢薫さん、安岡優さん
今月のゲストはゴスペラーズ 黒沢薫さん、安岡優さんです。今週は、ゴスペラーズとは切っても切れないアカペラについて、いろいろ教えていただきました。

アカペラで歌おうと思ったきっかけは?
黒沢さん「僕は高校の時から聴いていたんですけど、きっかけがちょっと特殊で、山下達郎さんの1人アカペラ。多重録音のアカペラアルバムを出しましたよね。それが一番最初に聴いたアカペラなんです。アカペラだと思って聴いたアカペラっていうことね。”へ〜。人の声だけで音楽ができるんだ”って思ったのが最初で。うちのリーダーにアカペラやろうぜって誘われた時に、達郎さんがカバーしていた、ドゥーワップの曲だったから歌えたんです。そこから、僕のアカペラ人生がスタートしました。達郎さんには足を向けて寝られませんね、本当に。」

安岡さん「もともとハーモニーが好きで、そんな中でアカペラだと思って聴いてなかったんだけど、スターダストレビューの『CHARMING』というアルバムをうちのお兄ちゃんが買ってきて、それを夢中になって聴いたんですよね。リードボーカルはもちろんですけど、その追っかけてハモるハーモニーパートとか、これも歌いたいけど、1人じゃ全部歌えないじゃんと思っていたわけです。高校生になって、山下達郎さんが日本に紹介してくれた、14 Karat Soulっていうアメリカのグループを友達に教えてもらって、それはアカペラだと思って聴いていたんですけど、かっこいいと思っていました。
大学に入ったら、単純に音楽サークルに入りたいなぐらいにしか思ってなかったんですよ。勧誘の時期に、アカペラサークルの人たちがストリートパフォーマンスをしていたんですね。それが当時のゴスペラーズだったんです。黒沢さんがリーダーやっていた黒バンというグループが歌っていたんですが、黒沢さんがリードボーカルで歌っていて、メンバーには酒井さんもいて、僕が知っている14 Karat Soulの何かを歌っていたと思うんですね。歌っていない先輩に、”僕、これ知っていますよ”って、ざっくり話をしていたら、歌い終わった黒沢さんがパパーッと寄って来て、”何?お前、知っているの?歌えるの?じゃ、歌って!”と僕に言って、そこにいたメンバーがバックコーラスをしてくれて、いきなり僕、そこでライブやったんです。」

黒沢さん「あのね、人前で歌えるかどうかって当時のサークルにとって重要だったんです。その時に、歌えるんじゃないかなと思ったら、やっぱり歌ってくれて。」

アカペラ始めたいけど、なかなか踏み出せない人はいると思うんですが、まず第1歩は?
黒沢さん「アカペラの第1歩は仲間を見つけることですね。これ一番重要です。今は音楽ソフトがあるんで、一人多重でできると思うんですけど…。」

安岡さん「アカペラの一番の楽しさは、ハモっている時に、自分と誰かの間にある音が一番気持ちがいいので。お互いの音がぶつかった空気みたいなところが、機械じゃやっぱり、同じものは得られなくて。人の声だけで歌えるんだから、どこでも歌える。だからこそ、一番大事なのは大きな声を出すことなんです。聴く側からすると、聴こえない音は存在しないんですよ。それには想いも情熱も存在しないので。誰かに聴こえる大きな声で歌うことですね。」

どうやって練習したんですか?
黒沢さん「最初は本当に普通にカバーとかを耳コピして、譜面を書いてきて、音を確かめながら歌って、”ここのハーモニー難しいよね、みんなでここだけハモってみようか?”っていう、地道な練習。それは、今も変わんないね。場所は教室もいっぱいあったし、学生会館っていう、学生が使っていいスペースがあったんですよ。そこで練習できたんです。」

安岡さん「どこも借りられない時は、公園とか。準備も道具もいらないですから。
マイクを通さなくても聴こえる声で歌いなさいというのが第一歩ですね。」

デビュー20周年を迎える今年は、いつもに増して、ゴスペラーズのアカペラが生で聞けるチャンスも目白押しです。詳しくはゴスペラーズのオフィシャルサイトをご覧ください。来週は普段聞いている音楽など、プライベートな話についてお伺いします。お楽しみに!

  • mixiでシェアする